コンポーネントはさまざまな特性に基づいて識別されます。次に、代表的なコンポーネント特性について説明します。
コンポーネントタイプ名。コンポーネントに関連付けられるコンポーネントタイプの名前です。「コンポーネントタイプの概念」を参照してください。
プロビジョニングシステムには、ファイル、ディレクトリなどの汎用モデルをサポートするコンポーネントタイプがいくつか組み込まれています。Microsoft Windows および WebLogic など、アプリケーションドメインに固有のプラグインをインポートすることによって、ほかのコンポーネントタイプをシステムに追加できます。
バージョン番号。コンポーネントのバージョン番号です。コンポーネントを変更するたびに、バージョン番号が増えます。
チェックイン時に、バージョン番号の増分方式を選択します。メジャー番号 (小数点の左側) を増やすことも、マイナー番号 (小数点の右側) を増やすこともできます。
チェックイン日付。コンポーネントがチェックインされた日時です。
チェックインユーザー。ユーザー IDです。 この属性は、プロビジョニングシステムのプロセスを監査する場合に便利です。
カテゴリ。コンポーネントリストをフィルタリングするために、任意で使用するオブジェクトです。カテゴリオブジェクトを作成すると、以後はそのオブジェクトを使用してコンポーネントを分類できます。
ソース。このコンポーネントに組み込まれているリソースです。ソースは、単一ファイルリソースにすることも、ほかのコンポーネントを含むリストにすることもできます。
コンポーネント変数。コンポーネントリソースの配備に必要な変数と値 (名前と値のペア) です。「コンポーネント変数」を参照してください。
隠し。コンポーネントリストでコンポーネントを表示するかどうかを指定するための特性です。デフォルトでは、コンポーネントは表示されます。
バージョンの古いコンポーネントや管理対象ではないコンポーネントを隠すと、コンポーネントリストを短縮できます。短縮リストには、隠されていない、つまり現在管理しているコンポーネントが含まれます。隠しコンポーネントは、表示を要求しないかぎり、リストには含まれません。