Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (SAP Plug-In 1.0)

SAP Application Server の作成、管理、およびインストール

ソフトウェアの「Common Tasks」ページを使用して、SAP Application Server のインスタンスを作成、管理できます。

ここでは、SAP Application Server の作成、SAP Application Server のインストールに必要な、次のタスクについて説明しています。

Application Server の作成と管理

SAP Application Server のインストール、アンインストール、および管理には、次にあげる手順を使用します。

Procedureアプリケーションサーバーを作成する

このタスクは、 SPS データベースに SAP Application Server エントリを作成します。


注 –

このタスクは、markOnly タスクです。


  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server」セクションで、「Create」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. 「Plan Parameters」表で、 AppServer コンポーネントの変数設定を選択します。

    • このコンポーネント用に変数設定が作成されている場合は、ドロップダウンメニューから適切な設定を選択します。

    • 変数設定が、ドロップダウンメニューから選択できない場合は、次のようにします。

      1. 「Select From List」をクリックします。

        「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。

        • 新しい変数設定を作成するには、「Create Set」を選択して「Set Name」に設定名を入力します。

          次のリストに、AppServer コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。コンポーネント変数の値を作成するには、コンポーネント変数の行にあるチェックボックスをクリックします。


          注 –

          UserExit で終わるコンポーネント変数の詳細については、「ユーザーによる終了」を参照してください。


          groupName

          このフィールドは必須です。


          注 –

          Sun Cluster 環境では、groupName は Sun Cluster のリソースグループ名と等しくなければなりません。


          groupDescription

          グループの説明です。

          resourceName

          Sun Cluster 環境では必須です。

          envType

          このコンポーネントが、デフォルト環境、Sun Cluster 環境、または SAP AC 環境のうちどの環境に配備されるかを識別します。値は、acsc、または default です。

          createdBy

          コンポーネントのインストーラを特定します。

          ciLhName

          デフォルトインストールの場合のみ必須です。この値は、主要インスタンスの論理ホスト名になります。

          asLhName

          デフォルト環境では必須です。この値は、アプリケーションサーバーの論理ホスト名になります。

          sapSid

          デフォルト環境では必須です。SAP システム ID は、大文字の英数字 3 文字です。最初の文字は英字である必要があります。

          asSystemInstanceNumber

          デフォルト環境では必須です。アプリケーションサーバーのインスタンス番号です。入力された変数から生成されます。

          instanceSize

          入力された変数から生成されるアプリケーションサーバーインスタンスの容量です。取り得る値は、small、medium、または big です。デフォルト値: medium

          accServiceID

          SAP AC 環境では必須です。SAP Application Server インスタンスのサービス ID です (SAP AC 環境にのみ適用)。

          srmProject

          SRM (Solaris Resource Management) プロジェクト名です。デフォルト値: default

          ciInstanceName

          デフォルト環境では必須です。主要インスタンスの名前です (SAP Central Instance 起動プロファイル)。

          isNewSapVersion

          デフォルト環境では必須です。TRUE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、主要スクリプトが使用されます。FALSE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、SAP ユーザーのホームディレクトリにあるインスタンス固有の起動および停止スクリプトが使用されます。デフォルト値: TRUE

      2. 「Save」をクリックします。

    • 別のコンポーネントからコンポーネント変数を使用するには、「Import Set」をクリックします。

      変数セットのインポートに関する詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 オペレーションとプロビジョニングガイド』「プランを実行する」を参照してください。

  5. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

Procedureアプリケーションサーバーを削除する

このタスクは、 SPS データベースから SAP Application Server エントリを削除します。


注 –

このタスクは、markOnly タスクです。


  1. Sun N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server」セクションで、「Delete」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    InstallPath of the AppServer component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

Procedureアプリケーションサーバーを起動する

SAP Application Server の起動の前には、プラグインは依存関係を一切チェックしません。起動後に、プラグインは主プロセスが動作していることを検査します。SAP Application Server の主プロセスは、次のとおりです。

SAP Application Server のインストール時に、その起動および停止に主要スクリプト使用するよう指定されている場合は、プラグインは、次のような主要 SAP スクリプトを使用してアプリケーションサーバーを起動します。


startsap r3 Dinstance-num_logical-host

SAP Application Server のインストール時に主要スクリプトが指定されていない場合は、プラグインは、sidadm ユーザーのホームディレクトリにある次のスクリプトを使用してアプリケーションサーバーを起動します。


startsap_Dinstance-num_logical-host
  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server」セクションで、「Start」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    InstallPath of the SAP application server component to start

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

    Force start the application server instance on a small server (currently only applicable for the SAP AC environment)

    このオプションは、ターゲットホストが、SAP インスタンスを起動するための SAPS の要件に合致していない場合は必須です。SAP インスタンスを起動するための最低要件については、SAP のインストールガイドを参照してください。


    注 –

    このオプションは、SAP AC 環境にのみ適用されます。


  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

ProcedureSAP Application Server を停止する

SAP コンポーネントがオフラインの場合は、プランは、ほかのアクションを行わなくても正常に完了します。SAP コンポーネントがオフラインでない場合は、プランは、SAP コンポーネントを停止します。

正常に停止されなかった場合で、かつユーザーが「Force Stop」オプションを選択している場合は、プランは主プロセスを終了することによってハードストップを実行します。その後、プランは SAP コンポーネントがオフラインであることを検査します。オフラインであれば、プランは正常に完了します。SAP コンポーネントがオフラインでない場合は、プランは失敗します。ステータスを判別するために使用されるプロセスは、次のとおりです。

SAP Application Server のインストール時に、その起動および停止に主要スクリプト使用するよう指定されている場合は、プラグインは、次のような主要 SAP スクリプトを使用してアプリケーションサーバーを停止します。


stopsap r3 Dinstance-num_logical-host

SAP Application Server のインストール時に主要スクリプトが指定されていない場合は、プラグインは、sidadm ユーザーのホームディレクトリにある次のスクリプトを使用してアプリケーションサーバーを停止します。


stopsap_Dinstance-num_logical-host
  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server」セクションで、「Stop」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    InstallPath of the SAP application server component to stop

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

    Force stop SAP application server after the graceful stop failed in the default environment

    このオプションは、デフォルトで選択されています。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

Procedureすべてのアプリケーションサーバーインスタンスを表示する

このタスクを実行すると、SAP Application Server インストールごとにエントリが付いた「Hosts Where Installed」表が表示されます。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server」セクションで、「View All」をクリックします。

    「Hosts Where Installed」表が表示されます。

Procedureアプリケーションサーバーインスタンスのオンラインステータスを確認する

システムに主プロセスが存在する場合、リソースはオンラインと見なされます。システムに主プロセスが存在しない場合、プラグインは、リソースがオフラインであることを特定します。


注 –

SAP AC はサポートされていません。


主プロセスは、次のとおりです。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server」セクションで、「Online Status」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    InstallPath of the application server component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

Procedureアプリケーションサーバーインスタンスのオフラインステータスを確認する

システムに主プロセスが存在する場合、リソースはオンラインと見なされます。システムに主プロセスが存在しない場合、プラグインは、リソースがオフラインであることを特定します。システムに主 SAP プロセスが存在しない場合、プラグインは、リソースがオフラインであることを特定します。

主プロセスは、次のとおりです。


注 –

SAP AC はサポートされていません。


  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server」セクションで、「Offline Status」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    InstallPath of the application server component

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

アプリケーションサーバーのインストール

インストールには次の 2 種類の方法があります。

デフォルトの例外ファイルを使用するアプリケーションのインストール

SAP プラグインには、SAP Application Server のデフォルトの例外ファイルが含まれています。このデフォルトの例外ファイルには、デフォルトインストールを行うのに必要な、すべてのコンポーネント変数が含まれています。

Procedureデフォルトの例外ファイルを使用して SAP Application Server をインストールする

アプリケーションサーバーの配備を成功させるためには、スーパーユーザーには、アプリケーションサーバーの新しいインスタンスの配備先マシンの SAP ファイルシステムに対して読み取り/書き込み権限がある必要があります。SAP ファイルシステムは、次のオプションの 1 つを使用して共有されている必要があります。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Default Exception File」セクションで、「Install」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. 「Plan Parameters」表で、AppServerWithDefaultExceptionFile コンポーネントの変数設定を選択します。

    • このコンポーネント用に変数設定が作成されている場合は、ドロップダウンメニューから適切な設定を選択します。

    • 変数設定が、ドロップダウンメニューから選択できない場合は、次のようにします。

      1. 「Select From List」をクリックします。

        「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。

        • 新しい変数設定を作成するには、「Create Set」を選択して「Set Name」に設定名を入力します。

          次のリストに、AppServerWithDefaultExceptionFile コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。コンポーネント変数の値を作成するには、コンポーネント変数の行にあるチェックボックスをクリックします。


          注 –

          UserExit で終わるコンポーネント変数の詳細については、「ユーザーによる終了」を参照してください。


          resourceName

          Sun Cluster 環境では必須です。

          groupName

          このフィールドは必須です。


          注 –

          Sun Cluster 環境では、groupName は Sun Cluster のリソースグループ名と等しくなければなりません。


          installPath

          インストールの場所です。ユーザーは、このパスを変更することができます。

          ciLhName

          デフォルト環境のインストールでは必須です。この値は、主要インスタンスの論理ホスト名になります。

          asLhName

          デフォルト環境では必須です。この値は、アプリケーションサーバーの論理ホスト名になります。

          sapSid

          デフォルト環境では必須です。SAP システム ID は、大文字の英数字 3 文字です。最初の文字は英字である必要があります。

          asSystemInstanceNumber

          デフォルト環境では必須です。アプリケーションサーバーのインスタンス番号です。

          ciInstanceName

          このフィールドは必須です。主要インスタンス番号です。入力された変数から生成されます。

          instanceSize

          アプリケーションサーバーインスタンスの容量です。取り得る値は、smallmedium、および large です。デフォルト値: medium

          envType

          このコンポーネントが、デフォルト環境、Sun Cluster 環境、または SAP AC 環境のうちどの環境に配備されるかを識別します。値は、acsc、または default です。デフォルト値: default

          accServiceID

          この SAP AC サービス ID は、SAP AC 環境では必須です。

          srmProject

          SRM (Solaris Resource Management) プロジェクト名です。デフォルト値: default

          isNewSapVersion

          このフィールドは必須です。TRUE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、主要スクリプトが使用されます。FALSE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、SAP ユーザーのホームディレクトリにあるインスタンス固有の起動および停止スクリプトが使用されます。デフォルト値: default

          createdBy

          コンポーネントのインストーラを特定します。

      2. 「Save」をクリックします。

    • 別のコンポーネントからコンポーネント変数を使用するには、「Import Set」をクリックします。

      変数セットのインポートに関する詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 オペレーションとプロビジョニングガイド』「プランを実行する」を参照してください。

  5. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

Procedureデフォルトの例外ファイルを使用して SAP Application Server をアンインストールする

このプランは、デフォルトの例外ファイルを使用して SAP Application Server をアンインストールします。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Default Exception File」セクションで、「Uninstall」をクリックします。

  3. 「Run」をクリックします。

  4. ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。

  5. プラン変数を指定します。

    Install path for the application server installed with default exception file

    このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。

    markOnly delete

    markOnly delete チェックボックスを選択すると、SPS データベースからアプリケーションサーバーコンポーネントが削除されます。markOnly delete チェックボックスを選択した場合は、アプリケーションサーバーコンポーネントは SPS データベースから削除され、アプリケーションサーバーは OS レベルで削除されます。

  6. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。

    「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。

Procedureすべてのデフォルトの例外ファイルを使用する SAP Application Server インスタンスを表示する

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Default Exception File」セクションで、「View All」をクリックします。

    「Host Where Installed」表が表示されます。

カスタム例外ファイルを使用するアプリケーションサーバーのインストール

カスタム例外ファイルを使用して、アプリケーションサーバーの配備に使用する独自の変数のセットを作成できます。

この節では、次のタスクについて説明します。

Procedureカスタム例外ファイルコンポーネントを作成する

カスタム例外ファイルを作成すると、SPS にカスタム例外ファイルを提供し、チェックインできます。アプリケーションの配備に、プラグインが提供するデフォルトの例外ファイルの代わりに、カスタム例外ファイルを使用できます。

始める前に

カスタム例外ファイルは、カスタム例外ファイルコンポーネントが作成されたマシンから使用可能である必要があります。

  1. カスタム例外ファイルを作成します。

    詳細は、「例外ファイルの例」を参照してください。

  2. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  3. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「Create Component」をクリックします。

  4. コンポーネント情報を指定します。

    Component

    このフィールドは必須です。コンポーネント名です。

    Type

    この値は、com.sun.sap#AppServerWithExceptionFile のままにしておきます。

    Platform

    具体的にプラットフォームを選択するか、デフォルトの値 system#any のままにしておきます。

    Label

    コンポーネントの短い説明です。

    Description

    コンポーネントの説明です。

  5. ホストから例外ファイルをインポートします。

    1. 「Select From List」リンクをクリックします。

    2. 「Current Hosts Found」リストからホストを選択します。

    3. 「Add Hosts to Main Window」ボタンをクリックします。

    4. 「Refresh」をクリックします。

    5. 例外ファイルにナビゲートして、それを選択します。

  6. 必要に応じて追加のオプションを選択します。

  7. 「Check In Selected Item」ボタンをクリックします。

    「Check In」画面が表示されます。

  8. コンポーネント名を指定します。

    必要な場合は、コンポーネント名を変更できます。例: MyCustomExceptionFileComponent

  9. 「Change Folder」リンクをクリックします。

  10. /com/sun/n1aa/exceptionfiles ディレクトリに変更します。

    詳細については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 6 章「フォルダの設定」を参照してください。

  11. 「Change To Selected Folder」ボタンをクリックします。

  12. 「Continue to Check In」ボタンをクリックします。

    「Components」表が表示されます。

Procedureすべての例外ファイルコンポーネントを表示する

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「View All Components」をクリックします。

  3. 「View Current Component Check-Ins」ボタンをクリックします。

    デフォルトの例外ファイル、および以前にチェックインしたすべてのカスタム例外ファイルが表示されます。

    チェックインしたコンポーネントが表示されない場合は、「Change Folder」リンクをクリックして、コンポーネントを作成したフォルダに変更します。

Procedureアプリケーションサーバーコンポーネントを作成する

このタスクは、 SPS データベースに SAP Application Server コンポーネントを作成します。この SAP Application Server は、OS レベルで新しい SAP Application Server を配備、作成するために、Sun N1 Advanced Architecture for SAP Solutions によって使用されます。

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「Create Component」をクリックします。

  3. コンポーネント情報を生成します。


    注 –

    UserExit で終わるコンポーネント変数の詳細については、「ユーザーによる終了」を参照してください。


    Component

    このフィールドは必須です。コンポーネント名です。コンポーネント名の形式は、ASWithcustom-exception-filename です。custom-exception-filename は前に作成したコンポーネントです。

    例: ASWithMyCustomExceptionFile。このコンポーネントは、/com/sun/n1aa/exceptionfiles ディレクトリにある必要があります。

    Type

    この値は、com.sun.sap#AppServerWithExceptionFile のままにしておきます。

    Platform

    具体的にプラットフォームを選択するか、デフォルトの値 system#any のままにしておきます。

    Label

    短い説明です。

    Description

    コンポーネントの説明です。

    Referenced Components
    1. 例外ファイルコンポーネントの「Reference Existing」リンクをクリックします。

    2. 例外ファイルを選択します。

    3. 「Reference Checked Components」ボタンをクリックします。

      「Add Component Variables」表が表示されます。


      注 –

      この表は、コンポーネント変数がない場合は空です。


    4. 「Continue to Reference Components」ボタンをクリックします。

  4. コンポーネント変数を生成します。

    resourceName

    Sun Cluster 環境では必須です。

    groupName

    このフィールドは必須です。


    注 –

    Sun Cluster 環境では、groupName は Sun Cluster のリソースグループ名と等しくなければなりません。


    installPath

    インストールの場所です。

    ciLhName

    デフォルト環境のインストールでは必須です。主要インスタンスの論理ホストです。

    asLhName

    デフォルト環境では必須です。アプリケーションサーバーの論理ホストです。

    sapSid

    デフォルト環境では必須です。SAP システム ID です (大文字の英数字 3 文字)。最初の文字は英字である必要があります。

    asSystemInstanceNumber

    デフォルト環境では必須です。アプリケーションサーバーのインスタンス番号です。

    ciInstanceName

    このフィールドは必須です。主要インスタンス番号です。入力された変数から生成されます。

    instanceSize

    アプリケーションサーバーインスタンスの容量です。デフォルト値: medium

    envType

    このコンポーネントが、デフォルト環境、Sun Cluster 環境、または SAP AC 環境のうちどの環境に配備されるかを特定します。値は、ac、sc、または default です。デフォルト値: default

    accServiceID

    SAP AC 環境では必須です。SAP AC サービス ID です。

    srmProject

    SRM (Solaris Resource Management) プロジェクト名です。デフォルト値: default。

    isNewSAPVersion

    このフィールドは必須です。TRUE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、主要スクリプトが使用されます。FALSE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、SAP ユーザーのホームディレクトリにあるインスタンス固有の起動および停止スクリプトが使用されます。デフォルト値: TRUE

    createdBy

    コンポーネントのインストーラを特定します。

  5. 「Check In」をクリックします。

  6. 「Continue to Check In」をクリックします。

    これで、カスタム例外ファイルコンポーネントを使用するアプリケーションサーバーの作成は完了しました。

Procedureすべてのアプリケーションサーバーコンポーネントを表示する

  1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

  2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「View All Components」をクリックします。

    「Components」表が表示されます。

Procedureカスタム例外ファイルを使用するアプリケーションサーバーのインストールプランを作成する

  1. 「Application Server with Custom Exception File」コンポーネントを選択します。

    次のうちの 1 つを実行し、プランを作成するタスクを開始します。

    • 「Components Details」画面を表示している場合

      1. 「default: install」を選択します。

    • 「Common Tasks」ページから操作する場合

      1. N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。

      2. 「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「View All Components」をクリックします。

      3. 適切なカスタム例外ファイルを使用するアプリケーションサーバーを選択します。

      4. コンポーネントプロシージャー表から、default:install プロシージャーを選択します。

  2. 「Generate Plan With Checked Procedures」をクリックします。

    「plans details advanced edit」ページが表示されます。

  3. プラン名を入力します。

    プラン名の形式は、Installcomponent-namePlan です。例: InstallASWithMyCustomExceptionFilePlan

  4. プラン定義を編集します。

    1. <paramList> から </paramList> までを削除します。

    2. <argList> から </argList>までを削除します。

  5. 「Check In」ボタンをクリックします。

    「Plans Details Edit Check In」画面が表示されます。


    注 –

    次のような警告が表示される場合がありますが、これは無視してかまいません。


    warning – plan names and/or paths differ

  6. 「Continue To Check In」ボタンをクリックします。

    「Plans Details」画面が表示されます。

  7. 「Done」をクリックします。

    「Plans」表が表示されます。