このセクションでは、アンインストールに関連する既知の問題について説明します。
Windows Master Server の side-by-side アップグレードを行い、即座にアンインストールを試みると、アンインストールは失敗します。アンインストールを確実に行うには、手動の介入とリブートが必要な場合があります。
対処方法: Master Server のアンインストールを行う前に、Windows コントロールパネルの Services アプリケーションで Master Server サービスを停止してください。アンインストールが完了した時点では、Master Server サービスはまだ残っています。マシンをリブートし、Windows コントロールパネルの Services アプリケーションから Master Server サービスのエントリを削除してください。
N1 Grid Service Provisioning System 4.1 Windows バージョンの Local Distributor または Remote Agent を N1 Grid Service Provisioning System 5.0 バージョンにアップグレードしたあとでその Local Distributor または Remote Agent をアンインストールすると、アンインストールウィンドウのタイトルとして N1 Service Provisioning System 4.1 が表示されます。
対処方法: アンインストールプログラムは正常に動作しています。タイトルの不正表示は無視してください。
ローカル Solaris 10 ゾーンが 1 つ存在する Solaris 10 サーバーでは、cr_uninstall.sh スクリプトを使用して CLI Client のアンインストールを試みると、アンインストール処理は失敗します。ログファイルに次のエラーメッセージが記録されます。
N1 Grid SPS Uninstaller Log. Uninstall started on Fri Nov 12 10:51:36 PST 2004 Attempting to remove: SUNWspscl SUNWspsc1 pkgrm: ERROR: cannot use -A option when non-global zones exist pkgrm: ERROR: cannot use -A option when non-global zones exist |
対処方法: CLI Client をアンインストールするには、次の操作を行います。
スーパーユーザー (root) になります。
% su root |
- A オプションを指定せずに pkgrm コマンドを実行し、手動で SUNWspscl、SUNWspsc1、SUNWspsj1 パッケージを削除します。
# pkgrm SUNWspscl SUNWspsc1 SUNWspsj1 |