コマンド出力をファイルにリダイレクトする場合は、-of 引数を使用するか、シェルリダイレクトを使用します。-of 引数は、ファイルの完全パスを引数として取ります。
たとえば、次のコマンドは、出力を hostFile ファイルに書き込みます。-of 引数は -cmd で指定されたコマンドの直後に指定する必要があります。
cr_cli -cmd hdb.h.add -of hostFile -u user-name -p password -name myhost -tID NM:system#crhost |
コマンドの実行後、hostFile には、出力が detail 書式 (hdb.h.add コマンドのデフォルト出力書式) で追加されます。
出力をファイルにリダイレクトするもうひとつの例としては、格納済みのセッション ID を使用してコマンドを認証する場合があります。まずセッション ID の RPC 直列化表現を session という名前のファイルに保存します。この出力をファイルにリダイレクトするには、次のどちらかの方法を使用します。
シェルリダイレクトを使ってファイルを作成する。
cr_cli -cmd udb.login -o serialized -u user-name -p password > session |
-of 引数を使ってファイルを作成する。
cr_cli -cmd udb.login -o serialized -of session -u user-name -p password |
セッション ID をファイルに格納してあれば、このファイルを別のコマンドへの入力として使用できます。詳細については、「ファイルからの入力の読み取り」を参照してください。