コンポーネントタイプ system#directory は、ターゲットサーバーから取得したファイルとフォルダの集まりを表します。コンポーネントタイプ system#directory には、インストール、アンインストール、およびスナップショット手続きが含まれています。
コンポーネントタイプ system#directory では次の変数を定義します。
installName – インストールしたリソースに使用する名前。デフォルト値はコンポーネント名です。
installPath – リソースをインストールするパス。デフォルト値は、コンテナコンポーネントの installPath 変数の値です。
installPermissions – インストールしたリソースに割り当てるアクセス許可。chmod (1M) のマニュアルページを参照してください。デフォルト値は空です。
installUser – このリソースをインストールしたときの所有者。デフォルト値は空です。
installGroup – このリソースをインストールしたときに割り当てるグループ。デフォルト値は空です。
installDiffDeploy – リソースを差分配備モードで配備するかどうかを指定。デフォルト値は TRUE です。
overrideRsrcInstallPath – リソースをインストールする絶対パス。未定義の場合、installPath によって指定されたパスにインストールされます。この値は通常使用しません。installPath を使用すると、コンポーネントとリソースの両方について、インストールするパスを指定できるからです。
installDeployMode – ファイルをディレクトリに追加するのか (ADD_TO) それともディレクトリ内のファイルを置換するのか (REPLACE) を指定します。デフォルト値は REPLACE です。
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UNIX システム |
Microsoft Windows システム |
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ルートパス |
/ |
ホストまたはネットワーク上の物理ドライブリストをドライブ文字に対応づけます。リムーバブルメディアは表示されません。 |
区切り文字 |
/ |
\ |
順序付け |
ディレクトリのアルファベット順に表示 |
|
選択方式 |
チェックインするディレクトリをユーザーが選択できます。ディレクトリをダブルクリックすると、ディレクトリの内容が表示されます。 |
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サンプルパス |
/foo/foo |
C:\foo\foo |
フィルタ |
なし |
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特別 |
リンクは、ローカル名と指定された場所を示します。 foo/->/usr/bar/ |
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コンポーネントタイプ system#directory には次の手続きが定義されています。
default install block – 変数の状態に基づいて包含ファイルを配備します。スナップショットは取得されません。
markOnly install block – 新しいバージョンのコンポーネントがインストールされたことを明確にします。リソースの転送もスナップショットの取得も行われません。
default uninstall block – 包含ファイルの配備を解除して、最初に配備されていた場所に戻します。
markOnly uninstall block – 現在のバージョンのコンポーネントがアンインストールされたことを明確にします。コンポーネントのリソースがターゲットホストから実際に削除されるわけではありません。
default snapshot block – 配備されたファイルのスナップショットを取得します。デフォルトインストールブロックは、デフォルトではファイルをキャプチャしないので、スナップショットが必要な場合はコンテナコンポーネントでこのルーチンを明示的に呼び出す必要があります。