この章では、N1 Service Provisioning System を使用して Solaris パッチ、パッケージ、およびゾーンをプロビジョニングする方法に関する一般的な情報を提供します。内容は次のとおりです。
Solaris プラグインは、N1 Service Provisioning System にコンポーネント、プラン、およびシステムサービスを追加します。これにより、プロビジョニングシステムを使用して次のタスクを実行できます。
Solaris パッチの配備
Solaris パッケージの配備
Solaris 10 ゾーンの作成と管理
Solaris プラグインは /com/sun/solaris ディレクトリを作成します。
以降の節に示すプラン、コンポーネント、ホストセット、ホストタイプおよびホスト検索の使用方法の詳細については、次の章を参照してください。
Solaris パッチを配備するコンポーネントタイプ。
Solaris パッケージを配備するコンポーネントタイプ。
Solaris データストリームパッケージを配備するコンポーネントタイプ。
応答を含むファイルを配備するコンポーネントを作成するコンポーネントタイプ。この応答は、ユーザーの介入なしにパッケージをインストールするときに必要になります。
対応する com.sun.solaris#ResponseFile コンポーネントと一緒に com.sun.solaris#Package コンポーネントを配備するコンテナ。
対応する com.sun.solaris#ResponseFile コンポーネントと一緒に com.sun.solaris#StreamPackage コンポーネントを配備するコンテナ
ゾーンの作成と管理に使用されるメインコンポーネント。詳細については、「Solaris ゾーンのコンテナコンポーネント」を参照してください。
ゾーンのユーティリティースクリプトを含むコンポーネント
ゾーンを作成するプラン
ゾーンを接続するプラン
ゾーンを削除するプラン
ゾーンを切り離すプラン
ゾーンを有効にするプラン
ゾーンを無効にするプラン
グローバルゾーンのホストセット
グローバルゾーンのホスト検索
グローバルゾーンのホストタイプ
ローカルゾーンのホストタイプ
Solaris プラグイン 3.0 は、Sun N1 Service Provisioning System 5.1 環境で動作します。ほかの N1 Service Provisioning System バージョンには、Solaris プラグイン 3.0 をインストールしないでください。
Solaris パッチ、パッケージ、およびゾーンを配備するには、配備元のマスターサーバーに N1 Service Provisioning System の次の 2 つのパーツがインストールされていることを確認する必要があります。
CLI (コマンド行インタフェース)
リモートエージェント
Solaris パッチおよびパッケージを配備するホストは、次の要件を満たす必要があります。
Solaris 7、Solaris 8、Solaris 9、Solaris 10 オペレーティングシステム (OS) を実行していること。
Solaris 7 および Solaris 8 の場合は、SPARC ® ベースのサーバーのみです
リモートエージェントを実行していること。リモートエージェントは、root ユーザーとして実行する必要があります。
Solaris 10 ゾーンを配備するホストは、次の要件を満たす必要があります。
Solaris 10 オペレーティングシステムを実行していること。
ゾーンのホスティングに必要な、オペレーティングシステム要件を満たしていること。
リモートエージェントを実行していること。プロビジョニングシステムのネットワークプロトコルとして TCP/IP を使用している場合は、リモートエージェントを root ユーザーとして実行する必要があります。リモートエージェントを root ユーザーとして実行しない場合は、ネットワークプロトコルとして SSH を使用します。