N1 Grid Service Provisioning System 5.0 リリースノート

アンインストールの問題点

このセクションでは、アンインストールに関連する既知の問題について説明します。

Windows Master Server の side-by-side アップグレード後、アンインストールが失敗する (6188943)

Windows Master Server の side-by-side アップグレードを行い、即座にアンインストールを試みると、アンインストールは失敗します。アンインストールを確実に行うには、手動の介入とリブートが必要な場合があります。

対処方法: Master Server のアンインストールを行う前に、Windows コントロールパネルの Services アプリケーションで Master Server サービスを停止してください。アンインストールが完了した時点では、Master Server サービスはまだ残っています。マシンをリブートし、Windows コントロールパネルの Services アプリケーションから Master Server サービスのエントリを削除してください。

アンインストールウィンドウに N1 Service Provisioning System 4.1 が表示される (6189043)

N1 Grid Service Provisioning System 4.1 Windows バージョンの Local Distributor または Remote Agent を N1 Grid Service Provisioning System 5.0 バージョンにアップグレードしたあとでその Local Distributor または Remote Agent をアンインストールすると、アンインストールウィンドウのタイトルとして N1 Service Provisioning System 4.1 が表示されます。

対処方法: アンインストールプログラムは正常に動作しています。タイトルの不正表示は無視してください。

ローカルゾーンが設定された Solaris 10 サーバーでは CLI Client のアンインストールが失敗する (6194834)

ローカル Solaris 10 ゾーンが 1 つ存在する Solaris 10 サーバーでは、cr_uninstall.sh スクリプトを使用して CLI Client のアンインストールを試みると、アンインストール処理は失敗します。ログファイルに次のエラーメッセージが記録されます。


N1 Grid SPS Uninstaller Log.
Uninstall started on Fri Nov 12 10:51:36 PST 2004
    Attempting to remove:  SUNWspscl SUNWspsc1
pkgrm: ERROR: cannot use -A option when non-global zones exist
pkgrm: ERROR: cannot use -A option when non-global zones exist

対処方法: CLI Client をアンインストールするには、次の操作を行います。

  1. スーパーユーザー (root) になります。


    % su root
    
  2. - A オプションを指定せずに pkgrm コマンドを実行し、手動で SUNWspsclSUNWspsc1SUNWspsj1 パッケージを削除します。


    # pkgrm SUNWspscl SUNWspsc1 SUNWspsj1