コンポーネントの配備方法は、次の 3 つの中から選択できます。
コンポーネント手続き。1 つのコンポーネントと 1 つのホスト (またはホストセット) を使用する単純なシングル操作に適しています。
プラン。
生成されたプラン。1 つのコンポーネントと 1 つのホスト (またはホストセット) を使用する複数の操作に適しています。
カスタムプラン。複数のコンポーネントと複数のホストを使用する複雑な操作に適しています。
複数のコンポーネントを使用したり、ホスト間での同期が不要な場合は、配備プランは必要ありません。その代わりに、配備するコンポーネントをチェックインしたときに自動生成される直接実行コンポーネント手続きを使用することができます。
ほとんどのコンポーネントには、インストール、アンインストール、スナップショットの各手続きが含まれています。このほかに、制御手続きが含まれている場合もあります。制御手続きは、インストール済みのコンポーネントを管理する機能を持っています。たとえば、アプリケーションの起動または停止などを行うことができます。
ここでは、ブラウザインタフェースを使用してコンポーネントを直接配備する方法について説明します。この手続きの代わりに、次のコマンドを使用することもできます。
pdp.p.genplan – プランを生成します。
pe.p.run – プランを実行します。
このコマンドの詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル』の第 9 章「pdb:プランを管理する CLI コマンド」と『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル』の第 10 章「pe:プランを実行する CLI コマンド」を参照してください。
コンポーネントの配備の詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 プランとコンポーネントの開発者ガイド』を参照してください。
直接実行コンポーネント手続きを使用するには、そのコンポーネントが含まれるフォルダに対して Run Component Procedures アクセス許可を持つユーザーグループに属する必要があります。また、このユーザーが、コンポーネントを配備する予定のホストセットに対して、Allow on Host Set アクセス許可を持っている必要があります。
ナビゲーションメニューから「Components」を選択します。
「Components」ページが表示されます。
コンポーネントの一覧表から、配備するコンポーネントの記述が含まれる行を選択して、「Details」をクリックします。
コンポーネントの「Details」ページが表示されます。
コンポーネント手続きの表から、実行する手続きを選択して、「Run」をクリックします。
プロビジョニングシステムにより、プランが生成されます。生成されたプランは、/system/autogen フォルダに格納されます。
生成されたプランの「Run」ページが表示されます。
「Plan Parameters」領域で、配備するコンポーネントの変数設定を選択します。
このコンポーネントの変数設定が完了している場合は、メニューから適切な設定を選択します。
メニューから選択できる設定がない場合は、「Select From List」をクリックします。
「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。
コンポーネントの配備先を選択します。
「Plan Variables」領域で、設定する変数を構成します。
構成対象の変数の有無は、選択したコンポーネント手続きによって異なります。
「Options」領域で、詳細なプリフライトを行うかどうかを選択します。
このプリフライトでは、Remote Agent 上で実行されるプランの各手順をシミュレートすることにより、以下の処理が正常に行われるかどうかをテストすることができます。
リモートインストール
execNative 呼び出し
ファイル変換
ファイルの削除 (リソースのアンインストール時)
詳細なプリフライトを行うと、実際に運用を開始するまでの準備期間が長くなります。
(省略可能) 同時に実行するホストの数を制限する場合は、フィールドにホスト数を指定します。
あるプランを複数のホストに対して同時に実行した場合、すべてのホストが手順を完了するまで、次の手順に進むことはできません。ホスト数が多すぎると、次の手順に進む前に、ネットワーク接続がタイムアウトになる可能性があります。たとえば、ホスト A が手順 1 を完了したあと、手順 2 の実行前の接続確認 (ping) が行われるまでの時間が長すぎて、ネットワーク接続がタイムアウトになることがあります。
(省略可能) プラン全体の実行時間、またはネイティブ呼び出しの実行時間を制限する場合は、フィールドに数値を入力し、メニューから時間の単位を選択します。
プランまたはネイティブ呼び出しの実行時間を制限すると、応答しないホストがあるためにプランの実行が途中で停止するのを防ぐことができます。
プランの実行時の障害について報告する通知規則を設定しておくと、実行途中でタイムアウトになった場合、プランが正常に実行されなかったことを知らせるメッセージを受け取ることができます。
通知規則の設定方法については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 システム管理者ガイド』の「電子メール通知の構成」を参照してください。
コンポーネントを配備するかどうかを選択します。
プロビジョニングシステムでは、次の 2 種類のプランを実行できます。
生成されたプラン
カスタムプラン
プロビジョニングシステムは、複数のコンポーネント手続きから成るプランを自動的に生成することができます。このプランは、そのまま使用することも、XML を使ってより複雑なプランのテンプレートとして保存することもできます。
XML でカスタムプランを作成することができます。カスタムプランの作成方法については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 プランとコンポーネントの開発者ガイド』の「プランの作成」と『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 XML スキーマリファレンスガイド』を参照してください。
ここでは、ブラウザインタフェースを使用してプランを生成する方法について説明します。次のコマンドでも、プランを生成することができます。
pdp.p.genplan – プランを生成します。
pe.p.run – プランを実行します。
これらのコマンドの詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル』の第 9 章「pdb:プランを管理する CLI コマンド」を参照してください。
プランを生成するためには、プランを生成するコンポーネントが含まれるフォルダに対して、Create、Edit 、Delete のアクセス許可を持つユーザーグループに属する必要があります。
ナビゲーションメニューから「Components」を選択します。
「Components」ページが表示されます。
コンポーネントの一覧表から、配備するコンポーネントの記述が含まれる行を選択して、「Details」をクリックします。
コンポーネントの「Details」ページが表示されます。
「Component Procedures」表から、プランに含める手続きを選択します。
「Component Procedures」表の下部にある「Generate Plan With Checked Procedures」をクリックします。
生成されたプランの「Advanced Edit」が表示されます。
「Plan」フィールドに新しいプランの名前を入力します。
「Check In」をクリックします。
次のようなメッセージが表示される場合があります。「Warning - plan names and/or paths differ.」このメッセージは、直前に指定したプラン名が、XML モデルで指定されているプラン名と一致していない場合に表示されます。「Plan」フィールドに入力した名前になるように、XML モデルが更新されます。
コンポーネントのチェックインを確認します。
新しいプランの「Details」ページが表示されます。