Sun N1 Service Provisioning System 5.1 インストールガイド

N1 Service Provisioning System 5.1 のインストール

製品メディアから該当するインストールスクリプトを選択し、各アプリケーションを個別にインストールします。各 N1 Service Provisioning System 5.1 アプリケーションのインストールスクリプトは、初めに同じ予備作業を実行し、ディレクトリ、ファイル、および JavaTM Runtime Environment (JRE) についての同じ質問を表示します。続いて、インストールするアプリケーションに固有の、構成に関する質問を表示します。

ProcedureLinux および UNIX システムに N1 Service Provisioning System 5.1 をインストールする

始める前に

「N1 Service Provisioning System 5.1 のインストール – 手順の概要」のインストール手順の概要に目を通します。アプリケーションのインストール前に必要な作業があれば、それらを済ませます。

手順
  1. そのアプリケーションを所有するユーザーでログインします。

    root でログインすれば、ルートユーザーでソフトウェアをインストールできます。必要に応じインストールプログラムは、どのユーザーがソフトウェアを所有すべきか指定するようにメッセージを表示します。


    注 –

    マスターサーバーまたは CLI Client を Solaris サーバーにインストールする場合は、root でログインする必要があります。


  2. インストールスクリプトにアクセスします。

    • CD からインストールしている場合は、該当する CD を挿入します。

      • Solaris OS、SPARC サーバーにソフトウェアをインストールする場合は、Sun N1 Service Provisioning System 5.1: Solaris, SPARC CD を挿入します。

      • Solaris OS、x86 サーバーにソフトウェアをインストールする場合は、Sun N1 Service Provisioning System 5.1: Solaris, x86 CD を挿入します。

      • Red Hat Linux または SUSE Linux にソフトウェアをインストールする場合は、Sun N1 Service Provisioning System 5.1: Red Hat Linux, SUSE Linux CD を挿入します。

      • HP-UX にリモートエージェントまたはローカルディストリビュータをインストールする場合は、Sun N1 Service Provisioning System 5.1: HP-UX (CD 1 of 2) CD を挿入します。

      • HP-UX に CLI をインストールする場合は、Sun N1 Service Provisioning System 5.1: HP-UX (CD 2 of 2), IBM-AIX CD を挿入します。

      • IBM AIX にソフトウェアをインストールする場合は、Sun N1 Service Provisioning System 5.1: HP-UX (CD 2 of 2), IBM-AIX CD を挿入します。

    • ダウンロードしたイメージからインストールする場合は、そのイメージが保存されているディレクトリに移動します。

  3. スクリプトが置かれている場所 (ソフトウェア CD 上のディレクトリまたはダウンロードしたイメージ内のディレクトリ) に移動します。


    # cd /script-directory
    

    script-directory には、次に示す値の 1 つを指定します。

    • solaris_sparc

    • solaris_x86

    • aix

    • linux

    • hpux_risc

  4. インストールするアプリケーションのインストールスクリプトを起動します。


    # cr_app_opsystem_5.1.sh [-allowForwardVersion]
    

    app には、次に示す値の 1 つを指定します。

    • ms – マスターサーバーをインストールする

    • ra – リモートエージェントをインストールする

    • ld – ローカルディストリビュータをインストールする

    • cli – CLI Client をインストールする

    opsystem には、次に示す値の 1 つを指定します。

    • solaris_sparc – Solaris OS を使用している SPARC ベースのハードウェアにアプリケーションをインストールする。マスターサーバーまたは CLI Client をインストールするには、solaris_sparc_pkg を使用します。

    • solaris_x86 – Solaris OS を使用している x86 ベースのハードウェアにアプリケーションをインストールする。マスターサーバーまたは CLI Client をインストールするには、solaris_x86_pk を使用します。

    • aix – IBM AIX にアプリケーションをインストールする

    • linux – Red Hat Linux および SUSE Linux Enterprise Server にアプリケーションをインストールする

    • hpux_risc – HP-UX を実行している PA-RISC ベースのシステムにアプリケーションをインストールする

    -allowForwardVersion オプションを指定すると、N1 Service Provisioning System 5.1 がそのオペレーティングシステムでサポートしている最高バージョンを超える OS バージョンに N1 Service Provisioning System 5.1 アプリケーションをインストールできます。-allowForwardVersion オプションを使用すると、インストールプログラムはアプリケーションがインストールされるオペレーティングシステムがサポートされているかどうかを確認しません。サポートされていないオペレーティングシステムでの N1 Service Provisioning System 5.1 の使用については、Sun サービスは標準サポートを提供しません。


    注意 – 注意 –

    サポートされていないオペレーティングシステムに N1 Service Provisioning System 5.1 をインストールすると、不確定な動作や予期しない動作が発生することがあります。サポートされていないオペレーティングシステムに対する N1 Service Provisioning System 5.1 のインストールは、テスト目的以外では行わないでください。運用環境では、サポートされていなオペレーティングシステムに N1 Service Provisioning System 5.1 をインストールして使用することは避けてください。


  5. インストール中に構成についての質問が表示される場合は、その質問に答えてください。

    インストールが完了すると、アプリケーションを起動するか尋ねるメッセージが表示されます。

    インストールプログラムは、/tmp/N1SPSInstaller.log ファイルにイベントログを保存します。