WebSphere プラグインには、WebSphere 固有のコンポーネントタイプがいくつか含まれています。これらのコンポーネントタイプを使用すると、最も一般的な WebSphere アプリケーションコンポーネントの多くをすばやくモデル化したり、インストール、アンインストール、エクスポート、およびスナップショットの動作を特定のリソースに自動的に関連付けたりできます。コンポーネントタイプの多くは、このソフトウェアがサーバーやクラスタを作成および管理するときに使用されます。結果として、定期的に使用できるコンポーネントタイプは 1 つしかありません。これについては、次の節を参照してください。
WebSphere プラグインがインストールできるのは、IBM アセンブルツールを使用してアセンブルした EAR ファイルだけです。これらのファイルには、プラグインが必要とする構成設定が含まれています。
このコンポーネントタイプは、エンタープライズアプリケーションをモデル化します。このコンポーネントは、エンタープライズアプリケーションアーカイブ (EAR) または EAR の拡張バージョンをパッケージとして格納できます。
このコンポーネントタイプのエンタープライズアプリケーションを選択するときには、次のブラウザのうちの 1 つを使用できます。
WebSphere Appserver ブラウザ。このブラウザでは、インストールされているアプリケーションとそれに関連する設定の 1 つを選択できます。Appserver ブラウザは、アプリケーションサーバーにあるエンタープライズアプリケーションのアルファベット順のリストを提供します。このリストからコンポーネント用のエンタープライズアプリケーションを 1 つ選択できます。
ファイルシステムのブラウザ。コンポーネントを作成するための (設定を含まない) EAR ファイルを選択できます。ファイルシステムのブラウザは、ファイルとディレクトリのリストを提供します。このリストから EAR ファイルを選択できます。これらのファイルをそのまま表示しても、*.ear をブラウザに入力してもかまいません。
WebSphere プラグインがインストールできるのは、IBM アセンブルツールを使用してアセンブルした EAR ファイルだけです。これらのファイルには、プラグインが必要とする構成設定が含まれています。
エンタープライズアプリケーションコンポーネントをインストールするには、WebSphere アプリケーションサーバーインスタンスまたはクラスタをターゲットホストとして使用する必要があります。インストールプロセスでは、主に、次の 3 つの作業を実行します。
EAR ファイルをターゲットホストにインストールします。
EAR ファイルを WebSphere Application Server で登録します。
エンタープライズアプリケーションをインストールするには、そのアプリケーションの「Details」ページに移動して、Install コンポーネントプロシージャーを実行します。
これらの変更を有効にするには、アプリケーションをインストールしたあとでアプリケーションサーバーの再起動が必要な場合があります。
エンタープライズアプリケーションコンポーネントをアンインストールすると、それ以降、そのエンタープライズアプリケーションは仮想ホストをターゲットとしなくなります。エンタープライズアプリケーションがいずれにおいてもターゲットとされない場合、エンタープライズアプリケーションコンポーネントはアプリケーションサーバーから登録解除されます。
エンタープライズアプリケーションをアンインストールするには、そのアプリケーションの「Details」ページに移動して、Uninstall コンポーネントプロシージャーを実行します。
プロビジョニングシステムにインストールされているエンタープライズアプリケーションは起動および停止できます。
ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「WebSphere 5.1」をクリックします。
「Enterprise Applications (EAR): View All」リンクをクリックします。
「Components」ページが表示されます。
起動または停止するエンタープライズアプリケーションを選択して、「Details」をクリックします。
コンポーネントの「Details」ページが表示されます。
「Component Procedures」テーブルで、「Start」または「Stop」プロシージャーを選択して、「Run」をクリックします。
プランの「Run」ページが表示されます。
起動または停止するエンタープライズアプリケーションをホストするアプリケーションサーバーの仮想ホストを選択します。
「Run Selected Installations」をクリックします。
プランの「Run」ページが表示されます。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
WebSphere は WAR ファイルと JAR ファイルをサポートしません。WAR ファイルまたは JAR ファイルをプロビジョニングシステムを通じてインストールする必要がある場合は、WebSphere Assemble ツールを使用して、このファイルを EAR 形式に変換します。ファイルをエクスポートしたあと、プロビジョニングシステムを使用すると、そのファイルを配備できます。