この節では、この章の操作説明で挙げられている OpenSSH 2.0 のコマンドとオプションについて説明します。別バージョンの SSH を使用している場合は、次に示すものと同等のコマンドとオプションをそのバージョンで確認してください。SSH の構成操作を行う際には、それらの同等コマンドを使用してください。
表 7–1 OpenSSH 2.0 コマンド
ツール |
説明 |
---|---|
ssh |
アプリケーションがほかのアプリケーションをリモートマシンから呼び出すことを許可します。SSH 通信を行うように構成されたソフトウェアは、ssh コマンドを使用してリモートアプリケーション (リモートエージェントまたはローカルディストリビュータ) を呼び出し、SSH の標準入出力ストリームを使用してそれらのリモートアプリケーションとの通信を行います。 |
ssh-agent |
パスワード付きの非公開鍵を使用する場合に使用します。アプリケーションの SSH 呼び出しが ssh-agent による通信で認証を行えるように、ssh-agent を使って鍵をアップロードします。 |
ssh-add |
ssh-agent に非公開鍵をアップロードします。 |
ssh-keygen |
SSH 接続を保護するため、公開 / 非公開鍵のペアを生成します。 |
ssh コマンドでは、次のオプションを使用できます。
認証エージェントの転送機能を有効にします。
パスフレーズクエリーを無効にします。
コマンドが発行されている場合も tty を割り当てます。
ssh-keygen コマンドでは、次のオプションを使用できます。
生成する鍵のタイプとして RSA を指定します。
ssh-agent コマンドでは、次のオプションを使用できます。
環境変数 SSH_AGENT_PID 内の pid セットを使用してエージェントを強制終了します。ほかの実装では、異なる環境変数を使用する可能性があります。