Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート(WebSphere Plug-In 2.0)

ProcedureWebSphere プラグインのマスターサーバーを構成する

WebSphere プラグインを使用するには、プロビジョニングシステム の基本構成を少し変更して、アプリケーション間で通信できるようにし、プランを実行できる十分な時間を提供する必要があります。

手順
  1. プラグインをインポートします。

    「WebSphere プラグインの入手」を参照してください。

  2. 次の WebSphere 2.0 セッション変数を設定します。WS_DEFAULT_USERWS_DEFAULT_PASSWORD です。

    これらの変数は、スタンドアロンアプリケーションサーバーのインストール時、配備マネージャーのインストール時、およびノードの統合 (フェデレーション) 時に使用されます。

  3. プロビジョニングシステム のコマンド行インタフェース (CLI) を表示する仮想ホストを作成します。

    この仮想ホストを定義するには、次の属性を使用します。

    • ホスト: cliHost

    • ホストタイプ: com.sun.was#cliHT

    • cliLoc: CLI への絶対パス。

      たとえば、InstallPath/cli/bin/cr_cli

    • 親ホスト: マスターサーバー上にあるリモートエージェント。

  4. マスターサーバーを実行しているマシンに CLI をインストールします。

  5. マスターサーバーを実行しているマシンにリモートエージェントソフトウェアをインストールして起動します。

  6. マスターサーバーの「Host Edit」ページに進んで、「Include Remote Agent On This Physical Host」オプションを選択します。

  7. マスターサーバーの config.properties ファイルを変更します。

    allowSessionIDOnHosts を使用すると、このプラグインはコマンド行インタフェースとリモートエージェントインタフェースを通じてマスターサーバーと通信できます。

    defaultPlanTimeout を使用すると、プランを実行できるデフォルトの時間を増やすことができます。この値の単位は秒です。この行は、デフォルトのプラン実行時間 30 分 (1800 秒) を増やす必要がある場合に追加します。この例では、100 分 (6000 秒) という値を使用します。

    pe.nonPlanExecNativeTimeout 値の単位は秒です。この行は、execNative タイムアウトの時間を増やす必要がある場合に追加します。


    pe.nonPlanExecNativeTimeout=2400

    このファイルに次の行を追加します。


    config.allowSessionIDOnHosts=masterserver
    pe.defaultPlanTimeout=6000

    config.properties ファイルのデフォルトの場所は、 /opt/SUNWn1sps/N1_Service_Provisioning_System_5.1/server/config です。

  8. マスターサーバーを再起動します。