一般に、プラグインとは、 Web ブラウザに機能を追加するロード可能なアプリケーションを指します。N1 SPS 環境のプラグインは、一般的なプラグインとは概念的に少し異なります。N1 SPS 製品のプラグインは、特定のプラットフォーム、アプリケーション、または環境用の製品のプロビジョニング機能を拡張する、パッケージ化されたソリューションです。たとえば、BEA WebLogic 8.0 などの特定のアプリケーションや、Solaris ゾーンなどのオペレーティングシステムの特定の機能用にプラグインソリューションを作成できます。
プラグインには、新しいカスタムアプリケーションのサポートに必要な関連データがすべて含まれます。このデータは、プラグインの次の部分に含まれます。
プラグイン記述子ファイル - このファイルには、プラグインの内容が記述されます。プラグイン記述子には、名前、説明、ベンダー、バージョン番号、旧バージョン、依存関係など、プラグインに関するメタデータが含まれます。また、readme.txt ファイルへのポインタを含めることもできます。記述子には、コンポーネント、プラン、フォルダ、ホストタイプ、ホストセット、ホスト検索、リソース、コンポーネントタイプ、およびシステムサービスを作成するための命令も含まれます。記述子では、サーバー側のプラグインコードのライブラリおよびプラグイン用の一連の GUI 拡張機能も定義できます。
Java クラスファイル - Java ベースのコンポーネントクラスと execJava クラスがプラグインに含まれます。これらのファイルによって、エクスポート機能と一覧機能をプラグインに追加したり、Java コードを実行するステップを追加したりできます。
コンポーネント定義 - プラグインに作成するコンポーネントとコンポーネントタイプは、プラグインの一部として XML ファイルに保存されます。これらのファイルで、プラグインで配備するオブジェクトとリソースを定義します。
N1 SPS 環境では、ソリューションのプラン、コンポーネント、およびその他の内容を XML で定義します。複数の XML スキーマを使用してプラグインソリューションを定義できます。製品メディアの docs/xml ディレクトリには、次のスキーマが含まれています。
このマニュアルには、XML スキーマの使用方法を示す例があります。XML スキーマで使用されている要素と属性のリファレンスについては、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 XML スキーマリファレンスガイド』を参照してください。