N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (WebLogic 8 Plug-In 1.0)

第 4 章 WebLogic 8 プラグインの使用法

WebLogic 8 プラグインは複数の特別なコンポーネントタイプを提供し、BEA WebLogic 8 アプリケーションを使用した作業に便利な機能に簡単にアクセスできるようにします。この章では、次の内容について説明します。

N1 Grid Service Provisioning System を使用した WebLogic 8 環境のインストール法および使用法

プラグインの規定

プロビジョニングシステムを使用すると、アプリケーションのプロビジョニングと管理を行うことができます。

プランとコンポーネントプロシージャー

WebLogic 8 プラグインは、タスクを実行するためのツールとしてプランとコンポーネントプロシージャーの両方を提供します。プランを使用することで、目的の機能に直接リンクすることができます。コンポーネントプロシージャーを使用することで、実行できるタスクの数がさらに多くなります。

タスク名

WebLogic8 プラグインでは、タスクを 4 つのカテゴリ、つまりアプリケーションタスク、インフラストラクチャータスク、構成タスク、および高度なタスクに分類しています。これらのタスクカテゴリは、実行する必要があるタスクを記述する際に同じ規則に従います。

表 4–1 共通のタスク名

タスク名 

説明 

View Installations、View Configurations、View Clusters、View Cluster Members 

特定のタイプのすべてのコンポーネントがインストールされている場所のリストを表示します。 

View All 

指定のフォルダ内の特定のタイプのすべてのコンポーネントを表示します。 

Create 

このタイプの新しいコンポーネントをプロビジョニングシステムに追加できる「component Details」ページへのリンクです。既存の WebLogic Admin Server からインポートすることで、またはファイルシステムをブラウズすることで、新しいコンポーネントを作成できます。 

Start または Stop 

Start または Stop コンポーネントプロシージャーを実行する「component Details」ページへのリンク。 

Install、Uninstall、Remove、Join、Leave 

記述された機能を作成するプランを表します。 

グローバルな必要条件

本書で説明されている各タスクに関しては、2 つの必要条件が存在します。

処理の概要

    プロビジョニングシステム内に WebLogic 8 環境を作成する作業は、プロビジョニングシステムを使用せずに環境を作成する処理に似ています。

  1. WebLogic 8 プラグインをインポートします。

    『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 システム管理者ガイド』「プラグインのインポート」を参照してください。

  2. WebLogic セッション変数 WL_DEFAULT_PASSWORD および WL_DEFAULT_USER を設定します。

    『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 プランとコンポーネントの開発者ガイド』の第 5 章「セッション変数」を参照してください。

  3. すべてのホストを準備します。

    WebLogic 8 プラグインには、プロビジョニングシステム内のすべてのホストに配布する必要がある新しいシステムサービスが含まれています。『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 システム管理者ガイド』「物理ホストの準備」を参照してください。

  4. WebLogic ソフトウェアをインストールします。

    「WebLogic ソフトウェアをインストールする」を参照してください。

  5. Administrative Server をインストールすることで WebLogic ドメインを作成します。

    「WebLogic 8 ドメインと Administration Server を作成する」を参照してください。

  6. 新しい WebLogic ドメインで Managed Server を作成します。

    「WebLogic Managed Server を作成する」を参照してください。

  7. WebLogic ライセンスコンポーネントを作成し、インストールします。

    「ライセンスコンポーネントを作成する」および「ライセンスコンポーネントをインストールする」を参照してください。

  8. (任意) WebLogic 8 クラスタを作成します。

    「WebLogic クラスタを作成する」を参照してください。

  9. (任意) 既存の Managed Server をクラスタに割り当てることにより、クラスタメンバーを追加します。

    「クラスタメンバーを作成する」を参照してください。

  10. 必要に応じて、データベースへのアプリケーションの接続を構成します。

    1. 接続プールを構成します。

      「接続プールのコンポーネントタイプ」を参照してください。

    2. (任意) マルチプールを構成します。

      「マルチプールコンポーネントタイプ」を参照してください。

    3. データソースまたはトランザクションデータソースを構成します。

      「データソースおよびトランザクションデータソースのコンポーネントタイプ」を参照してください。

  11. アプリケーションが Java Messaging Service を使用している場合、JMS サーバーを構成します。

    「JMS Server コンポーネントタイプ」を参照してください。

  12. アプリケーションファイル (EAR、JAR、および WAR) を取得します。

    「WebLogic アプリケーションの取得と編集」を参照してください。

  13. ターゲットホスト、ホストセット、またはクラスタにアプリケーションを配備します。

    アプリケーションは、クラスタまたは Managed Server のいずれかをターゲットとすることができます。

    「エンタープライズアプリケーションのインストール」「Web アプリケーションのインストール」、または「JAR または EJB ファイルのインストール」を参照してください。

WebLogic インフラストラクチャーの作成

「WebLogic 8 Common Tasks」ページを起点として、WebLogic サーバーおよびクラスタの作成と管理を行います。

ProcedureWebLogic 8 ドメインと Administration Server を作成する

アプリケーションをホストする Managed Server を設定する前に、ドメインおよび Administration Server を作成する必要があります。ドメインは、Administration Server により管理される一連の WebLogic サーバーです。ドメインに関するすべての情報は、Administration Server 上に格納される構成ファイルに含まれています。

AdminServer コンポーネントをインストールすることで新しいドメインを作成する場合、次の作業も行います。

この手順で新しいドメインを作成したり、また「markOnly」オプションを選択することでプロビジョニングシステム内で既存のドメインを登録することもできます。


注 –

本書では、AdminServer と Administration Server という類似した用語を使用します。事前にパッケージされた N1 Grid Service Provisioning System WebLogic 8 コンポーネントは、AdminServer コンポーネントと呼ばれます。AdminServer はプロビジョニングシステムコンポーネントを表し、Administration Server は WebLogic 8 環境上で動作するインストール済みアプリケーションを表します。


始める前に

WebLogic 8 ドメインを作成するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. WebLogic セッション変数 WL_DEFAULT_USER および WL_DEFAULT_PASSWORD が設定されていることを確認します。

    WebLogic セッション変数は、長さが 7 文字で、数字を含んでいる必要があります。

    セッション変数の詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 プランとコンポーネントの開発者ガイド』の第 5 章「セッション変数」を参照してください。

  2. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  3. 「Domain Management: Create」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  4. 「Run」をクリックします。

    「Run」ページが表示されます。

  5. 「Plan Parameters」領域で、配備する AdminServer コンポーネントの変数設定を選択します。

    • このコンポーネントに対して変数設定が指定されている場合、メニューから適切な設定を選択します。

    • メニューから設定が使用できない場合は、「Select From List」をクリックします。

      「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。

      • 変数設定の新しいセットを作成するには、「Create Set」を選択します。

        次のリストに、AdminServer コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。

        domainName

        必須。WebLogic のドメイン名です。

        adminPort

        必須。AdminServer の仮想ホストが使用するデフォルトの TCP ポートです。

        ドメインが作成される前には、このポートが使用可能であるかチェックされます。

        secureConnect

        任意。True Administration Server の接続に SSL ポートが使用可能であることを指定します。

        production

        必須。この変数は、管理サーバーを稼働モードで実行するかどうかを決定します。稼働のデフォルト値は false です。この値は true または false に設定できます。

        更新される頻度が少ない変数には、次のような構成変数が含まれます。

        adminManagedServer

        必須。ドメイン管理コンソールをホストする管理サーバーの名前。デフォルト値は myserver です。markOnly インストールを実行している場合は、この変数を、WebLogic インストール中に使用されるサーバー名に設定します。

        targetRefName

        必須。この変数は、ドメインの仮想ホストの名前になります。代入変数は、ホスト名とドメイン名の値に基づきます。この変数は、:[ target:sys.hostName]_weblogic_admin_ :[ domainName] という形式に従います。たとえば、sqa-420_weblogic_admin_wls となります。

      • 別のコンポーネントから変数コンポーネントを使用するには、「Import Set」をクリックします。

        変数セットのインポートの詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 オペレーションとプロビジョニングガイド』「プランを実行する」を参照してください。

  6. ターゲットホストを選択します。

    WebLogic ソフトウェアをインストールした時に作成された仮想ホストをターゲットとします。「WebLogic ソフトウェアをインストールする」の手順を参照してください。


    注 –

    ターゲットホストは、com.sun.weblogic#InstallHS ホストセットのメンバーである必要があります。


  7. 「Target Host Set」チェックボックスをオフにします。

  8. プロビジョニングシステム内の既存の WebLogic ドメインを取得する場合は、「markOnly」オプションを選択します。

  9. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

Procedure異なるパスワードを使用して複数のドメインを作成する

同じユーザーとパスワードを使用して複数のドメインを作成できます。ただし、各ドメインに異なるパスワードを使用する場合は、各ドメインのインストール後に WebLogic ユーザーおよびパスワードセッション変数を更新する必要があります。

新しいドメインを作成するプランは、常にデフォルトのセッション変数名 WL_DEFAULT_USER および WL_DEFAULT_PASSWORD を使用します。

手順
  1. デフォルトの WebLogic セッション変数 WL_DEFAULT_USER および WL_DEFAULT_PASSWORD を使用して、新しいドメインと AdminServer をインストールします。

    「WebLogic 8 ドメインと Administration Server を作成する」を参照してください。

  2. ブラウザインタフェースの最上部の「Session Variables」をクリックして、「Session Variables」ページにアクセスします。

  3. 新しくインストールされた AdminServer の新しいセッション変数を作成します。

    これらの新しいセッション変数の値は、AdminServer のインストールに使用したデフォルトの変数と同じ値です。

    属性名 

    デフォルトのセッション変数名 

    新しいセッション変数名 

    adminUser

    WL_DEFAULT_USER

    WL_TEST_USR

    adminPassword

    WL_DEFAULT_PASSWORD

    WL_TEST_PWD

  4. 手順 1 で作成した AdminServer の「host Details」ページにアクセスし、「Edit」をクリックします。

  5. AdminServer のホストタイプ属性を更新します。

    たとえば、値 adminUser:[session:WL_TEST_USR] に置き換えます。

  6. 別のドメインをインストールする場合は「Session Variables」ページに戻り、デフォルトの WebLogic セッション変数を、インストールする次のドメインに使用する新しい値で更新します。

ProcedureWebLogic Managed Server を作成する

各ドメインで複数の Managed Server を実行し、アプリケーションをホストすることができます。WebLogic Managed Server は Server コンポーネントにより取得され、プロビジョニングシステム内に表示されます。本書全体を通じて、「Server」はプロビジョニングシステムコンポーネントを指しますが、「Managed Server」は WebLogic 8 環境で動作する Managed Server のインストール済みインスタンスを指します。

この手順で新しい Managed Server を作成したり、また「markOnly」オプションを選択することでプロビジョニングシステム内で既存の Managed Server を登録することもできます。


注 –

クラスタを作成する場合、クラスタを作成する「前」に、そのクラスタに属する Managed Server を作成する必要があります。


始める前に

WebLogic Managed Server を作成する前には、次の条件が満たされている必要があります。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Application Server Management: Create」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  3. 「Run」をクリックします。

    「Run」ページが表示されます。

  4. 「Plan Parameters」領域で、配備する ManagedServer コンポーネントの変数設定を選択します。

    Server コンポーネントは、WebLogic 8 環境内の Managed Server インスタンスを表します。

    • このコンポーネントに対して変数設定が指定されている場合、メニューから適切な設定を選択します。

    • メニューから設定が使用できない場合は、「Select From List」をクリックします。

      「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。

      • 変数設定の新しいセットを作成するには、「Create Set」を選択します。

        次のリストに、ManagedServer コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。

        変数セット名

        必須。作成する新しい変数セットの名前

        adminServerHostName

        必須。新しい Managed Server をホストする AdminServer 仮想ホストの名前。この値の形式は、remoteAgentName _weblogic_admin_domainName です。

        仮想ホストは「Hosts」ページにあります。仮想ホストのタイプは、com.sun.weblogic8#AdminServerHS です。

        targetName

        必須。新しい Managed Server の名前。この名前は、Managed Server 仮想ホストを作成するため targetRefName 変数で使用されます。

        startupScriptName

        必須。Managed Server の起動スクリプトの名前。

        起動スクリプトのデフォルト位置は /usr/local/bea/user_projects/servers/ domainName/ targetName です。この位置は、altServerRoot コンポーネント変数を設定することで変更できます。

        serverPort

        SSL を使用しない場合は必須。この変数のデフォルト値は 7010 です。このポートが使用できない場合、Managed Server は起動せず、エラーメッセージが表示されます。ポートを解放したあと、Managed Server の「component Details」ページで Start コンポーネントプロシージャーを実行することで Managed Server を起動できます。

        serverSslPort

        SSL を使用する場合は必須。この変数のデフォルト値は 7020 です。このポートは使用可能である必要があります。使用できない場合、Managed Server は起動せず、エラーメッセージが表示されます。ポートを解放したあと、Managed Server の「component Details」ページで Start コンポーネントプロシージャーを実行することで Managed Server を起動できます。

        production

        必須。この変数は、管理サーバーを稼働モードで実行するかどうかを決定します。稼働のデフォルト値は false です。この値は true または false に設定できます。

      • 別のコンポーネントから変数コンポーネントを使用するには、「Import Set」をクリックします。

        変数セットのインポートの詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 オペレーションとプロビジョニングガイド』「プランを実行する」を参照してください。

  5. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

    Managed Server はターゲットとする Remote Agent に常駐します。


    注 –

    ターゲットホストは、com.sun.weblogic#AdminServer ホストセットのメンバーである必要があります。


  6. 「Target Host Set」チェックボックスをオフにします。

  7. プロビジョニングシステム内で既存の WebLogic Managed Server を取得している場合は、「markOnly」オプションを選択します。

  8. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

Procedureライセンスコンポーネントを作成する

この手順では、ライセンスコンポーネントの作成方法を説明します。ライセンスコンポーネントを作成したあとは、「ライセンスコンポーネントをインストールする」を参照してライセンスをインストールしてください。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「License Management: Create」リンクをクリックします。

    コンポーネントの「Edit」ページが表示されます。

  3. 新しいライセンスコンポーネントの名前を入力します。

  4. (省略可能) コンポーネントのラベルと説明を入力します。

  5. ファイルシステム上に BEA ライセンスのコピーがあるホストを選択します。

  6. ホストのファイルシステムをナビゲートし、ライセンスファイルを選択します。

  7. 「Check In Selected Item」をクリックします。

    コンポーネントの「Check In」ページが表示されます。

  8. 編集アクセス権を持っているフォルダを選択します。

  9. 「Continue to Check In」をクリックします。

Procedureライセンスコンポーネントをインストールする

始める前に

ライセンスコンポーネントをインストールするには、プロビジョニングシステム内にライセンスコンポーネントが存在する必要があります。「ライセンスコンポーネントを作成する」を参照してください。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「License Management: View All」リンクをクリックします。

    「Components」ページが表示されます。

  3. インストールするライセンスコンポーネントの行で「Details」をクリックします。

    コンポーネントの「Details」ページが表示されます。

  4. 「Component Procedures」テーブルで「Default: Install」プロシージャーを選択し、「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  5. ターゲットホストを選択します。

    AdminServer の仮想ホストをターゲットにします。


    注 –

    ライセンスのインストール用にコンポーネント変数を変更する必要はありません。


  6. (省略可能) 既存のライセンスを置き換える場合は、「Plan Variables」セクションで、「Replace Rather Than Merge With Existing License」オプションを選択します。


    注 –

    既存のライセンスを置き換えることを選択した場合、新しいライセンスを有効にするには、WebLogic ドメインを再起動する必要があります。


  7. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

ProcedureWebLogic クラスタを作成する

次のような理由により、クラスタを作成しなければならない場合があります。

クライアントに対してはクラスタは 1 つの WebLogic Managed Server インスタンスとして表示されます。クラスタを構成するサーバーインスタンスは、同一マシン上で実行したり、複数のマシンに配置することができます。クラスタ内の各クラスタメンバーは、同じバージョンの WebLogic を実行する必要があります。

この手順で新しいクラスタを作成したり、また「markOnly」オプションを選択することでプロビジョニングシステム内で既存のクラスタを登録することもできます。

始める前に

WebLogic クラスタを作成する前には、クラスタ内で使用する WebLogic ドメイン、Administration Server および Managed Server を作成する必要があります。

WebLogic クラスタを作成するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Cluster Management: Create」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  3. 「Run」をクリックします。

    「Run」ページが表示されます。

  4. 「Plan Parameters」領域で、配備する Cluster コンポーネントの変数設定を選択します。

    • このコンポーネントに対して変数設定が指定されている場合、メニューから適切な設定を選択します。

    • メニューから設定が使用できない場合は、「Select From List」をクリックします。

      「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。

      • 変数設定の新しいセットを作成するには、「Create Set」を選択します。

        次のリストに、ManagedServer コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。

        変数セット名

        必須。作成する新しい変数セットの名前

        targetName

        必須。新しいクラスタの名前。

        clusterAddress

        任意。この変数には、複数の IP アドレスに対応する DNS ホスト名、またはシングルアドレスホスト名や IP アドレスのコンマ区切りリストを使用できます。この変数には値は必要ありません。

        multicastAddress

        この変数は、クラスタメンバーが相互通信に使用できるアドレスを提供します。

      • 別のコンポーネントから変数コンポーネントを使用するには、「Import Set」をクリックします。

        変数セットのインポートの詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 オペレーションとプロビジョニングガイド』「プランを実行する」を参照してください。

  5. ターゲットホストを選択します。

    Administrative Server にはクラスタのみをインストールできるため、ターゲットホストは AdminServer 仮想ホストです。

  6. 「Target Host Set」チェックボックスをオフにします。

  7. プロビジョニングシステム内で既存の WebLogic クラスタを取得している場合は、「markOnly」オプションを選択します。

  8. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

Procedureクラスタメンバーを作成する

クラスタノードは、クラスタに割り当てられる Managed Server です。アプリケーションの可用性とスケーラビリティーを高めるために、クラスタメンバーを作成できます。

Managed Server がクラスタに参加すると、現在 Managed Server がターゲットであるアプリケーションは引き続きそのサーバーをターゲットとし、アプリケーションの配備状態は保存されます。クラスタメンバーを作成するプランは、自動的に Managed Server を停止し、それをクラスタに追加します。Managed Server が追加されたあと、プランは Managed Server を再起動します。

この手順で新しいクラスタメンバーを作成したり、また「markOnly」オプションを選択することでプロビジョニングシステム内で既存のクラスタメンバーを登録することもできます。

始める前に

クラスタメンバーを作成する前には、次の条件が満たされている必要があります。

クラスタメンバーを作成するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Cluster Member Management: Join」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  3. 「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. クラスタに追加する Managed Server を選択します。

    • Managed Server の名前を入力するか、リストから選択して、ターゲットホストを選択します。


      注 –

      「Target Host Set」オプションは自動的に選択されます。1 つの Managed Server を選択する場合は、「Target Host Set」チェックボックスをオフにします。


    • メニューからターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数 WebLogic Cluster Name に正しいクラスタ名が含まれていることを確認します。

  6. サーバーが再起動されたことを確認する前にプロビジョニングシステムが待機する期間を指定するには、「Seconds to Wait Before Failing Verify Step」フィールドに秒数を入力します。

  7. プロビジョニングシステム内で既存の WebLogic クラスタメンバーを取得している場合は、「markOnly」オプションを選択します。

  8. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

WebLogic ドメイン、サーバー、およびクラスタの管理

この節では、WebLogic サーバーをインストールしたあとに WebLogic サーバーおよびクラスタで一般に実行するタスクを説明します。

ドメインと Administrative Server

クラスタ

Managed Server

WebLogic ドメインと Administration Server の管理

この節では、WebLogic ドメインと Administration Server を管理する手順を説明します。

ProcedureWebLogic ドメインと Administration Server を削除する

プロビジョニングシステムを介して WebLogic ドメインを削除することで、自動的に次のタスクを実行します。


注 –

WebLogic 仮想ホストは、プラグインに属さないコンポーネントを含むことはできません。WebLogic ドメインを正しく削除するには、ドメインアンインストールプランを実行する前に、プラグインに属さないすべてのコンポーネントを削除する必要があります。


始める前に

WebLogic ドメインを削除するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Domain Management: Remove」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  3. 「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. ターゲットホストを選択します。

    WebLogic ソフトウェアをインストールした時に作成された仮想ホストをターゲットとします。「WebLogic ソフトウェアをインストールする」の手順を参照してください。


    注 –

    ターゲットホストは、com.sun.weblogic#InstallHS ホストセットのメンバーである必要があります。


  5. 「WebLogic Domain Name」フィールドに WebLogic ドメインの名前を入力します。

  6. プロビジョニングシステムから WebLogic ドメイン、Administration Server、クラスタ、および Managed Server を削除し、WebLogic 環境でドメインを動作させ続ける場合は、「markOnly 」オプションを選択します。

  7. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

WebLogic クラスタの管理

次の節では、クラスタを起動、停止、および削除する方法を説明します。

Procedureクラスタを起動または停止する

クラスタを起動または停止すると、クラスタ内のすべてのクラスタメンバーを起動または停止することになります。


注 –

この機能を使用するには、すべてのクラスタメンバーは同じ状態である必要があります。


手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Cluster Management: Start or Stop」リンクをクリックします。

    「component Details」ページが表示されます。

  3. 「Component Procedures」リストで、Start または Stop プロシージャーを含む行を選択し、「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. 起動または停止するクラスタを選択します。

    クラスタ名は installPath の一部です。

  5. 「Run Selected Installations」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  6. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

ProcedureWebLogic クラスタを削除する

クラスタを削除すると、そのクラスタに関連付けられたすべてのクラスタメンバーも削除されます。

Managed Server の役割に戻るクラスタメンバーの動作の詳細については、「WebLogic クラスタメンバーを削除する」を参照してください。


注 –

Managed Server をクラスタから削除すると、Managed Server は停止されます。引き続き Managed Server を使用する場合は、Managed Server を再起動する必要があります。「Managed Server を起動する」を参照してください。


始める前に

クラスタを削除するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Cluster Management: Remove」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  3. 「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. 「Target Host」フィールドで、クラスタをホストするドメインを選択します。

  5. 「Target Host Set」チェックボックスをオフにします。

  6. 「Plan Variables」セクションの「WebLogic Cluster Name」フィールドで、WebLogic インタフェースに表示されるクラスタ名を入力します。

  7. プロビジョニングシステムから WebLogic クラスタを削除するが、そのクラスタを WebLogic 環境で動作させ続ける場合は、「markOnly」オプションを選択します。

  8. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

ProcedureWebLogic クラスタメンバーを削除する

クラスタメンバーを削除すると、クラスタメンバーコンポーネントが Managed Server から削除され、クラスタメンバーとして動作していた Managed Server が元の状態に戻ります。クラスタをターゲットとしていたアプリケーション、およびクラスタメンバーは、再起動後、Managed Server によりホストされなくなります。Managed Server を直接ターゲットとしていたアプリケーションは、引き続き Managed Server をターゲットとします。

クラスタから Managed Server が削除されると、Managed Server は停止状態のままになります。引き続き Managed Server を使用する場合は、Managed Server を再起動する必要があります。「Managed Server を起動する」を参照してください。

始める前に

クラスタメンバーを削除するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Clusters Member Management: Leave」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  3. 「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. 削除する Managed Server を選択します。

  5. 「Target Host Set」チェックボックスをオフにします。

  6. プロビジョニングシステムから WebLogic クラスタメンバーを削除するが、WebLogic 環境でクラスタメンバーを動作させ続ける場合は、「markOnly」オプションを選択します。

  7. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

WebLogic Managed Server の管理

ProcedureManaged Server を起動する

始める前に

Managed Server を起動するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Application Server Management: Start」リンクをクリックします。

    「component Details」ページが表示されます。

  3. 「Component Procedures」リストで、Start プロシージャーを含む行を選択し、「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. 起動する必要がある Managed Server を選択します。

    Managed Server は host (install-path) の形式に従います。host は物理ホストの名前を表し、install-path は Managed Server の名前を表します。Managed Server 名は server_wls_ managedServerName と表示されます。たとえば、server_wls_Server-One となります。

  5. 「Run Selected Installations」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  6. プラン変数を設定します。

    1. (省略可能) Java に渡される標準メモリー引数をオーバーライドするには、「VmArgs」フィールドに名前を入力します。

      vmArgs」フィールドに使用される形式は、virtualMachineName です。たとえば -Xms32m -Xmx200m のようになります。

    2. サーバーが起動したことを確認する前にプロビジョニングシステムが待機する期間を指定するには、「Seconds to Wait Before Failing Verify Step」フィールドに秒数を入力します。

  7. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

ProcedureManaged Server を停止する

始める前に

Managed Server を停止するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Application Server Management: Stop」リンクをクリックします。

    「component Details」ページが表示されます。

  3. 「Component Procedures」リストで、Stop プロシージャーを含む行を選択し、「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. 起動する必要がある Managed Server を選択します。

    Managed Server は host (install path) の形式に従います。host は物理ホストの名前を表し、install path は Managed Server の名前を表します。Managed Server 名は server_ domainName_managedServerName として表示されます。たとえば、server_wls_Server-One のようになります。

  5. 「Run Selected Installations」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  6. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

ProcedureManaged Server を削除する

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Application Server Management: Remove」リンクをクリックします。

    プランの「Details」ページが表示されます。

  3. 「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. 削除する Managed Server を選択します。

  5. 必要に応じてプラン変数を変更します。

    1. WebLogic Managed Server の名前を入力します。

    2. Managed Server が登録されている WebLogic ドメインの名前を入力します。

    3. プロビジョニングシステムから WebLogic Managed Server を削除するが、WebLogic 環境で Managed Server を動作させ続ける場合は、「markOnly」オプションを選択します。

  6. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

WebLogic アプリケーションの取得と編集

「WebLogic Common Tasks」ページでは、WebLogic Enterprise、EJB テクノロジー、および Web アプリケーションの取得、構成、および配備を行うことができます。

次の節で説明する、複数の特別なタスクを実行できます。


注 –

N1 Grid Service Provisioning System の外部では、WebLogic アプリケーションの配備や管理を行わないでください。プロビジョニングソフトウェアを使用する場合、プロビジョニングソフトウェアのみを使用して WebLogic アプリケーションを管理する必要があります。


ProcedureWebLogic エンタープライズアプリケーションまたは EAR ファイルを取得する

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「WebLogic」をクリックします。

  2. 「Enterprise Applications (EAR): Create」リンクをクリックします。

  3. このコンポーネントのラベルを入力します。

  4. このコンポーネントの説明を入力します。

  5. アプリケーションをどのようにインポートするかを選択します。

    詳細については、「エンタープライズアプリケーションのブラウズ」を参照してください。

    • AdminServer からインポートする場合は、「WebLogic Admin Server」を選択し、 EAR ファイルのインポート元である WebLogic Admin Server を選択します。

    • ファイルシステムからインポートする場合は、「File System」を選択し、EAR ファイルのインポート元であるホストを選択します。

  6. 階層をナビゲートして、取得するエンタープライズアプリケーションを検索します。

  7. 「Check-in Selected Item」をクリックします。

  8. 「check-in」ページの情報を確認して、「Continue to Check-in」をクリックします。

ProcedureWebLogic Web アプリケーションまたは WAR ファイルを取得する

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「WebLogic」をクリックします。

  2. 「WebLogic Common Tasks」ページの「Web Applications (WAR)」セクションで「Create」をクリックします。

  3. このコンポーネントのラベルを入力します。

  4. このコンポーネントの説明を入力します。

  5. アプリケーションをどのようにインポートするかを選択します。

    詳細については、「Web アプリケーションのブラウズ」を参照してください。

    • AdminServer からインポートする場合は、「WebLogic Admin Server」を選択し、 WAR ファイルのインポート元である WebLogic Admin Server を選択します。

    • ファイルシステムからインポートする場合は、「File System」を選択し、WAR ファイルのインポート元であるホストを選択します。

  6. 階層をナビゲートして、取得する Web アプリケーションを検索します。

  7. 「Check-in Selected Item」をクリックします。

  8. 「check-in」ページの情報を確認して、「Continue to Check-in」をクリックします。

ProcedureWebLogic JAR ファイルを取得する

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「WebLogic」をクリックします。

  2. 「WebLogic Common Tasks」ページの「Java Archives Containing EJBs (JAR)」セクションで「Create」をクリックします。

  3. このコンポーネントのラベルを入力します。

  4. このコンポーネントの説明を入力します。

  5. JAR ファイルをどのようにインポートするかを選択します。

    詳細については、「JAR または EJB ファイルのブラウズ」を参照してください。

    • AdminServer からインポートする場合は、「WebLogic Admin Server」を選択し、 JAR ファイルのインポート元である WebLogic Admin Server を選択します。

    • ファイルシステムからインポートする場合は、「File System」を選択し、JAR ファイルのインポート元であるホストを選択します。

  6. 階層をナビゲートして、取得する JAR ファイルを検索します。

  7. 「Check-in Selected Item」をクリックします。

  8. 「check-in」ページの情報を確認して、「Continue to Check-in」をクリックします。

コンポーネントタイプを使用した WebLogic アプリケーションの配備

WebLogic 8 プラグインには WebLogic に固有の複数のコンポーネントタイプが含まれています。これらのコンポーネントタイプを使用すると、最も一般的な WebLogic アプリケーションコンポーネントの多くを素早くモデル化し、特定のリソースとインストール、アンインストール、エクスポート、およびスナップショット動作を自動的に関連付けることができます。サーバーやクラスタを作成、管理する際には、コンポーネントタイプの多くがソフトウェアにより使用されます。その結果、通常は少数のコンポーネントタイプのみで作業を行います。

ただし、アプリケーションのニーズに応じて、アプリケーションコンポーネントを配備する前に WebLogic サービスを構成しなければならない場合があります。サービスを構成するには、次の節で説明されているコンポーネントタイプに依存しなければならない場合があります。

これらの構成コンポーネントタイプが必要であるのは、アプリケーションで必要とされる場合のみです。たとえば、Web アプリケーションがデータベースを使用して情報の取得と格納を行う場合、接続プールとデータソースあるいはトランザクションデータソースを構成する必要があります。

これらの構成コンポーネントタイプを使用するには、実行するタスクを選択し、関連付けられたコンポーネントプロシージャーを実行します。ファイルシステムのほかの場所に存在する既存のコンポーネントに基づいて新しいコンポーネントを作成およびチェックインする必要がある場合は、「Create」をクリックします。新しいコンポーネントをチェックインしたあと、適切なコンポーネントプロシージャーを実行し、アプリケーションのニーズに従って WebLogic 環境を構成します。

通常は、アプリケーションを配備する前にこれらの構成コンポーネントタイプの構成と配備を行います。ただし、構成が完了したあとでアプリケーションを再起動することによってアプリケーションコンポーネントが配備されたあとに、WebLogic 環境を構成できます。アプリケーションを再起動するにはアプリケーションを再配備します。

これらの構成オブジェクトの構成の詳細については、 BEA's Administration Console Online Helpを参照してください。

エンタープライズアプリケーション (EAR) コンポーネントタイプ

このタイプのコンポーネントは、エンタープライズアプリケーションをモデル化します。このコンポーネントは、エンタープライズアプリケーションアーカイブ (EAR) またはパッケージとして EAR の拡張版を含むことができます。

エンタープライズアプリケーションのブラウズ

次のブラウザのいずれかを使用して、このコンポーネントタイプのエンタープライズアプリケーションを選択できます。

エンタープライズアプリケーションのインストール

エンタープライズアプリケーションコンポーネントをインストールするには、ターゲットホストとして WebLogic Managed Server またはクラスタを使用する必要があります。インストールプロセスにより、次の 3 つの主要タスクが実行されます。

  1. ターゲットへの EAR ファイルのインストール。

  2. WebLogic Administration Server への EAR の登録。

  3. ドメインのブラウズで以前に取得されたプロパティーの適用。

アプリケーションの「component Details」ページにナビゲートし、 Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、エンタープライズアプリケーションをインストールできます。

エンタープライズアプリケーションのアンインストール

エンタープライズアプリケーションコンポーネントをアンインストールすると、エンタープライズアプリケーションは仮想ホストをターゲットとはしなくなります。ほかの場所でもエンタープライズアプリケーションがターゲットとされていない場合、Administration Server から登録コンポーネントが削除されます。

アプリケーションの「component Details」ページにナビゲートし、 Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、エンタープライズアプリケーションをアンインストールできます。

エラー状態

表 4–2 WebLogic エンタープライズアプリケーションのエラー状態

アクション 

条件 

結果 

インストール 

トポロジが正しく構成されていない (ターゲットホストが正しいドメインホストをポイントしていない) 

ターゲット化が失敗する 

インストール 

ターゲットホストが有効な WebLogic ターゲットではない 

インストールが禁止される 

ブラウズ/インストール/アンインストール 

資格が適切に構成されていない 

操作が失敗する 

ブラウズ 

ドメインホストでパスが正しく構成されていない 

ブラウズが失敗する 

Web アプリケーション (WAR) コンポーネントタイプ

このタイプのコンポーネントには Web アプリケーションが含まれます。コンポーネントには、関連する設定を持つ Web アプリケーション、または設定を持たない Web アプリケーションのいずれかが含まれます。

Web アプリケーションのブラウズ

次のブラウザのいずれかを使用して、このコンポーネントタイプの Web アプリケーションを選択できます。

Web アプリケーションのインストール

Web アプリケーションコンポーネントをインストールするには、ターゲットホストとして WebLogic Managed Server またはクラスタを使用する必要があります。インストールプロセスでは、そのターゲットにコンポーネントがインストールされ、ターゲットの Administration Server には包含される登録コンポーネントがインストールされます。

アプリケーションの「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、Web アプリケーションをインストールできます。

Web アプリケーションのアンインストール

Web アプリケーションコンポーネントをアンインストールすると、Web アプリケーションは仮想ホストをターゲットとはしなくなります。ほかの場所でも Web アプリケーションがターゲットとされていない場合、Administration Server から登録コンポーネントが削除されます。

アプリケーションの「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、Web アプリケーションをアンインストールできます。

エラー状態

表 4–3 WebLogic Web アプリケーションのエラー状態

アクション 

条件 

結果 

インストール 

トポロジが正しく構成されていない (ターゲットホストが正しいドメインホストをポイントしていない) 

ターゲット化が失敗する。 

インストール 

ターゲットホストが有効な WebLogic ターゲットではない。 

インストールが禁止される。 

ブラウズ/インストール/アンインストール 

資格が適切に構成されていない。 

操作が失敗する。 

ブラウズ 

ドメインホストでパスが正しく構成されていない。 

ブラウズが失敗する。 

EJB コンポーネントタイプを含む Java アーカイブファイル

JAR または EJB ファイルのブラウズ

次のブラウザのいずれかを使用して、このコンポーネントタイプの JAR または EJB ファイルを選択できます。

JAR または EJB ファイルのインストール

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

アプリケーションの「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、JAR または EJB ファイルをインストールできます。

JAR または EJB ファイルのアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、マスターサーバーからファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、JAR または EJB ファイルをアンインストールできます。

エラー状態

表 4–4 WebLogic EJB コンテナのエラー状態

アクション 

条件 

結果 

アンインストール 

依存する WebLogic EJB が依然としてインストールされている。 

依存関係を示し、アンインストールが失敗する。 

データソースおよびトランザクションデータソースのコンポーネントタイプ

データソースまたはトランザクションデータソースのブラウズ

WebLogic Administration Server ブラウザを使用すると、このブラウザからデータソースまたはトランザクションデータソースおよびその関連設定を選択できます。Administration Server ブラウザは、Administration Server 上のアプリケーションのアルファベット順リストを提供します。

WebLogic プラグインにはデフォルトのデータソースおよびトランザクションデータソースも含まれているため、ブラウズする必要がありません。「Common Tasks」ページから「View All」を選択することにより、/com/sun/webLogic8 フォルダでデフォルトのコンポーネントを検索できます。デフォルトのコンポーネントは、Default: Install コンポーネントプロシージャーを使用することで、「component Details」ページからインストールできます。デフォルトのコンポーネントの名前を次に示します。

データソースまたはトランザクションデータソースのインストール

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することで、データソースまたはトランザクションデータソースをインストールできます。

データソースまたはトランザクションデータソースをインストールする前には、次の変数を編集する必要があります。

データソースまたはトランザクションデータソースのアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、マスターサーバーからファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することで、データソースまたはトランザクションデータソースをアンインストールできます。

接続プールのコンポーネントタイプ

接続プールのブラウズ

WebLogic Administration Server ブラウザを使用すると、このブラウザから接続プールおよびその関連設定を選択できます。Administration Server ブラウザは、Administration Server 上のアプリケーションのアルファベット順リストを提供します。

WebLogic プラグインには、WLJDBCConnectionPoolConfig と呼ばれるデフォルトの接続プールコンポーネントも含まれています。このデフォルトコンポーネントにより、ブラウズの必要がなくなります。「Common Tasks」ページから「View All」を選択することにより、/com/sun/webLogic8 フォルダでデフォルトのコンポーネントを検索できます。デフォルトのコンポーネントは、Default: Install コンポーネントプロシージャーを使用することで、「component Details」ページからインストールできます。

接続プールのインストール

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、接続プールをインストールできます。

接続プールをインストールする前には、次の変数を編集する必要があります。

接続プールのアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、Master Server からファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、接続プールをアンインストールできます。

マルチプールコンポーネントタイプ

マルチプールのブラウズ

WebLogic Administration Server ブラウザを使用すると、このブラウザからマルチプールおよびその関連設定を選択できます。Administration Server ブラウザは、Administration Server 上のアプリケーションのアルファベット順リストを提供します。

WebLogic プラグインには、WLJDBCMultiPoolConfig と呼ばれるデフォルトの接続プールコンポーネントも含まれています。このデフォルトコンポーネントにより、ブラウズの必要がなくなります。「Common Tasks」ページから「View All」を選択することにより、/com/sun/webLogic8 フォルダでデフォルトのコンポーネントを検索できます。デフォルトのコンポーネントは、Default: Install コンポーネントプロシージャーを使用することで、「component Details」ページからインストールできます。

マルチプールのインストール

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、マルチプールをインストールできます。

マルチプールをインストールする前には、次の変数を編集する必要があります。

マルチプールのアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、Master Server からファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、マルチプールをアンインストールできます。

スレッドプールコンポーネントタイプ

スレッドプールの構成

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、スレッドプールをインストールできます。

プランのパラメータ変数設定を編集できます。

スレッドプールのアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、Master Server からファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、スレッドプールをアンインストールできます。

トランザクションサービスコンポーネントタイプ

トランザクションサービスの構成

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、トランザクションサービスをインストールできます。

プランのパラメータ変数設定を編集できます。

トランザクションサービスのアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、Master Server からファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、トランザクションサービスをアンインストールできます。

JMS Server コンポーネントタイプ

JMS Server のブラウズ

WebLogic Administration Server ブラウザを使用すると、このブラウザから JMS Server およびその関連設定を選択できます。Administration Server ブラウザは、Administration Server 上のアプリケーションのアルファベット順リストを提供します。

WebLogic プラグインには、WLJMSServerConfig と呼ばれるデフォルトの接続プールコンポーネントも含まれています。このデフォルトコンポーネントにより、ブラウズの必要がなくなります。「Common Tasks」ページから「View All」を選択することにより、/com/sun/webLogic8 フォルダでデフォルトのコンポーネントを検索できます。デフォルトのコンポーネントは、Default: Install コンポーネントプロシージャーを使用することで、「component Details」ページからインストールできます。

JMS Server のインストール

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、JMS Server をインストールできます。

JMS Server をインストールする前には、JMS Server の名前変数を編集する必要があります。

JMS Server のアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、Master Server からファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、JMS Server をアンインストールできます。

メールセッションコンポーネントタイプ

メールセッションのブラウズ

WebLogic Administration Server ブラウザを使用すると、このブラウザからメールセッションおよびその関連設定を選択できます。Administration Server ブラウザは、Administration Server 上のアプリケーションのアルファベット順リストを提供します。

メールセッションのインストール

このタイプのコンポーネントをインストールすると、インストールパスに基づいてファイルまたはディレクトリがファイルシステムにコピーされます。コピーが完了すれば、ファイルまたはディレクトリは WebLogic Administration Server に登録されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Install コンポーネントプロシージャーを実行することにより、メールセッションをインストールできます。

メールセッションをインストールする前には、次の変数を編集する必要があります。

メールセッションのアンインストール

このタイプのコンポーネントをアンインストールすると、Master Server からファイルまたはディレクトリが削除されます。

「component Details」ページにナビゲートし、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行することにより、メールセッションをアンインストールできます。

CLI を使用した WebLogic の作業

プロビジョニングシステムを介して WebLogic で作業を行う場合、N1 Grid Service Provisioning System コマンド行と WebLogic コマンド行の 2 つのコマンド行を使用できます。

N1 Grid Service Provisioning System コマンド行インタフェースの使用法

デフォルトでは、プロビジョニングシステムのコマンド行インタフェースは次のディレクトリにあります。/opt/SUNWn1sps/N1_Grid_Service_Provisioning_system_5.0/cli/bin/cr_cli

BEA WebLogic 8 プラグインオブジェクトは、/com/sun/weblogic8 フォルダにあります。

ほかのカスタムコンポーネントやプランとほぼ同じように、プラグインコンポーネントやプランを操作できます。ただし、コンポーネントまたはプランに変更を加える場合、コンポーネントまたはプランを新しいフォルダに保存し、そのフォルダで変更を行う必要があります。プロビジョニングシステムのコマンド行インタフェースの使用法の詳細については、『N1 Grid Service Provisioning System 5.0 コマンド行インタフェース (CLI) リファレンスマニュアル』の第 1 章「コマンド行インタフェースの使用」を参照してください。

WebLogic コマンド行インタフェースの使用法

WebLogic コマンド行は、「WebLogic 8 Common Task」ページからアクセスできます。WebLogic 8 コマンド行インタフェースの詳細については、BEA の Web サイトの WebLogic Server Command Reference を参照してください。

ProcedureN1 Grid Service Provisioning System を介して WebLogic コマンド行インタフェースを使用する

任意の Administration Server または Managed Server で WebLogic コマンドを実行できます。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. Administration Server と Managed Server のどちらでコマンドを実行するかを選択します。

    • Administration Server でコマンドを実行する場合は、「Domain Management: Start」をクリックします。

    • Managed Server でコマンドを実行する場合は、「Application Server Management: Start」をクリックします。

    「component Details」ページが表示されます。

  3. Run-cli」コンポーネントプロシージャーを選択し、「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  4. CLI を実行する AdminServer 仮想ホストまたは Managed Server 仮想ホストを選択し、「Run Selected Installations」をクリックします。

  5. プラン変数のフィールドに必要な情報を入力します。

    多くのプラン変数には情報が必要ないため、空白のままにしておくことができます。次の表で、オプション変数を説明します。

    コマンドの SSL 引数

    サーバーへの接続に SSL を使用しない場合、この変数は無視しても構いません。

    コマンドのターゲットを表示または修正する適切なアクセス権が必要なユーザーの名前

    これはユーザー名の変数です。ユーザー名とパスワードの変数は、 ユーザー構成ファイルおよびキーファイル変数と相互に排他的です。ユーザー名およびパスワードと、ユーザー構成ファイルおよびキーファイル位置のどちらかを指定します。

    ユーザー名と関連付けられたパスワード

    これらはパスワード変数です。ユーザー名とパスワードの変数は、 ユーザー構成ファイルおよびキーファイル変数と相互に排他的です。ユーザー名およびパスワードと、ユーザー構成ファイルおよびキーファイル位置のどちらかを指定します。

    暗号化されたユーザー名とパスワードが含まれる、ユーザー構成ファイルの名前と位置

    これはユーザー構成ファイル変数です。ユーザー名とパスワードの変数は、 ユーザー構成ファイルおよびキーファイル変数と相互に排他的です。ユーザー名およびパスワードと、ユーザー構成ファイルおよびキーファイル位置のどちらかを指定します。

    キーファイルの名前と位置

    これはキーファイル変数です。ユーザー名とパスワードの変数は、 ユーザー構成ファイルおよびキーファイル変数と相互に排他的です。ユーザー名およびパスワードと、ユーザー構成ファイルおよびキーファイル位置のどちらかを指定します。

  6. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。


例 4–1 コマンド行インタフェースの使用法

次の例では WebLogic FORCESHUTDOWN コマンドを使用して、各 Run-cli プラン変数の入力を説明します。

実行する Weblogic CLI (weblogic.Admin または weblogic.Deployer):  

weblogic.Admin 

コマンドの SSL 引数: 

 

コマンドを実行するサーバーインスタンスの待機アドレス: 

sun03 

「これは AdminServer の名前です。」

コマンドを実行するサーバーインスタンスの待機ポート: 

7001 

コマンドのターゲットを表示または修正する適切なアクセス権が必要なユーザーの名前: 

admin 

ユーザー名と関連付けられたパスワード: 

xxxxx 

暗号化されたユーザー名とパスワードが含まれる、ユーザー構成ファイルの名前と位置: 

 

キーファイルの名前と位置:  

 

実行するコマンドの名前: 

FORCESHUTDOWN 

コマンドの引数: 

Server-one 


N1 Grid Service Provisioning System 内での WebLogic Server Scripting Tool の使用法

プロビジョニングシステムのブラウザインタフェースからは WebLogic Server Scripting Tool (WLST) を使用できます。WLST を使用した管理タスクと構成変更の実行方法の詳細については、BEA の WebLogic Server の Using the WebLogic Server Scripting Tool ドキュメントを参照してください。

ProcedureWebLogic スクリプトコンポーネントを作成する

まず WebLogic スクリプトコンポーネントを作成してから、それをインストールする必要があります。

手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Command Line Interface: Create」リンクをクリックします。

    コンポーネントの「Edit」ページが表示されます。

  3. 新しい WebLogic スクリプトコンポーネントの名前を入力します。

  4. (省略可能) コンポーネントのラベルと説明を入力します。

  5. ファイルシステム上の WebLogic スクリプトファイルのコピーがあるホストを選択します。

  6. ホストのファイルシステムをナビゲートし、ファイルを選択します。

  7. 「Check In Selected Item」をクリックします。

    コンポーネントの「Check In」ページが表示されます。

  8. 編集アクセス権を持っているフォルダを選択します。

  9. 「Continue to Check In」をクリックします。

ProcedureWebLogic スクリプトコンポーネントをインストールする

始める前に

WebLogic スクリプトコンポーネントをインストールするには、プロビジョニングシステム内にスクリプトコンポーネントが存在する必要があります。「WebLogic スクリプトコンポーネントを作成する」を参照してください。

手順
  1. ブラウザインタフェース の「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。

  2. 「Command Line Interface: View All」リンクをクリックします。

    「Components」ページが表示されます。

  3. インストールする WLScript コンポーネントの行で「Details」をクリックします。

    コンポーネントの「Details」ページが表示されます。

  4. 「Component Procedures」テーブルで「Default: Install」プロシージャーを選択し、「Run」をクリックします。

    プランの「Run」ページが表示されます。

  5. ターゲットホストを選択します。

    AdminServer の仮想ホストをターゲットにします。


    注 –

    ライセンスのインストール用にコンポーネント変数を変更する必要はありません。


  6. (省略可能) ソフトウェアをインストールした WebLogic ユーザーの名前をを「RunAs」フィールドに入力します。

    このユーザーは、ソフトウェアインストールプランで使用される webLogicUser 変数によって表されます。

  7. 「Run Plan (includes Preflight)」をクリックします。

プランの使用法

WebLogic 8 プラグインは、Administration Server、Managed Server、およびクラスタのインストールと削除に関連する数多くのタスクの実行を、プランに依存しています。

BEA WebLogic 8 プラグインのプランは /com/sun/weblogic8 フォルダにあり、「Common Tasks」ページからリンクされています。

障害追跡

プロビジョニングソフトウェアを介して WebLogic を管理する際に問題が発生した場合、通常は画面にメッセージが表示され、問題が存在することが通知されます。


Problems encountered during plan run or preflight
The plan (or preflight) "/com/sun/weblogic8/InstallAdminServerPlan" 
finished with 1 failed host(s). (017034)
Unable to find session variable "WL_DEFAULT_PASSWORD" (Unresolved 
session variable WL_DEFAULT_PASSWORD. This session variable was 
automatically created when the system was unable to find it.). 
Add this session variable and try the operation again. (040111)

この例のメッセージは理解しやすいものですが、すべてのメッセージがこのように分かりやすいものとは限りません。

次のメッセージは、Administration Server 上の JMX インタフェースが使用不可能であったか、ログイン情報が正しくないことを意味しています。


Admin Server adminHost JMX interface
 running on port portNumber is not available;
Admin Server must be running for this operation.

特定の問題に関する詳細な情報を調べるには、最終的なエラーブロックに到達するまで「Run History Details」リンクをたどります。エラー状態の詳細については、stderr および stdout の出力を表示します。

WebLogic のインストールのエラーメッセージの例

この節では、WebLogic のインストール時に表示される可能性があるエラーメッセージの例を示します。


例 4–2 不正なユーザーのメッセージ


The user specified is not a valid system users: weblogic (017056)

システムユーザー「weblogic」を作成するか、Install 変数 weblogicUser を既存のユーザーに変更する必要があります。



例 4–3 ターゲットホストのエラーメッセージ


Specified target(s) "sol01" were not in the required host set
 "com.sun.weblogic8#SupportedHS". (017087)

このエラーメッセージには 2 つの原因が考えられます。



例 4–4 起動ステップでのエラーメッセージ


Error: Installation could not be preformed check the deployment details
 for more information.

最終的な execNative コントロールの配備の詳細をチェックし、WebLogic インストーラからの情報を調べる必要があります。

次のメッセージは、stdout の出力に含まれている可能性があるメッセージの例です。