この付録では、WebLogic ドメインで高度な管理作業を行う方法について説明しています。この付録では、次の項目について説明します。
同じユーザーとパスワードを使用して複数のドメインを作成できます。ただし、各ドメインに異なるパスワードを使用する場合は、各ドメインのインストール後に WebLogic ユーザーおよびパスワードセッション変数を更新する必要があります。
新しいドメインを作成するプランは、必ずデフォルトセッション変数名 WL_DEFAULT_USER および WL_DEFAULT_PASSWORD を使用します。
デフォルトの WebLogic セッション変数 WL_DEFAULT_USER および WL_DEFAULT_PASSWORD を使用して、新しいドメインと AdminServer をインストールします。
「WebLogic 9 ドメインと管理サーバーを作成する」を参照してください。
ブラウザインタフェースの最上部の「Session Variables」をクリックして、「Session Variables」ページにアクセスします。
新しくインストールされた AdminServer の新しいセッション変数を作成します。
これらの新しいセッション変数の値は、AdminServer のインストールに使用したデフォルトの変数と同じ値です。
属性名 |
デフォルトのセッション変数名 |
新しいセッション変数名 |
---|---|---|
adminUser |
WL_DEFAULT_USER |
WL_TEST_USR |
adminPassword |
WL_DEFAULT_PASSWORD |
WL_TEST_PWD |
手順 1 で作成した AdminServer の「host Details」ページにアクセスし、「Edit」をクリックします。
AdminServer のホストタイプ属性を更新します。
たとえば、adminUser 値を :[session:WL_TEST_USR] に置き換えます。
別のドメインをインストールする場合は「Session Variables」ページに戻り、デフォルトの WebLogic セッション変数を、インストールする次のドメインに使用する新しい値で更新します。
ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで「WebLogic 9」をクリックします。
「Components」リンクをクリックします。
必要に応じて、com/sun/weblogic9 コンポーネントディレクトリにナビゲートします。
WebLogic 9 コンポーネントの表が表示されます。
「Component」列で、AdminServer コンポーネントをクリックします。
「AdminServer Component Details」ページが表示されます。
「Component Procedures」表で、domainUtil プロシージャーの「Run」リンクをクリックします。
「Plans Details Run」ページが表示されます。
「Current Installations」リストから、更新する管理サーバーを選択します。
「Run Selected Installations」をクリックします。
この更新で自動生成されたプラン用に「Plans Details Run」ページが表示されます。
「Plan Variables」テキストフィールドに、実行する 適切な更新ユーティリティーを入力します。
次の値から、1 つ以上を指定します。
activate – この変数は、WebLogic ドメインのすべての変更を有効にします。
undoAndStop – この変数は、WebLogic ドメインに対するすべての変更を元に戻し、サーバーを停止します。
stopEdit – この変数は、WebLogic ドメインに対するすべての変更を中止ます。
cancelEdit – この変数は、WebLogic ドメインに対するすべての変更を取り消します。
undoUnactivatedChanges – この変数は、WebLogic ドメインで有効にされていない変更を元に戻します。
undo – この変数は、WebLogic ドメインに対するすべての変更を元に戻します。
必要に応じて、任意のオプションおよび制限を変更します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。