N1 Grid Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Sun Java System Web Server Plug-In 1.0)

Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 のインストール

プロビジョニングシステムを使用して Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 をインストールすると、プロビジョニングシステムは管理サーバーと 1 つめの Web Server インスタンスをインストールします。Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 をインストールするには、次の手順に従います。

  1. JES_ADMIN_PASSWORD および WEB_ADMIN_PASSWORD セッション変数を作成します。

    「セッション変数の作成」を参照してください。

  2. ホストを Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 ホストとして定義します。

    「ホストを Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 ホストとして定義する」を参照してください。

  3. 管理サーバーと 1 つめの Web Server インスタンスをインストールします。

    「管理サーバーと 1 つめの Web Server インスタンスのインストール法」を参照してください。

セッション変数の作成

Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 をインストールするには、 Sun Java System Web Server をインストールし、管理サーバーにアクセスするために使用するパスワードを作成する必要があります。プロビジョニングシステムは、パスワードなどの機密データをセッション変数として保存します。パスワードをセッション変数として保存すると、パスワードは、ほかのユーザーがパスワード情報にアクセスできないように保存されます。ただし、ユーザーがそのセッションにログインすると、プロビジョニングシステムはパスワード情報を使用できます。

Sun Java Enterprise System のインストールプログラム用に、Common Server Settings パスワードを作成する必要があります。JES_ADMIN_PASSWORD というセッション変数を作成します。Sun Java Enterprise System のインストールプログラムは、パスワードを使用して Sun Java System Web Server コンポーネントをインストールします。パスワードに関する詳細については、Common Server SettingsCMN_ADMIN_PASSWORD を参照してください。

管理サーバーへのアクセスに使用するパスワードを作成する必要があります。WEB_ADMIN_PASSWORD というセッション変数を作成します。このセッション変数に与える値は、管理サーバーへのアクセスに使用するパスワードです。プロビジョニングシステムを使用して管理サーバーをインストールする場合は、プロビジョニングシステムは管理サーバーのアクセスパスワードを、この変数の値に設定します。

Procedureセッション変数を作成する

手順
  1. N1 Grid Service Provisioning System の任意のページから「Session Variables」をクリックします。

    「Session Variables」リンクは、ページの右上にあります。

  2. 「Session Variables」列の空白のフィールドに、 JES_ADMIN_PASSWORD と入力します。

  3. 「Password」列のチェックボックスをオンにします。

  4. 「Value」列の空白のフィールドに、Sun Java System Web Server コンポーネントのインストールに使用するパスワードを入力します。

  5. 「Create」リンクをクリックします。

  6. N1 Grid SPS のパスワードフィールドに、N1 Grid Service Provisioning System へのアクセスに使用するパスワードを入力します。

  7. 「Save」ボタンをクリックします。

    プロビジョニングシステムはセッション変数を作成し、セッション変数リストを返します。

  8. 「Session Variable」列の空白のフィールドに、 WEB_ADMIN_PASSWORD と入力します。

  9. 「Password」列のチェックボックスをオンにします。

  10. 「Value」列の空白のフィールドに、管理サーバーへのアクセスに使用するパスワードを入力します。

  11. 「Create」リンクをクリックします。

  12. N1 Grid SPS のパスワードフィールドに、N1 Grid Service Provisioning System へのアクセスに使用するパスワードを入力します。

  13. 「Save」ボタンをクリックします。

Procedureホストを Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 ホストとして定義する

管理サーバーと Web Server インスタンスを配備する前に、ターゲットホストを com.sun.jes6_WS#opsystem-JESWebHost ホストタイプとして定義する必要があります。

手順
  1. 左側のコントロールパネルの「Hosts Setup」セクションで、「Hosts」をクリックします。

  2. ターゲットホストを選択します。

  3. 「Host Details」ページの「Edit」ボタンをクリックします。

  4. ホストタイプメニューから適切な com.sun.jes6_WS# opsystem-JESWebHost ホストタイプを選択します。

    opsystem は、次のうちから 1 つを指定します。

    • Sol8 – ターゲットホストが、SPARC ベースのシステム上で Solaris 8 OS を実行している場合は、これを選択します。

    • Sol9 – ターゲットホストが、SPARC ベースのシステム上で Solaris 9 OS を実行している場合は、これを選択します。

    • Sol9x86 – ターゲットホストが、x86 ベースのシステム上で Solaris 9 OS を実行している場合は、これを選択します。

    • Sol10 – ターゲットホストが、SPARC ベースのシステム上で Solaris 10 OS を実行している場合は、これを選択します。

    • Sol10x86 – ターゲットホストが、x86 ベースのシステム上で Solaris 10 OS を実行している場合は、これを選択します。

    • RedHat-AS21– ターゲットホストが Red Hat Linux Advanced Server 2.1 を実行している場合は、これを選択します。

    たとえば、ターゲットホストが Solaris 8 OS を実行する SPARC ベースのシステムの場合、ホストタイプとして com.sun.jes6_WS#Sol8-JESWebHost を選択します。

  5. 「Save」ボタンをクリックします。

Procedure管理サーバーと 1 つめの Web Server インスタンスのインストール法

始める前に

管理サーバーと Web Server インスタンスを配備する前に、ターゲットサーバーに Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 のインストールファイルを保存しておく必要があります。詳細については、Sun Java Enterprise System 2005Q1 Installation Guideを参照してください。

JES_ADMIN_PASSWORD および WEB_ADMIN_PASSWORD セッション変数を必ず作成してください。詳細については、「セッション変数を作成する」を参照してください。

ターゲットホストのホストタイプを、適切なホストタイプに変更します。詳細については、「ホストを Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 ホストとして定義する」を参照してください。

手順
  1. 左側のコントロールパネルの「Common Tasks」セクションにある「Sun Java System WS6」アイコンをクリックします。

  2. 「Install Web Admin Server: install」リンクをクリックします。

  3. 「Run」ボタンをクリックします。

  4. 「Plan Parameters」テーブルで、WebAdminServer コンポーネントの「Variable Settings」列から「Select From List」をクリックします。

    「Select a Variable Setting」ウィンドウが開きます。

  5. 「Variable Settings」のリストで、説明に従って次の変数を変更します。

    1. 管理サーバーのインストールに必要な名前/値ペアを含む状態ファイルをインストールするターゲットサーバー上のパスに、installPath 変数を設定します。

    2. JES_Media_Directory 変数を、ターゲットサーバーの Sun Java System Web Server 6.1 2005Q1 SP4 インストールバイナリへのパスに設定します。

    3. (省略可能) ターゲットサーバーの実際のドメイン名に、hostDomain 変数を設定します。

    4. Linux サーバーに管理サーバーをインストールする場合は、次の変数を変更します。

      • jesSystemGroup 変数を root に設定します。

      • webInstanceUser 変数を nobody に設定します。

      • webInstanceGroup 変数を nobody に設定します。

    5. 「Select」ボタンをクリックします。

    その他の変数の設定に関する詳細については、「WebAdminServer コンポーネント」を参照してください。

  6. ターゲットホストを選択します。

  7. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    InstallWebAdminServer プランは、次のタスクを実行します。

    • 管理サーバーと 1 つの Web Server インスタンスをインストールする。

    • webAutoStart 変数を yes に設定した場合は、管理サーバーおよび Web Server インスタンスを起動する。

    • webAutoStart 変数を yes に設定した場合は、管理サーバーと Web Server インスタンスが実行されていることを検証する。

    • ホストタイプが com.sun.jes6_WS#WebAdminServerHT の仮想ホストを、管理サーバー用として作成する。

    • ホストタイプが com.sun.jes6_WS#WebServerInstanceHT の仮想ホストを、Web Server インスタンス用として作成する。