Sun N1 Service Provisioning System 5.1 システム管理者ガイド

はじめに

Sun N1™ Service Provisioning System 5.1 システム管理者ガイド』では、インストール後に行うプロビジョニングシステムの構成や環境の変化に応じて行うプロビジョニングシステムの管理に必要な手順について説明します。

対象読者

このマニュアルは、Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアの構成と保守を担当するシステム管理者を対象としています。

このマニュアルの構成

第 1 章「Sun N1 Service Provisioning System の概要」では、Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェア製品の概要と、インストール後にプロビジョニングシステムを構成する際に必要となる処理の詳細を説明します。プロビジョニングシステムのユーザーインタフェースについても簡単に説明します。

第 2 章「ホスト、ホストタイプ、ホストセット、およびホスト検索の管理」では、プロビジョニングシステムを使用してサーバーを管理する方法について解説します。

第 3 章「アクセス許可を使用したアクセスの制御」では、プロビジョニングシステムで使用できるさまざまなアクセス許可について解説します。

第 4 章「ユーザーの管理」では、プロビジョニングシステムでユーザーアカウントを設定し、管理する方法について解説します。

第 5 章「プラグインの管理」では、プラグインのインポート方法と、サードパーティのプラグインによる基本管理タスクの実行方法について解説します。

第 6 章「フォルダの設定」では、フォルダ管理タスクの実行方法について解説します。

第 7 章「オブジェクトの管理」では、プロビジョニングシステムでオブジェクトを管理するさまざまな方法について解説します。

第 8 章「システムアクティビティの監視」では、通知規則を使用して電子メールを設定する方法と、ホストログを表示する方法について解説します。

第 9 章「バックアップと復元」では、プロビジョニングシステムのバックアップ方法について解説します。

付録 A 「認証方式」では、プロビジョニングシステムに新しい認証方式を設定する方法について解説します。

付録 B 「一般的に更新される構成変数」では、いくつかの config.properties 変数について解説します。

関連マニュアル

以下のマニュアルは、Sun N1 Service Provisioning System 5.1 マニュアルコレクションに含まれています。ここに記載のマニュアルは、すべて docs.sun.com から入手できます。

表 P–1 Sun N1 Service Provisioning System 5.1 のマニュアル

アプリケーション 

タイトル 

ソフトウェア インストール 

『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 インストールガイド』

プランおよびコンポーネントの作成 

『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 プランとコンポーネントの開発者ガイド』

プランおよびコンポーネントの配備 

『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 オペレーションとプロビジョニングガイド』

コマンドリファレンス 

『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』

XML スキーマリファレンス 

『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 XML スキーマリファレンスガイド』

リリースノート 

『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 リリースノート』

プラグイン開発 

『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 Plug-in Development Guide』

マニュアル、サポート、およびトレーニング

Sun のサービス 

URL 

内容 

マニュアル 

http://jp.sun.com/documentation/

PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 

サポートおよびトレーニング 

http://jp.sun.com/supportraining/

技術サポート、パッチのダウンロード、および Sun のトレーニングコース情報を提供します。 

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–2 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

system% su

password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 

「 」 

参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 

 


sun% grep `^#define \

  XV_VERSION_STRING'

コード例は次のように表示されます。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。