この章では、WebLogic 8 プラグインをインストールおよび構成する方法について説明します。この章では、次の内容について説明します。
BEA WebLogic プラグインは、Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアのプラグインとしてパッケージ化されています。プラグインは、JavaTM Archive (JAR) ファイルにパッケージ化されています。BEA WebLogic プラグインのプラグインファイルは、Sun N1 Service Provisioning System Supplement CD または Sun Download Center から入手できます。
WebLogic 8 プラグインは、2 つの異なる JAR ファイルからインポートして入手できます。状況に応じて、適切なファイルを選択してください。
WebLogic 8 プラグインを初めてインポートする場合は、com.sun.weblogic8_2.0.jar ファイルを入手してください。
WebLogic 8 プラグインの旧バージョンをすでにインポートしてある場合は、com.sun.weblogic8_1.0_2.0.jar ファイルを入手してください。
特定のプラグインを Sun N1 Service Provisioning System 製品に認識させるには、そのプラグインをマスターサーバーにインポートする必要があります。プラグインのインポートを行う場合は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」に記載された手順を参照してください。
プラグインのインポートまたはアップグレードは次の手順で行います。詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」を参照してください。
ブラウザインタフェースのメインウィンドウの「Administrative」セクションで、「Plug-ins」をクリックします。
「Plug-ins」ページの「Action」列で「Import」をクリックします。
JAR ファイルをダウンロードした場所に移動します。
WebLogic 8 プラグインを初めてインポートする場合は、 com.sun.weblogic8_2.0.jar ファイルを選択します。
WebLogic 8 プラグインの旧バージョンをすでにインポートしてある場合は、com.sun.weblogic8_1.0_2.0.jar ファイルを選択します。
「Continue to Import」ボタンをクリックします。
インポートが正常に終了すると、プラグインの詳細ページが開いて、そのプラグインが提供するオブジェクトが表示されます。
コマンド行を使用してプラグインをインポートすることもできます。
CLI からプラグインファイルをインポートするには、次のように入力します。
% cr_cli -cmd plg.p.add -path plugin-filename -u username -p password |
WebLogic 8 プラグインを初めてインポートする場合は、plugin-filename は com.sun.weblogic8_2.0.jar です。
WebLogic 8 プラグインの旧バージョンをすでにインポートしてある場合は、plugin-filename は com.sun.weblogic8_1.0_2.0.jar です。
WebLogic ドメイン、管理サーバーまたは管理対象サーバーを作成する前に、WebLogic ソフトウェアをインストールする必要があります。WebLogic ソフトウェアをインストールする際には、ソフトウェアインストールを表す仮想ホストが作成されます。この仮想ホストは、WebLogic 管理サーバーおよび管理対象サーバーのターゲットホストとして使用します。
管理対象サーバーと管理サーバーは同じ Install コンポーネントを使用します。このコンポーネントがリモートエージェントに WebLogic 8 ソフトウェアをインストールします。リモートエージェントに Install コンポーネントをインストールしたあとは、そのコンポーネントを再インストールする必要はありません。
この手順で WebLogic ソフトウェアをインストールしたり、markOnly オプションを選択することでプロビジョニングシステム内部で既存のソフトウェアを登録することができます。
ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。
「WebLogic Software Installation: Install」リンクをクリックします。
プランの「Details」ページが表示されます。
「Run」をクリックします。
「Run」ページが表示されます。
「Plan Parameters」領域で、配備する Install コンポーネントの変数設定を選択します。
このコンポーネントに対して変数設定が指定されている場合、メニューから適切な設定を選択します。
メニューから設定が使用できない場合は、「Select From List」をクリックします。
「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。
変数設定の新しいセットを作成するには、「Create Set」を選択します。
次のリストに、Install コンポーネントに関して共通して更新される変数を示します。
必須。ユーザーが作成する新しい変数設定セットの名前
必須。WebLogic BEAHOME のディレクトリ。beaHome のデフォルト値は /usr/local/bea です。1 台のマシンに複数の WebLogic ソフトウェアをインストールする場合は、この値を更新する必要があります。
このディレクトリまたはリンクはすでに存在しているか、weblogicUser によって作成可能である必要があります。ディレクトリまたはリンクが存在している場合、weblogicUser にはディレクトリへの書き込みアクセス権が必要です。
すべての非 markOnly インストールで必須。WebLogic バイナリパッケージインストーラまたは JAR ファイルへの絶対パス。
Solaris x86 インストールのみで必須。WebLogic Solaris x86 Supplemental JAR ファイルへの絶対パス。
AIX および Solaris x86 JAR ファイルインストーラのみで必須。SDK バージョン 1.4.2 またはそれ以降の JAVA_HOME。
任意。追加コンポーネントは、パイプで区切られたリストで指定できます。たとえば WebLogic Server|WebLogic Workshop|WebLogic Integration|WebLogic Portal のように指定します。
デフォルトでは、WebLogic ドメインおよびアプリケーションサーバーの実行に必要なソフトウェアがインストールされます。追加コンポーネントを選択した場合、より多くの容量 (350M バイトより大きい値) が必要になります。
任意。インストールイメージを展開するための代替ディレクトリ。デフォルト値は /var/tmp ディレクトリです。/var/tmp/ ディレクトリに 1G バイトの使用可能な容量が含まれていない場合、altTempDir を別のディレクトリに設定します。
必須。 WebLogic インストールを実行する UNIX ユーザー。このユーザーはインストール先ホストに存在し、beaHome ディレクトリの書き込みアクセス権を有する必要があります。
必須。このインストールの一意の仮想ホスト名。この値はドメインと管理対象サーバーの作成時にターゲットホストとして使用されます。WebLogic のインストールごとに、この変数に一意の値を指定する必要があります。
同じマシンで WebLogic ソフトウェアを複数回インストールする場合、この変数を新しい値に変更する必要があります。beaHome も、インストールごとに異なる必要があります。
別のコンポーネントから変数コンポーネントを使用するには、「Import Set」をクリックします。
変数セットのインポートについての詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 オペレーションとプロビジョニングガイド』の「プランを実行する」を参照してください。
ターゲットホストを選択します。
管理サーバーまたは管理対象サーバーとして使用するリモートエージェント上で WebLogic ソフトウェアをインストールします。
「Target Host Set 」チェックボックスをオフにします。
プロビジョニングシステム内の既存の WebLogic ドメインを取得する場合は、「markOnly」オプションを選択します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
この節では、新しいバージョンのプラグインにアップグレードしたあとで必要に応じて考慮すべき事項について説明します。
新バージョンのプラグインにアップグレードすると、新バージョンのプラグインでインストールされたコンポーネントへのリンクが表示されるようにプラグインの「Common Tasks」ページが更新されます。この機能を使用すると、最新の機能と改善された機能を含むコンポーネントを簡単に確認できます。古い機能に依存するコンポーネントには「Common Tasks」ページからのリンクがありません。
以前にインストールしたコンポーネントが見つからない場合、そのコンポーネントは旧バージョンのプラグインから作成された可能性があります。
旧バージョンのコンポーネントの確認または作業を行うには、次の手順に従います。