N1 Service Provisioning System 4.1 ユーザーガイド

コンポーネント型の操作

はじめに

コンポーネント型は、コンポーネントによって参照されるソース項目の処理方法を制御する、ユーザー定義可能なオブジェクトです。 コンポーネント型オブジェクトは、ファイル、ディレクトリ、設定などのソース項目の収集ならびに配備を管理する、もう 1 つのコンポーネントです。

すべてのコンポーネントのコンポーネント型属性に、何らかのコンポーネント型を設定する必要があります。 定義済みのコンポーネント型を持たないコンポーネントのコンポーネント型は、untyped になります。

単純コンポーネントによって参照されるファイル、ディレクトリ、その他のツリー構造は、コンポーネント内の別々の部分として管理されます。 たとえば、プロビジョニングソフトウェアが参照ソース項目として管理する IIS アプリケーションがあるとします。このアプリケーションには、次の項目が含まれます。

ファイルやディレクトリといった、コンポーネントによって参照される項目の一部は、ゴールドサーバーまたはデータソースから簡単にコピーできます。 一方、IIS Web サイト設定や Windows レジストリエントリなどは、データソースからきちんとした方法で抽出する必要があります。そうしないと、独立した管理可能エンティティとして操作することはできません。 プロビジョニングソフトウェアは、組み込み型のコンポーネント型から、J2EE アプリケーションや Windows アプリケーションで使用される一般的なソース項目を識別し、コンポーネントのソースとして使用したいデータをスマートかつ確実に抽出することができます。さらに、こうしたコンポーネントソースをリポジトリに格納し、ソース項目を正しい場所にインストールすることができます。

コンポーネントに手続きが含まれる場合、その手続きは「Components Details」ページに表示されます。たとえば、Web サーバーが稼動しているかどうかをテストする手続きなどがあります。

プロビジョニングソフトウェアには、一般的なコンポーネント型が多数組み込まれています。 組み込みコンポーネント型の詳細については、「組み込みコンポーネント型」を参照してください。

コンポーネント型のチェックイン

リソースのチェックインとは、特定の場所 (ゴールドサーバー上のディレクトリなど) からソフトウェアの特定部分をコピーし、特定の名前、バージョン番号、リソース型でリポジトリに格納する処理のことを指します。

リソース型はリソースの形式、多くの場合リソースの機能を表します。 リソース型の例として、ファイル、ディレクトリ、IIS Web サイト設定、COM+ アプリケーションなどがあります。 リソース型の一覧は、「組み込みコンポーネント型」を参照してください。

リソースリポジトリは、階層型の名前空間を使用します。 この名前空間内では、個々のリソースは一意のリソース名とバージョン番号で識別されます。

cdb.rsrc.ci は、リソースをチェックインする CLI コマンドです。 cdb.rsrc.ci を使ってリソースをチェックインするときは、リソースのソースの場所、リポジトリ内のリソースの格納先 (階層型の名前)、リソース型を指定します。リソースのソースの場所は -src 引数、リポジトリ内のリソースの格納先は -dst 引数、リソース型は -type 引数で指定します。

1 つのリソースを複数のコンポーネントで使用することもあります。 cdb.rsrc.ci でチェックインしたリソースには、特定のコンポーネントは関連付けられません。

拡張制御サービス

リソースまたはコンポーネント関連のソフトウェア操作を実行する手続きを「拡張制御サービス」と呼びます。 汎用制御サービスについては、「汎用拡張制御サービス」を参照してください。

組み込みコンポーネント型

組み込みコンポーネント型を使用すると、WebLogic、Windows、J2EE などの一般的なアプリケーションコンポーネントの多くを簡単にモデリングできます。また、インストール、アンインストール、エクスポート、スナップショットなどの操作を特定のリソースに自動的に関連付けることができます。

表 5–6 組み込みコンポーネント型の一覧

すべての WebLogic 

WebLogic Enterprise アプリケーション 

WebLogic Web アプリケーション 

WebLogic EJB 

すべての IIS 

IIS アプリケーション 

IIS Web サイトまたは仮想ディレクトリ設定 

IIS グローバル設定 

グローバル ISAPI フィルタ設定 

Web サイト ISAPI フィルタ設定 

すべての Windows 

COM+ アプリケーション 

COM オブジェクト 

レジストリキー 

Windows レジストリファイル 

データソース名 

Windows Installer ファイル (.msi) 

Windows バッチファイル 

Windows スクリプティングホストスクリプト 

すべての UNIX 

Symbolic Link 

RPM ファイル 

ファイル 

ディレクトリ 

コンテナ 

型なし (untyped) 

コンポーネント型: ファイル

ターゲットマシンから取得した untyped の単一のファイルを表します。 プロビジョニングソフトウェアは、ファイルを直接配備します。特別な事後処理はありません。 ファイルにもシステムコンポーネントがありますが、インストール、スナップショット、アンインストールの機能はシステムに組み込まれており、コンポーネント XML では表現されません。

ブラウズ (Browsing)

表 5–7 ファイルのブラウズ操作

 

Unix 

ウィンドウ 

ルートパス 

"/” 

ホストまたはドライブ文字にマップされたネットワーク共有上の物理ドライブの一覧。 リムーバブルメディア (フロッピーディスク、CD、Zip など) は含まれない 

区切り記号 

"/” 

"\” 

順序 

アルファベット順 (ディレクトリが先) 

選択型 

チェックインするファイルを 1 回選択。 ディレクトリをダブルクリックするとその内容が表示される 

サンプルパス 

/foo/foo.txt 

C:\foo\foo.txt 

フィルタ 

なし 

特記事項 

リンクはローカル名とポイント先の場所を表示する 

例: "foo->/usr/bar” 

 

拡張制御手続き

表 5–8 ファイル拡張制御手続き

名前 

パラメータ 

説明 

削除 (Delete) 

path: ディスク上のファイルの完全パス 

ファイルシステムからファイルを削除する。 プラットフォームに依存せずにファイルを削除できる 

コンポーネント型: ディレクトリ

ターゲットマシンから取得した untyped のファイルやフォルダの集合を表します。 ディレクトリにもシステムコンポーネントがありますが、インストール、スナップショット、アンインストールの機能はシステムに組み込まれており、コンポーネント XML では表現されません。

ブラウズ

表 5–9 ディレクトリのブラウズ操作

 

Unix 

ウィンドウ 

ルートパス 

"/” 

ホストまたはドライブ文字にマップされたネットワーク共有上の物理ドライブの一覧。 リムーバブルメディア (フロッピーディスク、CD、Zip など) は含まれない 

区切り記号 

"/” 

"\” 

順序 

アルファベット順 (ディレクトリが先) 

選択型 

チェックインするディレクトリを 1 回選択。 ディレクトリをダブルクリックするとその内容が表示される 

サンプルパス 

/foo/foo 

C:\foo\foo 

フィルタ 

なし 

特記事項 

リンクはローカル名とポイント先の場所を表示する 

例: "foo/->/usr/bar/” 

 

拡張制御手続き

表 5–10 ディレクトリ拡張制御手続き

名前 

パラメータ 

説明 

削除 (Delete) 

path: ディスク上のディレクトリの完全パス 

ファイルシステムからディレクトリを削除する。子ディレクトリも再帰的に削除される。 プラットフォームに依存せずにディレクトリを削除できる 

IIS 型の基本情報

次の 4 つの IIS 型の実装は共通しています。 いずれも、IIS メタベースへのデータのエクスポート、インストール、同メタベースからのデータの削除を行います。 結果的に、これらの機能、形式、エラーは共通のものとなります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

4 つの IIS 型はいずれも、メタベースのセクションを XML 形式で保存します。 現在の XML 形式は NTACL 型のメタベースプロパティ (AdminACL など) をサポートしていません。これらのプロパティは、メタベースの読み取り / 書き込み時に無視されます。 IPSec 型のプロパティ (IPSecurity) は直列化オブジェクトとして書き出されます。したがって、直接参照する方法でも、差分を参照する方法でも、その内容をユーザーの目で読み取ることはできません。

M-I 差分

スナップショットを作成すると、メタベースの現在の状態が XML ファイルにエクスポートされます。 M-I 差分を実行すると、メタベースの状態が再エクスポートされ、元の XML ファイルと比較されます。 これらのファイルの差分生成には、標準 XML 差分生成ツールが使用されます。

エラー条件

表 5–11 IIS 型の基本的なエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール / エクスポート 

IIS が存在しないか、バージョンが不正 

インストール / エクスポートに失敗 

インストール / アンインストール 

リモートエージェントに管理者特権がない 

インストール / アンインストールに失敗 

IIS Web サイトまたは仮想ディレクトリ設定

IIS Web サイトまたは仮想ディレクトリの設定を表します。 このリソース型に含まれるのは、Web サイトまたは仮想ディレクトリの設定だけです。 Web サイトのコンテンツは別のリソースとしてチェックインする必要があります。

ブラウズ

表 5–12 IIS 型の基本的なブラウズ操作

ルートパス 

ターゲットシステム上の Web サイトの一覧 

区切り記号 

"\” 

順序 

Web サイトと仮想ディレクトリはメタベース内と同じ順序で表示される。 この順序は IIS コントロールパネルの表示順に一致しており、アルファベット順ではない 

選択型 

Web サイトまたは仮想ディレクトリを 1 回選択。 Web サイトの選択は再帰的に行われる。 Web サイトをダブルクリックすると、その Web サイトの下の仮想ディレクトリの一覧が表示される 

サンプルパス 

Website1\VirturalDir2 

フィルタ 

なし 

インストール

インストールは、XML ファイルを読み取り、ターゲットシステムのメタベースにインポートすることで行われます。 同じ名前の Web サイトが存在する場合、既存の名前は新しい名前で上書きされます。 システム上に同じ名前の Web サイトが複数存在する場合、最初に検出されたものが削除され、上書きされます。

特殊な例として、untyped のキー、untyped のノード (詳細は下記参照)、SSL 証明書があります。これらは配備されません。 ターゲット上の IIS 内に SSL 証明書の設定 (SSLCertHash と SSLStoreName) が存在する場合、配備時に保護されます。これらが存在しない場合は、追加されません。

配備 (または再配備) 後にセキュアサイトを使用するには、IIS を再起動する必要があります。

アンインストール

ターゲットシステムから Web サイト全体を削除します。 Web サイトの下のすべての仮想ディレクトリは、プロビジョニングソフトウェアでインストールされたかどうかに関係なく削除されます。 設定を使用する仮想ディレクトリが 1 つしかない場合、このディレクトリだけが削除されます。このディレクトリの上位のサイトは削除されません。 アンインストールのマッチングは名前で行われます。したがって、システム上で最初に検出された同じ名前の Web サイトがアンインストールされます。 この処理が完了すると、インストール時に使用された XML ファイルは削除されます。

コンポーネント型: IIS グローバルフィルタ設定

グローバル ISAP フィルタ設定を表すリソース型です。 このリソース型に含まれるのは、IIS グローバルフィルタの設定だけです。 フィルタを実際に実装する DLL は別途インストールする必要があります。

ブラウズ

表 5–13 IIS グローバルフィルタ設定のブラウズ操作

ルートパス 

ターゲットシステム上のグローバルファイルのフラットな一覧 

区切り記号 

なし 

順序 

フィルタは、メタベース内と同じ順序で表示される。 この順序は「IIS Control」パネルに表示される順序に対応する。 アルファベット順ではない。 

選択型 

フィルタを 1 回選択。 フィルタは展開できない 

サンプルパス 

Filter1 

フィルタ 

なし 

インストール

インストールは、XML ファイルを読み取り、ターゲットシステムのメタベースにインポートすることで行われます。 ターゲットマシン上に同じ名前のフィルタ設定が存在する場合、既存の名前は新しい名前で上書きされます。

アンインストール

ターゲットシステムからフィルタ設定が削除されたあと、インストール時に使用された XML ファイルが削除されます。

コンポーネント型: IIS Web サイトフィルタ設定

このリソース型に含まれるのは、Web サイトフィルタの設定だけです。 フィルタを実際に実装する DLL は別途インストールする必要があります。

ブラウズ

表 5–14 IIS Web サイトフィルタ設定のブラウズ操作

ルートパス 

システム上の Web サイトの一覧 

区切り記号 

順序 

フィルタは、メタベース内と同じ順序で表示される。 この順序は「IIS Control」パネルに表示される順序に対応する。 アルファベット順ではない。 

選択型 

Web サイトのフィルタの一覧を表示するには、まず Web サイトを展開する必要がある。 チェックインの対象としては、すべての Web サイトフィルタまたは個々のフィルタを選択可能 

サンプルパス 

Website1\filter1 

フィルタ 

なし 

インストール

インストールは、XML ファイルを読み取り、ターゲットシステムのメタベースにインポートすることで行われます。 ターゲットマシン上に同じ名前のフィルタ設定が存在する場合、既存の名前は新しい名前で上書きされます。

アンインストール

ターゲットシステムのメタベースからフィルタ設定が削除されたあと、インストール時に使用された XML ファイルが削除されます。

コンポーネント型: IIS グローバル設定

グローバル IIS 設定を表すリソース型です。

ブラウズ (Browsing)

表 5–15 IIS グローバル設定のブラウズ操作

ルートパス 

ターゲットシステム上のグローバル設定の一覧 

区切り記号 

なし 

順序 

設定は、メタベース内と同じ順序で表示される 

選択型 

チェックインする設定を個別に 1 回だけ選択。 子設定は存在しないので、設定の展開はできない 

サンプルパス 

AspCacheSize 

フィルタ 

なし 

インストール

インストールは、XML ファイルを読み取り、ターゲットシステムのメタベースにインポートすることで行われます。 ターゲットシステム上の設定は上書きされます。

アンインストール

グローバル設定はアンインストールできません。 アンインストールを実行しても、インストール時に使用された *.XML ファイルが削除されるだけで、ターゲットシステムに何ら影響はありません。

コンポーネント型: COM+ アプリケーション

COM+ アプリケーションを表すリソース型です。 COM+ アプリケーションはモノリシックな単位として扱われます。 設定およびコンテンツはグループとしてインストールされます。

ブラウズ (Browsing)

表 5–16 COM+ アプリケーションのブラウズ操作

ルートパス 

システム上の COM+ アプリケーションの一覧 

区切り記号 

なし 

順序 

アルファベット順 

選択型 

チェックインする COM+ アプリケーションを 1 回選択。 COM+ アプリケーションは子アプリケーションを持たないので展開はできない 

サンプルパス 

FM Stocks 

フィルタ 

なし 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

COM+ アプリケーションは、COM+ Admin SDK を使用して Windows Installer File (*.MSI) にエクスポートされます。

M-I 差分

COM+ アプリケーションは MSI ファイルとしてターゲットシステムに再エクスポートされ、アプリケーションのインストール時に使用した MSI ファイルと比較されます。 M-I 差分は、差異が存在すること、つまり 2 つのバイナリファイルの内容が異なっていることを示すだけです。差異の内容が具体的に示されるわけではありません。

インストール

アンインストール

COM+ アプリケーションをアンインストールするには、このアプリケーションのインストール時に使用した MSI を使用します。具体的には、次のコマンドを実行します。


msiexec /qn /x <path to msi file>

コマンドの実行が完了すると、ターゲットシステムから msi ファイルが削除されます。

エラー条件

表 5–17 COM+ アプリケーションのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

同じ名前の COM+ アプリケーションが存在しており、サービスまたは依存サービスを停止できない 

インストールに失敗 

アンインストール (Uninstall) 

インストールに使用した MSI ファイルを使用できない 

アンインストールに失敗 

インストール / アンインストール 

リモートエージェントに管理者特権がない 

インストール / アンインストールに失敗 

拡張制御手続き

表 5–18 COM+ アプリケーション拡張制御手続き

名前 

パラメータ 

説明 

startApp 

appName: COM+ アプリケーションの完全名 

サービスとして実行される COM+ アプリケーションを起動 

stopApp 

appName: 停止する COM+ アプリケーションの完全名 

COM+ アプリケーションとすべての依存サービスを停止 

stopRouter 

なし 

COM+ ルーティングサービスを停止 

startRouter 

なし 

COM+ ルーティングサービスを開始 

installAsUser 

rsrcSrcPath: COM+ アプリケーションの名前 

rsrcInstallPath: アプリケーションを表す msi ファイルのパス 

userID: アプリケーションを実行するユーザー 

password: そのユーザーのパスワード 

特定のユーザーとして実行される COM+ アプリケーションのインストールを許可 

コンポーネント型: COM コンポーネント

COM コンポーネントを表すリソース型です。

ブラウズ (Browsing)

表 5–19 COM コンポーネントのブラウズ操作

ルートパス 

標準のファイルブラウザを使用 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.ocx. *.dll 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

COM コンポーネントはネイティブ形式のファイルとして格納されます。

M-I 差分

COM コンポーネントは、バイナリファイルとして、インストール時に使用したファイルと比較されます。 M-I 差分は、差異が存在すること、つまり 2 つのバイナリファイルの内容が異なっていることを示すだけです。差異の内容が具体的に示されるわけではありません。

インストール

dll に COM コンポーネントを登録するには、次のコマンド行呼び出しで Regsvr32 を呼び出します。


regsvr32.exe /s <file path>   

アンインストール (Uninstall)

dll に COM コンポーネントを登録解除するには、次のコマンド行呼び出しで Regsvr32 を呼び出します。


regsvr32.exe /s /u <file path>   

登録解除後、dll はターゲットシステムから削除されます。

エラー条件

表 5–20 COM コンポーネントのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

.dll または .ocx に COM コンポーネントが含まれていない 

インストールに失敗 

アンインストール (Uninstall) 

.dll または .ocx に COM コンポーネントが含まれていない 

アンインストールに失敗 

コンポーネント型: レジストリキー

このリソース型は、レジストリキーとその値を表します。

ブラウズ (Browsing)

表 5–21 レジストリキーのブラウズ操作

ルートパス 

5 つのメインレジストリルートの一覧: 

HKEY_LOCAL_MACHINE 

HKEY_CLASSES_ROOT 

HKEY_CURRENT_USER HKEY_USERS 

HKEY_CURRENT_CONFIG 

区切り記号 

順序 

設定はレジストリナイト同じ順序で表示される 

選択型 

チェックインする個々のキーを 1 回だけ選択。 選択したキーとその子全部がチェックインされる キーをダブルクリックすると、値が見つかるまでレジストリの下位が再帰的にチェックされる。 値の名前は表示されるが値の内容は表示されない。 値は個別にエクスポート可能 

サンプルパス 

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Example\Key 

フィルタ 

なし 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

レジストリキーは XML ファイルにエクスポートされます。

M-I 差分

スナップショットを作成すると、レジストリキー (とその子) の現在の状態が XML ファイルにエクスポートされます。 M-I 差分を実行すると、レジストリキーの状態が再エクスポートされ、元の XML ファイルと比較されます。 標準 XML diff comparator はこれらのファイル間の差分を生成するのに使用されます。

インストール

レジストリを表す XML ファイルは、execJava によって読み取られ、ターゲットシステムにインポートされます。 ターゲットシステム上の既存のキーと値はすべて上書きされます。

アンインストール

execJava 実装は、エクスポートされたキーのルートの下にあるすべてのキーと値を削除します。 ルートが値の場合、この値が削除されます。

エラー条件

表 5–22 レジストリキーのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール / アンインストール 

リモートエージェントに管理者特権がない 

インストール / アンインストールに失敗 

コンポーネント型: レジストリファイル

レジストリファイルは Regedit によって生成され、メタベースへのエクスポートを表します。 *.reg ファイルはテキスト形式で、レジストリに追加またはレジストリから削除するキーおよび値を指定します。

ブラウズ (Browsing)

表 5–23 レジストリファイルのブラウズ操作

ルートパス 

 

 

標準のファイルブラウザを使用 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.reg 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

COM コンポーネントは、ファイルとして格納されます。ファイルの形式は、ネイティブのテキストファイル形式になります。

M-I 差分

*.reg ファイルの M-I 差分機能はサポートされていません。 インストール時にスナップショットは作成されません。したがって、M-I 差分の実行時に差分は生成されません。 レジストリの変更の差分を取りたい場合は、組み込みのレジストリキー型を使用することをお勧めします。

インストール

*.reg ファイルの変更内容をレジストリに書き込むには、Regedit /s <file path> を呼び出します。

アンインストール

アンインストールを実行しても、削除されるのはインストール時に使用した *.reg ファイルだけです。 reg ファイル内のレジストリキーに影響はありません。 レジストリのアンインストールを行いたい場合は、組み込みのレジストリキー型を使用することをお勧めします。

エラー条件

表 5–24 レジストリファイルのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

*.reg ファイルの regedit の形式が不正 

インストールに失敗 

インストール (Install) 

エージェントが、*.reg ファイルで指定されたレジストリセクションに対する書き込み権を持っていない 

インストールに失敗 

コンポーネント型: データソース名

DSN エントリは、データベース接続を確立するための ODBC 設定を表します。 この設定は、「Data Source Administrator」コントロールパネルから編集可能です。 実際の設定は、レジストリ内の特定の場所に格納されます。 したがって、「データソース名」リソース型は「レジストリキー」リソース型の上に構築されます。 DSN のインストール、エクスポート、アンインストールは、レジストリキーリソースハンドらの機能を直接利用して行われます。 「Data Source Administrator」コントロールパネルにより近い使用感を実現するため、DSN ブラウザにはレジストリブラウザがラップされています。

ブラウズ (Browsing)

表 5–25 データソース名のブラウズ操作

ルートパス 

2 つの DSN ルートの一覧: 

ユーザー 

システム 

区切り記号 

順序 

アルファベット順 

選択型 

「システム」と「ユーザー」のルートをダブルクリックすると、その下の DSN エントリが一覧表示される。 ここから、チェックインするエントリを 1 つ選択する 

サンプルパス 

User/Oracle8 

フィルタ 

なし 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

エクスポートの際、ブラウザは、すべての DSN 設定を含むキーと、レジストリ階層内の同じレベルにある「ODBC Data Sources」キー内の同じ名前の値をエクスポートします。

アンインストール

DSN のアンインストールは、レジストリのアンインストールに基づいて行われます。事前に、削除対象のパスが、使用可能な DSN 設定を表示するために DSN GUI が使用するキーではなく、DSN 設定を含むキーであるという警告が表示されます。 このキーを削除する特別なロジックがあります。 このロジックのセマンティクスは、レジストリのアンインストールのセマンティクスとは若干異なりますが、実行ツールは同じです。

エラー条件

DSN システムコンポーネントは、レジストリシステムコンポーネントのインストールメソッドを直接呼び出します。 実装とエラー内容の詳細については、本書のレジストリキーの説明を参照してください。

コンポーネント型: Windows Installer ファイル (*.msi)

サイレント MSI ファイルを表すリソース型です。

ブラウズ (Browsing)

表 5–26 Windows Installer ファイルのブラウズ操作

ルートパス 

 

 

標準のファイルブラウザを使用 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.msi 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

MSI ファイルはネイティブ形式のファイルとして格納されます。

M-I 差分

Windows Installer ファイルの M-I 差分機能はサポートされていません。 インストール時にスナップショットは作成されません。したがって、M-I 差分の実行時に差分は生成されません。 ROX はインストーラ実行時のアクションを直接認識しません。したがって、何をキャプチャする必要があるのか特定することはできません。

インストール

Windows Installer サービスをターゲットシステムにインポートするには、msi ファイルを指定して次のコマンドを実行します。


misexec /qn /i <file path>  

アンインストール

パッケージをアンインストールするには、インストール時に使用した msi ファイルを指定して、Windows Installer サービスのアンインストールを呼び出します。次のコマンドを使用します。


msiexec /qn /x <file path>  

msiexec の呼び出しが完了すると、msi ファイルは削除されます。

エラー条件

表 5–27 Windows Installer ファイルのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

*.msi が Windows Installer ファイルとして不正 

インストールに失敗 

インストール (Install) 

エージェントがインストールの実行に必要なアクセス権を持っていない 

インストールに失敗 

アンインストール (Uninstall) 

パッケージがすでにアンインストールされている 

アンインストールに失敗 

コンポーネント型: Windows バッチファイル

*.bat ファイルと *.cmd ファイルを表すリソース型です。

ブラウズ (Browsing)

表 5–28 Windows バッチファイルのブラウズ操作

ルートパス 

 

 

標準のファイルブラウザを使用 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.cmd、*.bat 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

Windows バッチファイルは、ファイルとして格納されます。ファイルの形式は、ネイティブのテキストファイル形式になります。

M-I 差分

Windows バッチファイルの M-I 差分機能はサポートされていません。 インストール時にスナップショットは作成されません。したがって、M-I 差分の実行時に差分は生成されません。

インストール

インストール時にバッチファイルが実行されます。

アンインストール

アンインストール時にターゲットシステムから *.bat ファイルが削除されます。

エラー条件

表 5–29 Windows バッチファイルのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

バッチファイルが有効でないか、エラーが含まれている 

インストールに失敗 

コンポーネント型: Windows スクリプティングホストスクリプト

Windows スクリプティングホスト (WSH) スクリプトはテキストファイルです。vbscript (*.vbs) または jscript (*.js) の形式になっているか、XML プロジェクトファイル内に格納されています (*.wsf)。

ブラウズ (Browsing)

表 5–30 Windows スクリプティングホストスクリプトのブラウズ操作

ルートパス 

 

 

標準のファイルブラウザを使用 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.js、*.vbs、*.wsf 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

ファイルとして格納されます。ファイル形式はネイティブのテキスト形式です。

M-I 差分

WSH ファイルの M-I 差分機能はサポートされていません。 インストール時にスナップショットは作成されません。したがって、M-I 差分の実行時に差分は生成されません。

インストール

WSH スクリプトは、次のように cscript.exe によって実行されます。


cscript <file path>  

アンインストール

アンインストール時にターゲットホストからスクリプトファイルが削除されます。

エラー条件

表 5–31 Windows スクリプティングホストスクリプトのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

ファイルが有効な wsf ファイルでないか、エラーが含まれている 

インストールに失敗 

コンポーネント型: IIS Web サイト (IIS 仮想ディレクトリ)

ブラウズ (Browsing)

IIS Web サイト設定ブラウザを使用します。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

複合コンポーネント: IIS Web サイト / VDir 設定、IIS 仮想ディレクトリセット、IIS Web サイトフィルタセット、ディレクトリ

作成時に含まれるエンティティ (上記) が作成され、それぞれ適切にリンクされます。

コンポーネント型: IIS Web サイトフィルタ

ブラウズ (Browsing)

IIS Web サイトフィルタ設定ブラウザを使用します。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

複合コンポーネント: IIS Web サイトフィルタ設定、COM オブジェクト

作成時に含まれるエンティティ (上記) が作成され、それぞれ適切にリンクされます。

コンポーネント型: シンボリックリンク

ブラウズ (Browsing)

標準ファイルブラウザ (エクスポート規則に制限あり) を使用します。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

シンボリックリンクは、リソースを含まないという点で、単純コンポーネント型の中でも特異な存在です。 シンボリックリンクのデータは、変数セット (名前と場所に対して 1 つずつ) としてコンポーネント内に格納されます。

コンポーネント型: WebLogic WAR ファイル

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic Web アプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

このコンポーネントには 2 つの性質があります。 .war アーカイブか、そのアーカイブの展開バージョンです。 したがって、ファイル形式は、.war アーカイブの場合はネイティブのアーカイブファイル形式、アーカイブの分解バージョンの場合はパッケージになります。

M-I 差分

標準ファイル / ディレクトリ MI 差分生成方式を使用します。

インストール

直接インストールすることはできません。 WebLogic Web アプリケーションコンテナの一部としてインストールする必要があります。 ファイルやディレクトリは、インストールパスに基づいてファイルシステムにコピーされ、その後 WL 管理サーバーに登録されます。

アンインストール

直接アンインストールすることはできません。 このファイルまたはディレクトリを削除するには、これらを含む WebLogic Web アプリケーションコンテナをアンインストールする必要があります。

エラー条件

「エラー条件」を参照してください。

コンポーネント型: WebLogic Web アプリケーション設定

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic Web アプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

エクスポート時に管理サーバーからこの Web アプリケーションの設定が読み取られ、カスタム設定ファイルとして格納されます。

M-I 差分

アプリケーションの設定がファイルにインストールされ、配備時に設定を追加したファイルと比較されます。

インストール

直接インストールすることはできません。 WebLogic Web アプリケーションコンテナの一部としてインストールする必要があります。 インストールを実行すると、事前設定済みファイルが読み取られ、すべての設定が管理サーバーに適用されます。

アンインストール

直接アンインストールすることはできません。 このファイルと WebLogic 内の Web アプリケーションの関連設定を削除するには、これらを含む WebLogic Web アプリケーションコンテナをアンインストールする必要があります。 Web アプリケーションに固有の設定以外は削除されません。

エラー条件

表 5–34 を参照してください。

コンポーネント型: WebLogic Web アプリケーション

ブラウズ (Browsing)

2 つのブラウザがサポートされます。 1 つは管理サーバーブラウザです。このブラウザでは、インストールされているアプリケーションとその設定を選択できます。もう 1 つはファイルシステムブラウザです。このブラウザでは、設定を作成せずに WAR ファイルとコンポーネントを選択できます。

管理サーバーブラウザ:

表 5–32 WebLogic Web アプリケーションのブラウズ操作 (管理サーバー)

ルートパス 

管理サーバー上の Web アプリケーションの一覧 

区切り記号 

なし 

順序 

アルファベット順 

選択型 

単一の独立した Web アプリケーション。 

一覧に表示されるのはスタンドアロンの Web アプリケーションのみ。 EAR ファイルの一部になっている Web アプリケーションは表示されない。したがって、一覧から選択することはできない 

サンプルパス 

JChart 

フィルタ 

なし 

ファイルシステムブラウザ:

表 5–33 WebLogic Web アプリケーションのブラウズ操作 (ファイルシステム)

ルートパス 

標準ファイルブラウザを使用 (ディレクトリは有効な選択肢) 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.war 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

複合コンポーネント: WebLogic Web アプリケーションコンテナ

インストール

ターゲットにコンポーネントをインストールしたり、含まれる reg コンポーネントをターゲットの管理サーバーにインストールしたりする WL ターゲット (サーバー / クラスタ) をターゲットにする必要があります。

アンインストール

ターゲットから Web アプリケーションを除外し、現在それ以外のターゲットが存在しない場合は、管理サーバーから 登録コンポーネントを削除します。

エラー条件

表 5–34 WebLogic Web アプリケーションのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

トポロジの設定が正しくない (ターゲットホストが正しいドメインホストをポイントしていない) 

ターゲットに失敗 

インストール (Install) 

ターゲットホストが有効な WL ターゲットでない 

インストールの禁止 

ブラウズ (Browsing) / インストール (Install) / アンインストール (Uninstall) 

資格情報の設定が不正 

操作に失敗 

ブラウズ (Browsing) 

ドメインホスト内のパスの設定が正しくない 

ブラウズに失敗 

コンポーネント型: WebLogic JAR ファイル

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic EJB ブラウザを使ってブラウズします。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

このコンポーネントには 2 つの性質があります。 .jar アーカイブか、そのアーカイブの展開バージョンです。 したがって、ファイル形式は、ネイティブ形式のアーカイブファイルかパッケージになります。

M-I 差分

標準ファイル / ディレクトリ MI 差分生成方式を使用します。

インストール

直接インストールすることはできません。 WebLogic EJB コンテナの一部としてインストールする必要があります。 ファイルやディレクトリは、インストールパスに基づいてファイルシステムにコピーされ、その後 WL 管理サーバーに登録されます。

アンインストール

直接アンインストールすることはできません。 このファイルまたはディレクトリを削除するには、これらを含む WebLogic EJB コンテナをアンインストールする必要があります。

エラー条件

「コンポーネント型: WebLogic EJB」を参照してください。.

コンポーネント型: WebLogic EJB 設定

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic EJB ブラウザを使ってブラウズします。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

エクスポート時に管理サーバーからこの EJB の設定が読み取られ、カスタム設定ファイルとして格納されます。

M-I 差分

EJB の設定がファイルにインストールされ、配備時に設定を追加したファイルと比較されます。

インストール

直接インストールすることはできません。 WebLogic Web アプリケーションコンテナの一部としてインストールする必要があります。インストールを実行すると、事前設定済みファイルが読み取られ、すべての設定が管理サーバーに適用されます。

アンインストール

直接アンインストールすることはできません。 このファイルと WebLogic 内の Web アプリケーションの関連設定を削除するには、これらを含む WebLogic Web アプリケーションコンテナをアンインストールする必要があります。 Web アプリケーションに固有の設定以外は削除されません。

エラー条件

「コンポーネント型: WebLogic EJB」を参照してください。

コンポーネント型: WebLogic EJB コンテナ

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic EJB ブラウザを使ってブラウズします。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

複合コンポーネント: WebLogic JAR ファイル、WebLogic EJB コンテナ

インストール

WL ドメインホストをターゲットにする必要があります。 入れ子のコンポーネントをインストールし、EJB を WebLogic に登録します。 WebLogic EJB のインストール時に再ターゲットの一部としてインストールできます。

アンインストール

WebLogic から EJB を削除し、入れ子のコンポーネントをアンインストールします。

エラー条件

表 5–35 WebLogic EJB コンテナのエラー条件

操作 

条件 

結果 

アンインストール (Uninstall) 

依存 WebLogic EJB がまだインストールされている 

アンインストールに失敗 (依存関係を示すエラーメッセージが表示される) 

コンポーネント型: WebLogic EJB

ブラウズ (Browsing)

2 つのブラウザがサポートされます。 1 つは管理サーバーブラウザです。このブラウザでは、インストールされているアプリケーションとその設定を選択できます。もう 1 つはファイルシステムブラウザです。このブラウザでは、設定を作成せずに JAR ファイルとコンポーネントを選択できます。

管理サーバーブラウザ:

表 5–36 WebLogic EJB のブラウズ操作 (管理サーバー)

ルートパス 

管理サーバー上の EJB の一覧 

区切り記号 

なし 

順序 

アルファベット順 

選択型 

単一の独立した Web アプリケーション。 

一覧に表示されるのはスタンドアロンの EJB のみ。 EAR ファイルの一部になっている EJB は表示されない。したがって、一覧から選択することはできない 

サンプルパス 

companyStoreEJBs 

フィルタ 

なし 

ファイルシステムブラウザ:

表 5–37 WebLogic EJB のブラウズ操作 (ファイルシステム)

ルートパス 

 

 

標準ファイルブラウザを使用 (ディレクトリは有効な選択肢) 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.jar 

複合コンポーネント: WebLogic EJB コンテナ

インストール

ターゲットにコンポーネントをインストールしたり、含まれる reg コンポーネントをターゲットの管理サーバーにインストールしたりする WL ターゲット (サーバー / クラスタ) をターゲットにする必要があります。

アンインストール

ターゲットから EJB を除外し、現在それ以外のターゲットが存在しない場合は、管理サーバーから 登録コンポーネントを削除します。

エラー条件

表 5–38 WebLogic EJB コンテナのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

トポロジの設定が正しくない (ターゲットホストが正しいドメインホストをポイントしていない) 

ターゲットに失敗 

インストール (Install) 

ターゲットホストが有効な WL ターゲットでない 

インストールの禁止 

ブラウズ (Browsing) / インストール (Install) / アンインストール (Uninstall) 

資格情報の設定が不正 

操作に失敗 

ブラウズ (Browsing) 

ドメインホスト内のパスの設定が正しくない 

ブラウズに失敗 

コンポーネント型: WebLogic EAR ファイル

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

このコンポーネントには 2 つの性質があります。 .EAR アーカイブか、そのアーカイブの展開バージョンです。 したがって、ファイル形式は、ネイティブ形式のアーカイブファイルかパッケージになります。

M-I 差分

標準ファイル / ディレクトリ MI 差分生成方式を使用します。

インストール

直接インストールすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナの一部としてインストールする必要があります。 ファイルやディレクトリは、インストールパスに基づいてファイルシステムにコピーされ、その後 WL 管理サーバーに登録されます。

アンインストール

直接アンインストールすることはできません。 このファイルまたはディレクトリを削除するには、これらを含む WebLogic EJB コンテナをアンインストールする必要があります。

エラー条件

表 5–34 を参照してください。

コンポーネント型: WebLogic エンタープライズアプリケーション設定

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

エクスポート時に管理サーバーからこのアプリケーションの設定が読み取られ、カスタム設定ファイルとして格納されます。

M-I 差分

アプリケーションの設定がファイルにインストールされ、配備時に設定を追加したファイルと比較されます。

インストール

直接インストールすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナの一部としてインストールする必要があります。 インストールを実行すると、事前設定済みファイルが読み取られ、すべての設定が管理サーバーに適用されます。

アンインストール

直接アンインストールすることはできません。 このファイルと WebLogic 内の Web アプリケーションの関連設定を削除するには、これらを含む WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナをアンインストールする必要があります。 Web アプリケーションに固有の設定以外は削除されません。

エラー条件

表 5–34 を参照してください。

コンポーネント型: WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナ

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

WebLogic EAR ファイル、WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナ、WebLogic リスト

インストール

WL ドメインホストをターゲットにする必要があります。 入れ子のコンポーネントをインストールし、エンタープライズアプリケーションを WebLogic に登録します。 WebLogic エンタープライズアプリケーションまたは含まれる WebLogic モジュールのインストール時に再ターゲットの一部としてインストールできます。

アンインストール

WebLogic からエンタープライズアプリケーションを削除し、入れ子のコンポーネントをアンインストールします。

エラー条件

表 5–39 WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナのエラー条件

操作 

条件 

結果 

アンインストール (Uninstall) 

依存 WebLogic エンタープライズアプリケーションまたは含まれる WebLogic モジュールがまだインストールされている 

アンインストールに失敗 (依存関係を示すエラーメッセージが表示される) 

コンポーネント型: WebLogic Enterprise アプリケーション

ブラウズ (Browsing)

2 つのブラウザがサポートされます。 1 つは管理サーバーブラウザです。このブラウザでは、インストールされているアプリケーションとその設定を選択できます。もう 1 つはファイルシステムブラウザです。このブラウザでは、設定を作成せずに EAR ファイルとコンポーネントを選択できます。

管理サーバーブラウザ:

表 5–40 WebLogic エンタープライズアプリケーションのブラウズ操作 (管理サーバー)

ルートパス 

管理サーバー上のエンタープライズアプリケーションの一覧 

区切り記号 

なし 

順序 

アルファベット順 

選択型 

単一の独立したエンタープライズアプリケーション 

サンプルパス 

companyStoreAdmin 

フィルタ 

なし 

ファイルシステムブラウザ:

表 5–41 WebLogic エンタープライズアプリケーションのブラウズ操作 (ファイルシステム)

ルートパス 

 

 

標準ファイルブラウザを使用 (ディレクトリは有効な選択肢) 

区切り記号 

順序 

選択型 

サンプルパス 

フィルタ 

*.ear 

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

複合コンポーネント: WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナ

インストール

ターゲットにコンポーネントをインストールしたり、含まれる reg コンポーネントをターゲットの管理サーバーにインストールしたりする WL ターゲット (サーバー / クラスタ) をターゲットにする必要があります。

アンインストール

ターゲットからエンタープライズアプリケーションを除外し、現在それ以外のターゲットが存在しない場合は、管理サーバーから 登録コンポーネントを削除します。

エラー条件

表 5–42 WebLogic エンタープライズアプリケーションのエラー条件

操作 

条件 

結果 

インストール (Install) 

トポロジの設定が正しくない (ターゲットホストが正しいドメインホストをポイントしていない) 

ターゲットに失敗 

インストール (Install) 

ターゲットホストが有効な WL ターゲットでない 

インストールの禁止 

ブラウズ (Browsing) / インストール (Install) / アンインストール (Uninstall) 

資格情報の設定が不正 

操作に失敗 

ブラウズ (Browsing) 

ドメインホスト内のパスの設定が正しくない 

ブラウズに失敗 

コンポーネント型: WebLogic リスト

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

いくつかのカスタムインストール / アンインストール / スナップショットブロックを持つコンテナコンポーネントです。 それ以外の点は、一般的なコンテナコンポーネントと同じです。

インストール

直接インストールすることはできません。

アンインストール

直接アンインストールすることはできません。

エラー条件

含まれる WebLogic モジュール型を参照してください。

コンポーネント型: 含まれる WebLogic Web アプリケーションコンテナ

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

複合コンポーネント:

final の WebLogic WAR ファイルスタブコンポーネントと、デフォルトで WeLogic Web アプリケーション設定コンポーネント (非 final のスタブコンポーネント) を含みます。

このコンポーネントを含む WebLogic リストは、WebLogic エンタープライズアプリケーションに含まれています。この WebLogic エンタープライズアプリケーションには、WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナコンポーネントへの final の compRef も含まれます。

インストール

WLドメインホストにインストールできます。 その結果、WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナもインストールされます。

アンインストール

WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナをアンインストールします。

エラー条件

表 5–43 含まれる WebLogic Web アプリケーションコンテナのエラー条件

操作 

条件 

結果 

アンインストール (Uninstall) 

含まれる依存 WebLogic Web アプリケーションがインストールされている 

アンインストールに失敗 (依存関係を示すエラーメッセージが表示される) 

コンポーネント型: 含まれる WebLogic Web アプリケーション

final の含まれる WebLogic Web アプリケーションコンテナを含む点以外は WebLogic Web アプリケーションと同じです。

コンポーネント型: 含まれる WebLogic EJB コンテナ

ブラウズ (Browsing)

直接ブラウズすることはできません。 WebLogic エンタープライズアプリケーションブラウザを使用する必要があります。

エクスポートされたファイル形式と内部ファイル形式

複合コンポーネント:

final の WebLogic JAR ファイルスタブコンポーネントと、デフォルトで WeLogic Web アプリケーション設定コンポーネント (非 final のスタブコンポーネント) を含みます。

このコンポーネントを含む WebLogic リストは、WebLogic エンタープライズアプリケーションに含まれています。この WebLogic エンタープライズアプリケーションには、WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナコンポーネントへの final の compRef も含まれます。

インストール

WLドメインホストにインストールできます。 その結果、WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナもインストールされます。

アンインストール

WebLogic エンタープライズアプリケーションコンテナをアンインストールします。

エラー条件

表 5–44 含まれる WebLogic EJB コンテナのエラー条件

操作 

条件 

結果 

アンインストール (Uninstall) 

含まれる依存 WebLogic Web アプリケーション 

アンインストールに失敗 (依存関係を示すエラーメッセージが表示される) 

コンポーネント型: 含まれる WebLogic EJB

final の含まれる WebLogic Web アプリケーションコンテナを含む点以外は WebLogic EJB と同じです。