rsrc.cib は、チェックインするコンポーネントが 1 行に 1 つずつ記載されたバッチファイルを操作します。バッチファイルを利用すると、大量のコンポーネントを 1 回のコマンド実行でチェックインできます。
バッチファイル内の各行は、単一のコンポーネントとしてチェックインされる、ローカルマシン上の単一のコンポーネントに対応しています。各行は、いくつかのフィールドをパイプ (|) で区切った形式になっています。一部のフィールドはオプションで、省略可能です。オプションフィールドを省略する場合も、rsrc.cib が各フィールドを正しく識別できるように、次のフィールドとの間にパイプ (|) を挿入する必要があります。
バッチファイルにはコメントを挿入できます。先頭にシャープ (#) が付いている行がコメント行になります。
次の表では、バッチファイルの行の構文について説明します。
表 3–41 バッチファイル内の行の構文
内容 |
オプション/必須 |
---|---|
ローカルマシン上のコンポーネントの格納場所 |
必須 |
チェックイン時にコンポーネントに割り当てられる名前 |
必須 |
コンポーネントタイプ |
必須 |
コンポーネントが表すプラットフォーム。 「NM: <platform_name>。<platform_name> は、 表 3–42 にあるプラットフォーム名のいずれか。 |
オプション |
コンポーネントの説明 |
オプション |
このファイルが構成ファイルであるかどうかを示すブール値 |
オプション (デフォルトは false) |
チェックインに「2.0」のようなメジャーバージョン番号を割り当てるかどうかを示すブール値 |
オプション (デフォルトは false) |
一番最近のバージョンのコンポーネントを非表示にするかどうかを決めるブール値 |
オプション (デフォルトは true) |
アクセス権情報の格納時に所有者情報を含めるかどうかを示すブール値 |
オプション (デフォルトは true) |
アクセス権情報の格納時にグループ情報を含めるかどうかを示すブール値 |
オプション (デフォルトは true) |
既存のファイルを全部置き換えて新しいバージョンを作成するのではなく、チェックインするファイルを既存のファイルに追加して新しいバージョンを作成するかどうかを示すブール値 |
オプション (デフォルトは true) |
このコンポーネントをホストからチェックインする場合、そのホストのホスト ID |
オプション |
冗長チェックを適用するかどうかを示すブール値 |
オプション (デフォルトは true) |
使用するピッカーの名前 (オプション。デフォルトは null で、デフォルトピッカーを使用する) | |
文字列書式で表されたハッシュテーブル。そのタイプのエクスポータでサポートされる追加オプションが含まれている。extraOpts 引数では、次のブール値は指定できない。
これらの変数を指定するには、同等のバッチファイル書式オプションを使用します。 |
次の表に、バッチファイルの各行の 4 番目のフィールドで、コンポーネントのプラットフォームを指定するために使用できる名前を一覧表示します。
表 3–42 プラットフォームの名前
プラットフォーム名 |
説明 |
---|---|
任意 |
Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアでサポートされる任意のプラットフォーム |
AIX - any version |
IBM AIX 5.2 または IBM AIX 5.2 |
AIX 5.2 |
IBM AIX 5.2 |
AIX 5.2 |
IBM AIX 5.2 |
Solaris - any version |
SolarisTM 6、Solaris 7、または Solaris 8 リリース |
Solaris 7 |
Solaris 7 リリース |
Solaris 8 |
Solaris 8 リリース |
Solaris 9 |
Solaris 9 リリース |
Solaris 10 |
Solaris 10 リリース |
Windows 2000 Server |
Microsoft Windows 2000 Server |
Red Hat Linux |
Red Hat Advanced Server 2.1 |