Sun N1 Service Provisioning System 5.1 インストールガイド

OpenSSH 2.0 コマンドリファレンス

この節では、この章の操作説明で挙げられている OpenSSH 2.0 のコマンドとオプションについて説明します。別バージョンの SSH を使用している場合は、次に示すものと同等のコマンドとオプションをそのバージョンで確認してください。SSH の構成操作を行う際には、それらの同等コマンドを使用してください。

表 7–1 OpenSSH 2.0 コマンド

ツール 

説明 

ssh

アプリケーションがほかのアプリケーションをリモートマシンから呼び出すことを許可します。SSH 通信を行うように構成されたソフトウェアは、ssh コマンドを使用してリモートアプリケーション (リモートエージェントまたはローカルディストリビュータ) を呼び出し、SSH の標準入出力ストリームを使用してそれらのリモートアプリケーションとの通信を行います。

ssh-agent

パスワード付きの非公開鍵を使用する場合に使用します。アプリケーションの SSH 呼び出しが ssh-agent による通信で認証を行えるように、ssh-agent を使って鍵をアップロードします。

ssh-add

ssh-agent に非公開鍵をアップロードします。

ssh-keygen

SSH 接続を保護するため、公開 / 非公開鍵のペアを生成します。 

ssh コマンドでは、次のオプションを使用できます。

-A

認証エージェントの転送機能を有効にします。

-o `BatchMode yes'

パスフレーズクエリーを無効にします。

-t

コマンドが発行されている場合も tty を割り当てます。

ssh-keygen コマンドでは、次のオプションを使用できます。

-t rsa

生成する鍵のタイプとして RSA を指定します。

ssh-agent コマンドでは、次のオプションを使用できます。

-k

環境変数 SSH_AGENT_PID 内の pid セットを使用してエージェントを強制終了します。ほかの実装では、異なる環境変数を使用する可能性があります。