各ドメインで複数の管理対象サーバーを実行し、アプリケーションをホストすることができます。WebLogic 管理対象サーバーは Server コンポーネントにより取得され、プロビジョニングシステム内に表示されます。本書全体を通じて、「Server」はプロビジョニングシステムコンポーネントを指しますが、「管理対象サーバー」は WebLogic 8 環境で動作する管理対象サーバーのインストール済みインスタンスを指します。
この手順で新しい管理対象サーバーを作成したり、また「markOnly」オプションを選択することでプロビジョニングシステム内で既存の管理対象サーバーを登録することもできます。
クラスタを作成する場合、クラスタを作成する「前」に、そのクラスタに属する管理対象サーバーを作成する必要があります。
WebLogic 管理対象サーバーを作成する前に、次の条件が満たされている必要があります。
管理対象サーバーを含むドメインが存在する必要がある。
詳細は、「WebLogic 8 ドメインと管理サーバーを作成する」を参照してください。
ドメインの AdminServer が実行中である必要がある。
AdminServer を手動で起動するには、AdminServer の「component Details」ページから startAdminServer コンポーネントプロシージャーを実行します。
WebLogic ソフトウェアが、管理対象サーバーのインストール先ホストにインストールされている必要がある。
「WebLogic ソフトウェアをインストールする」を参照してください。
ユーザーは、コンポーネントを含むフォルダ上に Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要がある。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。
ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 8」をクリックします。
「Application Server Management: Create」リンクをクリックします。
プランの「Details」ページが表示されます。
「Run」をクリックします。
「Run」ページが表示されます。
「Plan Parameters」領域で、配備する ManagedServer コンポーネントの変数設定を選択します。
Server コンポーネントは、WebLogic 8 環境内の管理対象サーバーインスタンスを表します。
このコンポーネントに対して変数設定が指定されている場合、メニューから適切な設定を選択します。
メニューから設定が使用できない場合は、「Select From List」をクリックします。
「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。
変数設定の新しいセットを作成するには、「Create Set」を選択します。
次のリストに、ManagedServer コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。
必須。ユーザーが作成する新しい変数設定セットの名前
必須。新しい管理対象サーバーをホストする AdminServer 仮想ホストの名前。この値の形式は、remoteAgentName_weblogic_admin_domainName です。
仮想ホストは「Hosts」ページにあります。仮想ホストのタイプは、com.sun.weblogic8#AdminServerHS です。
必須。新しい管理対象サーバーの名前。この名前は、管理対象サーバー仮想ホストを作成するため targetRefName 変数で使用されます。
必須。管理対象サーバーの起動スクリプトの名前。
起動スクリプトのデフォルトの場所は /usr/local/bea/user_projects/servers/ domainName/targetName です。この場所は、altServerRoot コンポーネント変数を設定することにより変更できます。
SSL を使用しない場合は必須。この変数のデフォルト値は 7010 です。このポートが使用できない場合、管理対象サーバーは起動せず、エラーメッセージが表示されます。ポートを解放したあと、管理対象サーバーの「component Details」ページで Start コンポーネントプロシージャーを実行することで管理対象サーバーを起動できます。
SSL を使用する場合は必須。この変数のデフォルト値は 7020 です。このポートは使用可能である必要があります。使用できない場合、管理対象サーバーは起動せず、エラーメッセージが表示されます。ポートを解放したあと、管理対象サーバーの「component Details」ページで Start コンポーネントプロシージャーを実行することで管理対象サーバーを起動できます。
必須。この変数は、管理対象サーバーを稼働モードで実行するかどうかを決定します。稼働モードのデフォルト値は false です。この変数は、true または false に設定できます。
別のコンポーネントから変数コンポーネントを使用するには、「Import Set」をクリックします。
変数セットのインポートについての詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 オペレーションとプロビジョニングガイド』の「プランを実行する」を参照してください。
ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。
管理対象サーバーはターゲットとするリモートエージェントに常駐します。
ターゲットホストは、com.sun.weblogic#AdminServer ホストセットのメンバーである必要があります。
「Target Host Set 」チェックボックスをオフにします。
プロビジョニングシステム内で既存の WebLogic 管理対象サーバーを取得している場合は、「markOnly」オプションを選択します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。