プラグインソリューションを構築する前に、計画とモデル化の作業が必要です。このとき、次の点を検討します。
このソリューションを使用する環境。たとえば、オペレーティングシステム要件、アプリケーションのバージョン要件などです。
このプラットフォームまたはアプリケーションをプロビジョニングするときに、パス名などの変数値を説明する必要があるかどうか。
このプラットフォームまたはアプリケーションが機能するために、プロビジョニング可能なホストに配備する必要があるファイル。たとえば、構成ファイルです。
このソリューション用に新しいコンポーネントタイプを定義する必要があるか、または既存のコンポーネントタイプを使用できるか。多くの単純なソリューションでは、system#file や system#directory などの既存のコンポーネントタイプを使用できます。ただし、必要な場合は、既存のコンポーネントタイプを拡張する独自のコンポーネントタイプを定義できます。
system#file や system#directory などのシステムコンポーネントタイプを拡張する場合は、プラグイン記述子ファイルでこのコンポーネントタイプへの依存性を指定する必要があります。
ユーザーがリモートシステムからコンポーネントを一覧し、コンポーネントのインスタンスを作成する必要があるかどうか。
ユーザーが実行できるようにする操作の流れ。
次に、JavaTM 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) を配備する流れに基づいて、モデル化の流れの例を示します。
インフラストラクチャーを配備します。
インストーラのバイナリを実行してインフラストラクチャーをインストールします。
ターゲット作成可能コンポーネントをインストールします。
すべてのアプリケーションオブジェクトをコンポーネントとして取得します。たとえば、次のオブジェクトがあります。
Java アーカイブ (JAR) ファイル、エンタープライズアーカイブ (EAR) ファイル、Web アーカイブ (WAR) ファイル、エンタープライズ Java Beans (EJB) ファイル
JDBC 接続およびデータソース
次のような環境設定を含む「環境」コンポーネントを作成します。
Java 仮想マシン (JVM) の設定
セッション管理の設定
アプリケーションと環境のコンポーネントを設定します。
コンポーネントをターゲット作成可能コンポーネントに配備します。