Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (OS Provisioning Plug-In 3.1)

第 7 章 SUSE Linux オペレーティング環境のプロビジョニング

この章では、OS プロビジョニングプラグインを使用して、SUSE Linux オペレーティングシステムをターゲットホストにインストールする方法について説明します。

SUSE AutoYaST テクノロジ

OS プロビジョニングプラグインは SUSE AutoYaST テクノロジを使用します。

SUSE Linux プロビジョニングプロセスの概要

  1. SUSE Linux イメージサーバーを設定します。

  2. SUSE Linux イメージを作成するか、イメージサーバーに既存のイメージを添付します。

  3. ターゲットホストを作成します。

  4. ターゲットホストに OS をインストールします。

SUSE Linux サーバーの設定

OS プロビジョニングプラグインは、SUSE Linux の Kickstart 機能とともに、JumpStart Enterprise Toolkit (JET) テクノロジを通じて提供される機能を使用して、SUSE Linux オペレーティングシステム (OS) をプロビジョニングします。SUSE Linux サーバーを設定する際に、OS をプロビジョニングするための AutoYaST を実行する JET モジュールを作成します。JET についての詳細は、「JumpStart Enterprise Toolkit (JET) テクノロジ」を参照してください。

SUSE Linux ブートおよびインストールサーバーには次のソフトウェアが含まれています。

SUSE Linux OS をプロビジョニングするためのネットワークの準備

SUSE Linux イメージサーバーを作成する前に、次の作業を行なっておく必要があります。

ProcedureNFS アクセス権を設定する

JET を使用せずに SUSE Linux OS をプロビジョニングする場合は、ネットワーク上に NFS アクセス権を設定する必要があります。OS ディストリビューションは、このブートおよびインストールサーバーからサービスを受ける各サブネットに関して、NFS を介してアクセス可能である必要があります。

始める前に

必ずブートおよびインストールサーバーに NFS ユーティリティーがインストールされていることを確認してください。

  1. /etc/exports ファイルを編集し、次の例のような行を追加します。


    /export   10.42.42.*(ro)
  2. NFS を有効にし、起動します。

    RedHat AS 3.0 に適用される、次のようなコマンドを使用します。


    #chkconfig --level 35 nfs on
      #service nfs restart
    

SUSE Linux プロビジョニングするための TFTP アクセス権の設定

SUSE Linux OS をプロビジョニングするために TFTP アクセス権が有効になるようネットワークを設定する必要があります。ここでは、TFTP アクセス権を有効にする方法を示す 2 つの異なる手順を示します。

ProcedureJET を使用して SUSE プロビジョニング用の TFTP アクセス権を設定する

JET を使用して、SUSE Linux イメージサーバーを作成した場合、TFTP サービスは自動的にプロビジョニング用に構成されます。ただし、その場合でも、ブートおよびインストールサーバー上の TFTP ルートディレクトリに追加のディレクトリおよびファイルを作成またはコピーする必要があります。OS ディストリビューションは、このブートおよびインストールサーバーからサービスを受ける各サブネットに関して、NFS を介してアクセス可能である必要があります。

始める前に

ブートおよびインストールサーバーに適切な TFTP サーバーソフトウェアがインストールされていることを確認してください。

    TFTP ルートディレクトリの下に、次のディレクトリをコピーまたは作成します。

    • /tftpboot/pxelinux.0 – Linux PXE ブートストラップファイルは http://syslinux.zytor.com/pxe.php からダウンロードできます。

    • /tftpboot/pxelinux.cfg/ – このディレクトリには PXE 構成ファイルが含まれています。これらのファイルには、各ハードウェアプラットフォームおよび Linux ディストリビューションに固有のパラメータが含まれています。

      PXE 構成ファイルの作成方法については、「SUSE Linux OS プロビジョニング用の PXE 構成ファイルを作成する」を参照してください。


    注 –

    この作業では、TFTP ルートディレクトリの 1 例として /tftpboot を使用します。


ProcedureJET 以外の SUSE プロビジョニング用の TFTP アクセス権を設定する

ディストリビューションは、このブートおよびインストールサーバーからサービスを受ける各サブネットに関して、TFTP を介してアクセス可能である必要があります。

始める前に

ブートおよびインストールサーバーに適切な TFTP サーバーソフトウェアがインストールされていることを確認してください。

  1. /etc/xinet.d/tftp ファイルで server_args パラメータを探します。

    これが、TFTP サーバーにより使用されるルートディレクトリを定義します。ディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリを作成します。


    注 –

    この作業では例として /tftpboot を使用します。


  2. TFTP を有効にし、xinetd デーモンを再起動します。

    RedHat AS 3.0 で動作する、次の例のようなコマンドを使用します。


    #chkconfig tftp on
      #service xinetd restart
    
  3. TFTP ルートディレクトリの下に、次のディレクトリをコピーまたは作成します。

    • /tftpboot/pxelinux.0 – Linux PXE ブートストラップファイルは http://syslinux.zytor.com/pxe.php からダウンロードできます。

    • /tftpboot/pxelinux.cfg/ – このディレクトリには PXE 構成ファイルが含まれています。これらのファイルには、各ハードウェアプラットフォームおよび Linux ディストリビューションに固有のパラメータが含まれています。

    • /tftpboot/pxelinux.cfg/v20z-config – V20z プラットフォームに固有のディレクトリ。

    • /tftpboot/linuxboot/loader にあるディストリビューションのインストールカーネル。

    • /tftpboot/initrdboot/loader にあるディストリビューションのインストール RAM ディスク。

SUSE Linux ファイルのコピー

SUSE Linux OS イメージを作成するには、ブートおよびインストールサーバーか、NFS 経由でネットワークからアクセス可能なほかのシステムに製品媒体のファイルをコピーします。これらのファイルは、SUSE Linux OS または Solaris OS のいずれかが動作するシステムにあります。システムの CD-ROM ドライブに物理製品媒体を挿入し、プロビジョニングプラン用のイメージソースとして CD を指定することもできます。SUSE Linux ブートおよびインストールサーバーにコピーを配置する必要はありません。

SUSE Linux ファイルをコピーするには、製品 CD の内容を特定のディレクトリ構造に抽出します。SUSE Linux ファイルをコピーする方法については、http://www.suse.com/~ug/AutoYaST_FAQ.html#a6を参照してください。

SUSE Linux Enterprise Server 8.0 release のプロビジョニングを自動化するには、SUSE Linux 8.0 インストールイメージを作成したあとにインストーラスクリプトを変更する必要があります。詳細については、「インストーラスクリプトを変更して SUSE Linux Enterprise Server 8.0 のプロビジョニングを自動化する」を参照してください。

ブートおよびインストールサーバーではないシステムにコピーを配置する場合は、次の条件が満たされる必要があります。

Procedureインストーラスクリプトを変更して SUSE Linux Enterprise Server 8.0 のプロビジョニングを自動化する

SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 8.0 インストーラには、インストール先のシステムのキーボードの有無をチェックするコードが含まれています。このコードがあると、OS プロビジョニングプラグイン で SLES 8.0 OS のインストールを自動化することができません。SLES 8.0 OS のプロビジョニングを完全に自動化するには、インストーラを編集してこのコードを削除します。次の手順に従ってください。

  1. SLES 8.0 イメージの root ファイルを含む boot ディレクトリに移動します。

    boot ディレクトリは、SLES8.0 CD の 1 枚目のコピーにあります。

  2. root ファイルのバックアップコピーを作成します。


    # cp root root.orig
    
  3. 一時ディレクトリに、ループバックモードでファイルのコピーをマウントします。


    # mkdir /tmp/loop
    # mount -o loop root.orig /tmp/loop
    
  4. 作業用の一時ディレクトリを作成します。


    # mkdir /tmp/work
    
  5. root を作業用の一時ディレクトリにコピーします。


    # cd /tmp/work
    # rsync -avz /tmp/loop/* .
    
  6. テキストエディタで、作業用の一時ディレクトリにある YaST2 インストーラスクリプトを開きます。

    前の手順で指定したディレクトリ名を使用する場合は、 YaST2 インストーラスクリプトは /tmp/work/usr/lib/YaST2/bin/ ディレクトリにあります。

  7. YaST2 インストーラスクリプトから次の部分のコードを削除します。

    # iSeries and p690 dont have a keyboard but a special console, no need to
    # run via serial console.
    
    if [ ! "$update" -a "$Keyboard" = "0" -a ! "$Braille" -a "$NOTISERIES"
    != 0 -a "$NOTHVCCONSOLE" != 0 -a "$HOSTTYPE" != "s390" -a "$HOSTTYPE" !=
    "s390x" ] ; then
         log "no keyboard?"
         echo "No keyboard detected. Trying to connect via serial interface
    /dev/ttyS0."
         echo "On your terminal computer start the user interface with"
         echo "y2base \"serial(115200):/dev/ttyS0\" qt -geometry 800x600
    -style=platinum"
         echo "or"
         echo "y2base \"serial(115200):/dev/ttyS1\" qt -geometry 800x600
    -style=platinum"
         echo "or start the YaST2 menu by typing \"yast2\" and select
    YaST2/Remote Install"
         y2base "$modulename" $moduleargs "serial(115200):/dev/ttyS0"
    --timeout 15
         y2exitcode=$?
         [ $y2exitcode -eq 0 ] && y2cc_ncurses
         if [ "$y2exitcode" = 13 ] ; then
             echo "Connection timeout. Continuing with normal setup."
         else
             exit $y2exitcode
         fi
    fi
  8. 変更した YaST2 インストーラスクリプトを含めて root ファイルを再作成します。


    # cd /tmp
    # mkfs.cramfs work root
    
  9. 新しい root ファイルを SLES 8.0 CD の 1 枚目にコピーします。


    # cp /tmp/root suse-copy-path/boot/root
    

    suse-copy-path は、SLES 8.0 CD の 1 枚目のコピーへのパスです。

  10. 作業用の一時ディレクトリを削除し、一時ディレクトリへのループバックを削除します。


    # rm -rf work
    # umount /tmp/loop
    
注意事項

SLES 8.0 インストーラを編集したあとに、インストールが対話モードに変わり、ライセンス契約同意書への確認を求められる場合は、SLES 8.0 CD の 1 枚目のコピーにある info.txt ファイルの名前を変更します。次に例を示します。

# mv suse-copy-path /media.1/info.txt suse-copy-path media.1/info.txt.bak

ファイル名を変更したら、SLES 8.0 OS のプロビジョニングを再度実行してください。

SUSE Linux イメージサーバーの作成

SUSE Linux イメージをコピーしたあと、N1 SPS 環境内に SUSE Linux イメージサーバーかブートおよびインストールサーバーを作成する必要があります。ブートおよびインストールサーバーを N1 SPS リモートエージェントにし、ブートおよびインストールサーバーをマスターサーバーに対するリモートエージェントとして追加します。

ProcedureSUSE Linux イメージサーバーを作成する (ブラウザインタフェース)

ブラウザインタフェースからサーバーを作成するには、次の手順に従います。

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「Linux Image Servers」セクションで「Create」をクリックします。

  3. 「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。

  4. このプランに使用する変数を選択します。

    • 既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxServer」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。

    • 新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxServer」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。

      1. 「Create Set」をクリックします。

      2. 変数セットの名前を入力します。

      3. 必要に応じて、linuxHost 変数を、コマンド行インタフェースの位置に変更します。

        デフォルトでは、仮想 Linux ホスト名は、-linux が追加されたターゲットホストのホスト名に設定されています。


        注意 – 注意 –

        installPathboot_server_tftp_root_directory 変数の値は、変更しないでください。


      4. 変数セットを保存します。

      5. 「Plan Parameters」テーブルの「LinuxServer」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。

    • 別のコンポーネントの変数設定を使用する場合は、「Import Set From Component」をクリックします。

      「Import Variable Settings」ウィンドウが表示されます。

      1. 必要に応じて、変数設定のインポート元となるコンポーネントが入ったフォルダへ移動します。

      2. コンポーネントのバージョンを選択します。


        注 –

        コンポーネントのバージョンが異なると、変数設定も異なる可能性があります。現在のコンポーネントおよびインポートする変数設定があるコンポーネントが共通の変数を使用していることを確認します。変数設定のインポート元のコンポーネントと、プランで使用するコンポーネントの間で共通に使用している変数が存在しない場合、変数設定はインポートされません。


      3. 「Import Variable Settings」をクリックします。

        変数設定がインポートされ、表形式で表示されます。

      4. 「Plan Details Run」ページの「Variable Settings」ドロップダウンリストから、インポートした変数設定を選択し、「Select」をクリックします。

    • ファイルに保存されているコンポーネント変数設定を使用する場合は、次の手順に従います。

      1. 「Import Sets from File」テキストフィールドに、使用する変数設定ファイルへのパスを入力します。

        ファイルシステムをブラウズして適切なファイルを探すには、「ブラウズ」ボタンをクリックします。

      2. 「Import」をクリックします。

        変数設定がインポートされ、表形式で表示されます。


        注 –

        変数設定のインポート元のファイルと、プランで使用するコンポーネントの間で共通に使用している変数が存在しない場合、変数設定はインポートされません。


      3. 「Plan Details Run」ページの「Variable Settings」ドロップダウンリストから、インポートした変数設定を選択し、「Select」をクリックします。

  5. Linux イメージサーバーを作成するホストを選択します。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  7. イメージサーバーが正常に作成されたことを確認するには、プロビジョニングサーバーのウィンドウの左側にある「Hosts」リンクをクリックします。

    -linux が付加された仮想ホストの名前が表示されます。たとえば、ホスト bikickstart にインストールした場合、仮想ホストは bikickstart-linux です。

    この手順によって、ブートおよびインストールサーバーに SUNWjetJetRedHat JetSuse パッケージがインストールされます。SUNWjet パッケージは、TFTP サーバーの設定と、JET ベースディレクトリ (デフォルトでは /opt/SUNWjet) ディレクトリの NFS 共有設定を行います。

注意事項

OS プロビジョニングサーバーがブートおよびインストールサーバーと同じ物理ホスト上に存在する場合は、ターゲットホストへのプロビジョニングの前にそのシステムのインタフェースを構成する必要があります。OS プロビジョニングサーバーは、ブートおよびインストールサーバーのインタフェースを自動的には構成しません。

ProcedureSUSE Linux イメージサーバーを作成する (コマンド行インタフェース)

N1 SPS のブラウザインタフェースまたはコマンド行インターフェースから SUSE Linux イメージサーバーを作成できます。

始める前に

ターゲットホストの位置を特定できるよう、autoyast ファイルは、SUSE Linux ブートおよびインストールサーバー上の NFS エクスポートディレクトリ (例: /export/autoyast) に配置する必要があります。

    コマンド行からサーバーを作成するには、次のようなコマンドを入力します。


    # cr_cli -cmd cdb.vs.add -comp NM:/com/sun/n1osp/untyped/LinuxServer \
    -name "linuxserver" -u admin -p admin -vars "boot_server_tftp_root_directory=/tftpboot"
    # cr_cli -cmd pe.p.run -u admin -p admin \
    -PID NM:/com/sun/n1osp/untyped/LinuxServer-create \
    -tar H:NM:bikickstart -comp + -vs linuxserver -pto 30 -nto 10
    

    これらのコマンドによって、ブートおよびインストールサーバーに SUNWjetJetRedHat、および JetSuse パッケージがインストールされます。SUNWjet パッケージは、TFTP サーバーの設定と、JET ベースディレクトリ (デフォルトでは /opt/SUNWjet) ディレクトリの NFS 共有設定を行います。

注意事項

OS プロビジョニングサーバーがブートおよびインストールサーバーと同じ物理ホスト上に存在する場合は、ターゲットホストへのプロビジョニングの前にそのシステムのインタフェースを構成する必要があります。OS プロビジョニングサーバーは、ブートおよびインストールサーバーのインタフェースを自動的には構成しません。

SUSE Linux イメージとプロファイルの作成

SUSE Linux イメージサーバーを作成したあとには、プロビジョニングイメージとプロファイルを作成する必要があります。

JET による SUSE Linux イメージとプロファイルの作成

JumpStart Enterprise Toolkit (JET) は、SUSE Linux のプロビジョニングに必要なプロファイルの作成作業を簡単にする一群のユーティリティーです。N1 SPS ブラウザインタフェースを使用して、ターゲットホストの Kickstart インストールを自動的に行うのに必要なプロファイルキーワードおよびプロファイル値を生成できます。

JET を使用しない方が望ましく、手動でプロファイル値を作成する場合は、JET モジュールを使用しない SUSE Linux イメージおよびプロファイルを作成できます。「非 JET SUSE Linux イメージとプロファイルの作成」を参照してください。

ProcedureJET を使用して SUSE Linux プロビジョニングプロファイルを作成する (ブラウザインタフェース)

始める前に

Linux イメージサーバーが存在し、そのサーバーで SUSE Linux オペレーティングシステムソフトウェアが使用できることを確認します。SUSE Linux イメージサーバーの作成方法の詳細については、「SUSE Linux サーバーの設定」を参照してください。

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「SUSE Linux Images」セクションで「Create Profile」をクリックします。

  3. 「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。

  4. このプランに使用する変数を選択します。

    • 既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。

    • 新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。

      1. 「Create Set」をクリックします。

      2. 変数セットの名前を入力します。

      3. 変数を確認し、必要に応じて変数を変更します。

        次の表で、追加の変数とそのデフォルト値を説明します。

        変数名 

        説明 

        デフォルト値/例 

        osp_server

        OS プロビジョニングサービスを表す仮想サーバー 

        masterserver-osp (デフォルト)

        version

        このコンポーネントで配備する Linux のバージョン 

        SLES9 (例)

        architecture

        x86 などの、物理システムのアーキテクチャー 


        注 –

        この値は、プロファイルコンポーネントおよび OS イメージの名前に使用されます。プロビジョニングソフトウェアによって、この変数が検査、適用されることはありません。


        x86 (デフォルト)

        installPath

        添付する SUSE Linux イメージの名前 

        SuSeLinux:[version]_:[architecture]

        次に例を示します。SuSeLinux_SLES9_x86

        description

        このプロファイルに関する説明 (任意) 

        test linux (例)

        min_disk_size

        SUSE Linux OS のプロビジョニングに必要な最小ディスク容量 

        10GB (デフォルト)

        boot_server_name

        SUSE Linux ブートおよびインストールサーバーの名前 

        masterserver (例)

        boot_server_subnet_address

        ブートおよびインストールサーバーがサービスを提供するサブネット 

        10.10.31.0 (例)

        boot_server_subnet_ip_address

        サブネット上のブートおよびインストールサーバーの IP アドレス 

        10.10.31.1 (例)

        image_subnet_mask

        プロビジョニングサブネットのネットマスク 

        255.255.255.0 (デフォルト)

        distro_root_directory

        ブートサーバー上の SUSE Linux ディストリビューションのベースディレクトリの絶対パス 

        nfs://10.10.31.4/Suse/SLES-9-x86-64/installroot (例)

        kernel

        (JET プロファイルのみ) 

        OS イメージ内のカーネルへの相対パス。 

        非 JET プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        boot/loader/linux (デフォルト)

        initrd

        (JET プロファイルのみ) 

        OS イメージ内の initrd への相対パス。

        非 JET プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        boot/loader/initrd (デフォルト)

        autoyast_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の AutoYaST ファイルの絶対パス 

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        なし 

        pxe_boot_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の pxelinux.0 ブートファイルの、/tftpboot ディレクトリからの相対パス

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        なし 

        pxe_configuration_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の PXE Linux 構成ファイルの、pxelinux.cfg ディレクトリからの相対パス

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        なし 

        SuSelinux_component_folder

        自動生成 SUSE Linux Provision コンポーネントフォルダの位置 

        /com/sun/n1osp/autogen-:[target(..):sys.hostName]-linux (デフォルト)

      4. 変数セットを保存します。

      5. 「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。

  5. 「Plan Details Run」ページで、プロファイルの作成先の Linux イメージサーバーを選択します。


    ヒント –

    Linux イメージサーバーのホスト名は末尾が -linux になります。


  6. 必要に応じてプロファイル名を変更します。

  7. 必要に応じてプロファイルの説明を変更します。

  8. 使用する JET モジュールのリストを更新します。

    JET 製品のモジュールは、JET サーバーのディレクトリ /opt/SUNWjet/Products にあります。

    デフォルトでは、プラン変数 JET Modules Name(s) に、SUSE Linux プロファイルコンポーネントに含める 2 つの JET モジュールがあります。

    base_config は、基本 SUSE Linux インストールを行うための必須 JET モジュールです。そのほかの /opt/SUNWjet/Products モジュールはすべて省略可能です。モジュール名をこのリストに追加することにより、モジュールのインストール関数と構成変数が、新しく作成された SUSE Linux プロビジョニングプロファイルに追加されます。

  9. 「Use the Jet Modules Specified Above」チェックボックスが選択されていることを確認します。

  10. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  11. Linux イメージサーバーに対して Linux プロファイルが作成されたことを確認するには、N1 SPS ブラウザインタフェースの左側にある「Components」をクリックします。

    /com/sun/n1osp/autogen-server-name-linux/provision/ フォルダに、provision コンポーネントがあります。ここで server-name は、変数セットに指定した Linux サーバー名です。次に例を示します。 /com/sun/n1osp/autogen-SuSe_SLES9_x86-linux/provision/

ProcedureJET SUSE Linux プロビジョニングプロファイルを作成する (コマンド行インタフェース)

  1. LinuxImage コンポーネントの変数セットを作成するには、次の例のようなコマンドを入力します。


    # cr_cli -cmd cdb.vs.add -comp NM:/com/sun/n1osp/untyped/SuseLinuxImage \
    -name "SLES9" -u admin -p admin -vars "osp_server=masterserver-osp;version=9; \
    architecture=x86;installPath=SuSeLinux:[version]_:[architecture]; \
    description=SUSE SLES9;min_disk_size=10GB; \
    boot_server_name=biautoyast;boot_server_subnet_address=10.42.42.0; \
    boot_server_subnet_ip_address=10.42.42.3; \
    distro_root_directory=nfs://10.42.42.3/export/SUSE/SLES-9-x86-64/installroot;\
    pxe_boot_file=;pxe_configuration_file=; \
    autoyast_file=;kernel=boot/loader/linux;initrd=boot/loader/initrd"
    
  2. JET モジュール情報を提供するには、次のエントリを含む /tmp//suse-profile ファイルを作成します。

    standard-jet
    Standard Linux
    base_config
    true

    各行の意味は次のとおりです。

    • ファイルの最初の行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「Profile Name」フィールドに対応します。

    • ファイルの 2 番目の行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「Profile Description」フィールドに対応します。

    • ファイルの 3 行目は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「JET Module Name」フィールドに対応します。

    • ファイルの 4 行目は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「Use the Jet Modules Specified Above」チェックボックスに対応します。

  3. プランを実行するには、次の例のようなコマンドを入力します。


    # cr_cli -cmd pe.p.run -u admin -p admin \
    -PID NM:/com/sun/n1osp/untyped/SuSeLinuxImage-create-profile \
    -tar H:NM:bilinux-linux -comp - -vs SLES9 -pto 30 -nto 10 \
    -f /tmp/suse-profile
    

    -u オプションで指定したデフォルトの N1 SPS ユーザー値を書き留めます。OS インストール後に N1 SPS リモートエージェントソフトウェアがターゲットホストで起動するには、このユーザーが存在する必要があります。

非 JET SUSE Linux イメージとプロファイルの作成

SUSE Linux イメージおよびプロファイルを手動で作成する場合は、JET モジュールを使用せずに、SUSE Linux イメージおよびプロファイルを作成できます。この節では、非 JET SUSE Linux イメージとプロファイルの作成方法を説明します。

JET を使用して、イメージおよびプロファイルを作成する場合は、「JET による SUSE Linux イメージとプロファイルの作成」を参照してください。

ProcedureSUSE Linux OS プロビジョニング用の PXE 構成ファイルを作成する

ターゲットホストに 非 JET SUSE Linux イメージを配備するには、手動で PXE 構成ファイルを作成する必要があります。このファイルには、各ハードウェアプラットフォームおよび SUSE Linux ディストリビューションに固有のパラメータが含まれています。

  1. テキストエディタでファイルを作成し、次のテキストを入力します。

    default sles
    serial 0 9600
    label sles
    kernel linux
    append console=ttyS0,9600 load_ramdisk=1 initrd=initrd textmode=1

    各行の意味は次のとおりです。

    • 先頭行 (default) は、ラベル sles を使用し、AutoYaST によるインストールを行うことを示しています。

    • 3 行目 (label) は、ラベル sles の定義です。

    • 4 行目 (kernel) は、読み込むカーネルの指定です。パスは pxelinux.0 に対して相対的です。

    • 5 行目 (append) には、一連のネットワーク構成パラメータが含まれています。append パラメータはすべて同じ行に存在する必要があります。ここに示す固有のパラメータは次のとおりです。

      console=ttyS0,9600 は、コンソールにインストール出力を表示するためのコンソールパラメータを指定しています。パラメータは、ターゲットハードウェアのプラットフォームに応じて異なります。

      load_ramdisk は、RAM ディスクに initrd を使用することを示しています。RAM ディスクのパスは pxelinux.0 に対して相対的です。

  2. ブートおよびインストールサーバー上の TFTP ルートディレクトリの pxelinux.cfg サブディレクトリに、このファイルを保存します。

    複数リリースの SUSE Linux OS のプロビジョニングを行えるようにする場合は、このファイルに、 sles9.cfg などの一意の名前を割り当てます。

Procedure非 JET SUSE Linux プロビジョニングプロファイルを作成する (ブラウザインタフェース)

始める前に

Linux イメージサーバーが存在し、そのサーバーで SUSE Linux オペレーティングシステムソフトウェアが使用できることを確認します。SUSE Linux イメージサーバーの作成方法の詳細については、「RedHat Linux サーバーの設定」を参照してください。

PXE Linux 構成ファイルを作成し、ブートおよびインストールサーバー上の pxelinux.cfg ディレクトリにそのファイルを配置します。PXE Linux 構成ファイル例については、「SUSE Linux OS プロビジョニング用の PXE 構成ファイルを作成する」を参照してください。

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「SUSE Linux Images」セクションで「Create Profile」をクリックします。

  3. 「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。

  4. このプランに使用する変数を選択します。

    • 既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。

    • 新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。

      1. 「Create Set」をクリックします。

      2. 変数セットの名前を入力します。

      3. 変数を確認し、必要に応じて変数を変更します。

        次の表で、追加の変数とそのデフォルト値を説明します。

        変数名 

        説明 

        デフォルト値/例 

        osp_server

        OS プロビジョニングサービスを表す仮想サーバー 

        masterserver-osp (デフォルト)

        version

        このコンポーネントで配備する Linux のバージョン 

        SLES9 (例)

        architecture

        x86 などの、物理システムのアーキテクチャー 


        注 –

        この値は、プロファイルコンポーネントおよび OS イメージの名前に使用されます。プロビジョニングソフトウェアによって、この変数が検査、適用されることはありません。


        x86 (デフォルト)

        installPath

        添付する SUSE Linux イメージの名前 

        SuSeLinux:[version]_:[architecture]

        次に例を示します。SuSeLinux_SLES9_x86

        description

        このプロファイルに関する説明 (任意) 

        test linux (例)

        min_disk_size

        SUSE Linux OS のプロビジョニングに必要な最小ディスク容量 

        10GB (デフォルト)

        boot_server_name

        SUSE Linux ブートおよびインストールサーバーの名前 

        masterserver (例)

        boot_server_subnet_address

        ブートおよびインストールサーバーがサービスを提供するサブネット 

        10.10.31.0 (例)

        boot_server_subnet_ip_address

        サブネット上のブートおよびインストールサーバーの IP アドレス 

        10.10.31.1 (例)

        image_subnet_mask

        プロビジョニングサブネットのネットマスク 

        255.255.255.0 (デフォルト)

        distro_root_directory

        ブートサーバー上の SUSE Linux ディストリビューションのベースディレクトリの絶対パス 

        nfs://10.10.31.4/Suse/SLES-9-x86-64/installroot (例)

        kernel

        (JET プロファイルのみ) 

        OS イメージ内のカーネルへの相対パス。 

        非 JET プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        なし 

        initrd

        (JET プロファイルのみ) 

        OS イメージ内の initrd への相対パス。

        非 JET プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        なし 

        autoyast_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の AutoYaST ファイルの絶対パス 

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        nfs://10.10.31.4/export/v20z/sles9.xml (例)

        pxe_boot_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の pxelinux.0 ブートファイルの、/tftpboot ディレクトリからの相対パス

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        v20z/suse/pxelinux.0 (例)

        pxe_configuration_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の PXE Linux 構成ファイルの、pxelinux.cfg ディレクトリからの相対パス

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        as21-console (例)

        SuSelinux_component_folder

        自動生成 SUSE Linux Provision コンポーネントフォルダの位置 

        /com/sun/n1osp/autogen-:[target(..):sys.hostName]-linux (デフォルト)

      4. 変数セットを保存します。

      5. 「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。

  5. 「Plan Details Run」ページで、プロファイルの作成先の Linux イメージサーバーを選択します。


    ヒント –

    Linux イメージサーバーのホスト名は末尾が -linux になります。


  6. 必要に応じてプロファイル名を変更します。

  7. 必要に応じてプロファイルの説明を変更します。

  8. 「Use the Jet Modules Specified Above」のチェックボックスを選択解除します。

  9. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  10. Linux イメージサーバーに対して Linux プロファイルが作成されたことを確認するには、N1 SPS ブラウザインタフェースの左側にある「Components」をクリックします。

    /com/sun/n1osp/autogen-server-name-linux/provision/ フォルダに、provision コンポーネントがあります。ここで server-name は、変数セットに指定した Linux サーバー名です。次に例を示します。/com/sun/n1osp/autogen-SuSeLinuxSLES9_x86-linux/provision/

Procedure非 JET SUSE Linux プロビジョニングプロファイルを作成する (コマンド行インタフェース)

  1. LinuxImage コンポーネントの変数セットを作成するには、次の例のようなコマンドを入力します。


    # cr_cli -cmd cdb.vs.add -comp NM:/com/sun/n1osp/untyped/SuSeLinuxImage \
    -name "SLES9x86" -u admin -p admin -vars "osp_server=masterserver-osp;version=SLES9; \
    architecture=x86;installPath=SuSeLinux:[version]_:[architecture]; \
    description=SUSE SLES9;min_disk_size=10GB; \
    boot_server_name=bilinux;boot_server_subnet_address=10.42.42.0; \
    boot_server_subnet_ip_address=10.42.42.3; \
    autoyast_file=nfs://10.10.31.4/export/v20z/sles9.xml;\
    pxe_boot_file=pxelinux.0;pxe_configuration_file=pxesles9"
    
  2. JET 以外のモジュール情報を提供するには、次のエントリを含む /tmp/suse-profile ファイルを作成します。

    standard-nojet
    Standard Linux
    base_config
    false

    各行の意味は次のとおりです。

    • ファイルの最初の行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「Profile Name」フィールドに対応します。

    • ファイルの 2 番目の行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「Profile Description」フィールドに対応します。

    • ファイルの 3 行目は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「JET Module Name」フィールドに対応します。

    • ファイルの 4 行目は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「Use the Jet Modules Specified Above」チェックボックスに対応します。

  3. プランを実行するには、次の例のようなコマンドを入力します。


    # cr_cli -cmd pe.p.run -u admin -p admin \
    -PID NM:/com/sun/n1osp/untyped/SuseLinuxImage-create-profile \
    -tar H:NM:bilinux-linux -comp - -vs SLES9x86 -pto 30 -nto 10
    -f /tmp/suse-profile 
    

    -u オプションで指定したデフォルトの N1 SPS ユーザー値を書き留めます。OS インストール後に N1 SPS リモートエージェントソフトウェアがターゲットホストで起動するには、このユーザーが存在する必要があります。

ターゲットホストへの OS のインストール

プロファイルは、ターゲットホストに OS イメージをプロビジョニングするために使用されます。これらのプロファイルは、/com/sun/n1osp/autogen...provision フォルダにあります。新しい OS イメージが作成 (または添付) されるたびに、新しいプロファイルがプロビジョンフォルダに追加されます。

Procedureターゲットホストへ OS をインストールする

始める前に

ターゲットホストの BIOS に正しい日時が設定されていることを確認します。BIOS に過去の日時が設定されていると、suse-build-key RPM のインストールに失敗し、対話モードのインストールに切り替わります。これは、BIOS が、ディストリビューションの使用している RPM 暗号化キーを受け付けないためです。BIOS からは、暗号化キーが将来の日時に適用されるように見えます。

ブートおよびインストールサーバー上のネットワークインタフェースが適切に構成されていることを確認します。

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「Linux Images」セクションで「Provision OS」をクリックします。

  3. provision コンポーネントが含まれる Linux フォルダに移動します。

    たとえば、/com/sun/n1osp/autogen-bikickstart-linux/provision/suse/SLES9_x86 などのフォルダです。

  4. コンポーネント名を選択します。

  5. 「Component Details」ページで Provision_start:Install プロシージャの横にある「Run action」をクリックします。

  6. オペレーティングシステムのプロビジョニング先であるターゲットホストを選択します。


    ヒント –

    ターゲットホストのホスト名の末尾は -target です。


  7. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

ProcedureOS のプロビジョニング状態を確認する

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「OS Provisioning Administration Tasks」セクションで「Status」をクリックします。

  3. 「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。

  4. 「Plan Details Run」ページで、オペレーティングシステムのプロビジョニング先であるターゲットホストを選択します。

  5. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  6. 「Details」リンクをたどり、状態を表示します。

SUSE Linux イメージとプロファイルの削除

不要になった OS イメージやプロファイルは、N1 SPS 環境から定期的に削除するとよいでしょう。

ProcedureSUSE Linux OS イメージを削除する

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「SUSE Linux Images」セクションで「Manage」をクリックします。

  3. 「Components Details」ページで「Uninstall: Delete」のチェックボックスを選択します。

  4. 「Run」をクリックします。

    N1 SPS 環境から SUSE Linux OS イメージが削除されます。「View link for SUSE Linux Images」セクションのイメージリストから、削除したイメージが削除されています。


    注 –

    ブートおよびインストールサーバーから、SUSE Linux OS イメージが削除されるわけではありません。


ProcedureSUSE Linux OS プロファイルを削除する

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「SUSE Linux Images」セクションで「Provision OS」をクリックします。

  3. 「Components」ページで、削除するプロファイルのチェックボックスを選択します。

  4. 「Delete」をクリックします。

SUSE Linux サーバーの管理作業

ProcedureN1 SPS RA インストーラをインポートする

クロスプラットフォームインストール (SPARC システムからの x86 プラットフォームへのインストールなど) を有効にするには、アーキテクチャー固有のインストーラを SUSE Linux Image サーバーにインポートする必要があります。

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「Linux Image Servers」セクションで「Manage」をクリックします。

  3. 「Component Details」ページで import_product_media プロシージャーの横にある「Run action」をクリックします。

  4. インストーラをインポートする Linux Image サーバーホストを選択し、「Run Selected Installations」をクリックします。

  5. 「Plans Run」ページで、プラン変数を次のように設定します。

    変数 

    説明 

    サンプル値 

    JET Module Name 

    JET モジュールの名前 

    spsra

    Product Version 

    N1 SPS インストーラのバージョン 

    5.2

    Architecture 

    RA インストーラに適用されるアーキテクチャー 

    x86

    Media Path 

    RA インストーラが含まれるディレクトリへのパス 

    /net/myothersys/export/ra

  6. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。


    注 –

    インポートされた RA インストーラからインストールするには、RA をインストールする際に使用される SUSE Linux プロファイルで、「Install RA from snapshot (y,n)」の値が n に設定されている必要があります。「SUSE Linux リモートエージェントのコンポーネント変数」を参照してください。