インストールには次の 2 種類の方法があります。
SAP プラグインには、SAP Application Server のデフォルトの例外ファイルが含まれています。このデフォルトの例外ファイルには、デフォルトインストールを行うのに必要な、すべてのコンポーネント変数が含まれています。
アプリケーションサーバーの配備を成功させるためには、スーパーユーザーには、アプリケーションサーバーの新しいインスタンスの配備先マシンの SAP ファイルシステムに対して読み取り/書き込み権限がある必要があります。SAP ファイルシステムは、次のオプションの 1 つを使用して共有されている必要があります。
rw,anon=0
rw,root=client1:client2:client3
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Default Exception File」セクションで、「Install」をクリックします。
「Run」をクリックします。
「Plan Parameters」表で、AppServerWithDefaultExceptionFile コンポーネントの変数設定を選択します。
このコンポーネント用に変数設定が作成されている場合は、ドロップダウンメニューから適切な設定を選択します。
変数設定が、ドロップダウンメニューから選択できない場合は、次のようにします。
「Select From List」をクリックします。
「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。
新しい変数設定を作成するには、「Create Set」を選択して「Set Name」に設定名を入力します。
次のリストに、AppServerWithDefaultExceptionFile コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。コンポーネント変数の値を作成するには、コンポーネント変数の行にあるチェックボックスをクリックします。
UserExit で終わるコンポーネント変数の詳細については、「ユーザーによる終了」を参照してください。
Sun Cluster 環境では必須です。
このフィールドは必須です。
Sun Cluster 環境では、groupName は Sun Cluster のリソースグループ名と等しくなければなりません。
インストールの場所です。ユーザーは、このパスを変更することができます。
デフォルト環境のインストールでは必須です。この値は、主要インスタンスの論理ホスト名になります。
デフォルト環境では必須です。この値は、アプリケーションサーバーの論理ホスト名になります。
デフォルト環境では必須です。SAP システム ID は、大文字の英数字 3 文字です。最初の文字は英字である必要があります。
デフォルト環境では必須です。アプリケーションサーバーのインスタンス番号です。
このフィールドは必須です。主要インスタンス番号です。入力された変数から生成されます。
アプリケーションサーバーインスタンスの容量です。取り得る値は、small、medium、および large です。デフォルト値: medium。
このコンポーネントが、デフォルト環境、Sun Cluster 環境、または SAP AC 環境のうちどの環境に配備されるかを識別します。値は、ac、sc、または default です。デフォルト値: default。
この SAP AC サービス ID は、SAP AC 環境では必須です。
SRM (Solaris Resource Management) プロジェクト名です。デフォルト値: default。
このフィールドは必須です。TRUE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、主要スクリプトが使用されます。FALSE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、SAP ユーザーのホームディレクトリにあるインスタンス固有の起動および停止スクリプトが使用されます。デフォルト値: default。
コンポーネントのインストーラを特定します。
「Save」をクリックします。
別のコンポーネントからコンポーネント変数を使用するには、「Import Set」をクリックします。
変数セットのインポートに関する詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 オペレーションとプロビジョニングガイド』の「プランを実行する」を参照してください。
ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。
「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。
「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。
このプランは、デフォルトの例外ファイルを使用して SAP Application Server をアンインストールします。
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Default Exception File」セクションで、「Uninstall」をクリックします。
「Run」をクリックします。
ターゲットホストまたはターゲットホストセットを選択します。
プラン変数を指定します。
このフィールドは必須です。インストールパスがわからない場合は、「SAP Tasks」ページに戻って「View All」リンクをクリックします。
markOnly delete チェックボックスを選択すると、SPS データベースからアプリケーションサーバーコンポーネントが削除されます。markOnly delete チェックボックスを選択した場合は、アプリケーションサーバーコンポーネントは SPS データベースから削除され、アプリケーションサーバーは OS レベルで削除されます。
「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。
「Deployment Results」ページが表示されます。プランが失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Default Exception File」セクションで、「View All」をクリックします。
「Host Where Installed」表が表示されます。
カスタム例外ファイルを使用して、アプリケーションサーバーの配備に使用する独自の変数のセットを作成できます。
この節では、次のタスクについて説明します。
カスタム例外ファイルを作成すると、SPS にカスタム例外ファイルを提供し、チェックインできます。アプリケーションの配備に、プラグインが提供するデフォルトの例外ファイルの代わりに、カスタム例外ファイルを使用できます。
カスタム例外ファイルは、カスタム例外ファイルコンポーネントが作成されたマシンから使用可能である必要があります。
カスタム例外ファイルを作成します。
詳細は、「例外ファイルの例」を参照してください。
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「Create Component」をクリックします。
コンポーネント情報を指定します。
このフィールドは必須です。コンポーネント名です。
この値は、com.sun.sap#AppServerWithExceptionFile のままにしておきます。
具体的にプラットフォームを選択するか、デフォルトの値 system#any のままにしておきます。
コンポーネントの短い説明です。
コンポーネントの説明です。
ホストから例外ファイルをインポートします。
必要に応じて追加のオプションを選択します。
force check in when items have not changed
remember the user that owns this item
remember the group that owns this item
path of the resource descriptor file
リソース記述子ファイルについての詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 XML スキーマリファレンスガイド』の「リソース記述子ファイルの使用」を参照してください。
「Check In Selected Item」ボタンをクリックします。
「Check In」画面が表示されます。
コンポーネント名を指定します。
必要な場合は、コンポーネント名を変更できます。例: MyCustomExceptionFileComponent。
「Change Folder」リンクをクリックします。
/com/sun/n1aa/exceptionfiles ディレクトリに変更します。
詳細については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 6 章「フォルダの設定」を参照してください。
「Change To Selected Folder」ボタンをクリックします。
「Continue to Check In」ボタンをクリックします。
「Components」表が表示されます。
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「View All Components」をクリックします。
「View Current Component Check-Ins」ボタンをクリックします。
デフォルトの例外ファイル、および以前にチェックインしたすべてのカスタム例外ファイルが表示されます。
チェックインしたコンポーネントが表示されない場合は、「Change Folder」リンクをクリックして、コンポーネントを作成したフォルダに変更します。
このタスクは、 SPS データベースに SAP Application Server コンポーネントを作成します。この SAP Application Server は、OS レベルで新しい SAP Application Server を配備、作成するために、Sun N1 Advanced Architecture for SAP Solutions によって使用されます。
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「Create Component」をクリックします。
コンポーネント情報を生成します。
UserExit で終わるコンポーネント変数の詳細については、「ユーザーによる終了」を参照してください。
このフィールドは必須です。コンポーネント名です。コンポーネント名の形式は、ASWithcustom-exception-filename です。custom-exception-filename は前に作成したコンポーネントです。
例: ASWithMyCustomExceptionFile。このコンポーネントは、/com/sun/n1aa/exceptionfiles ディレクトリにある必要があります。
この値は、com.sun.sap#AppServerWithExceptionFile のままにしておきます。
具体的にプラットフォームを選択するか、デフォルトの値 system#any のままにしておきます。
短い説明です。
コンポーネントの説明です。
例外ファイルコンポーネントの「Reference Existing」リンクをクリックします。
例外ファイルを選択します。
「Reference Checked Components」ボタンをクリックします。
「Add Component Variables」表が表示されます。
この表は、コンポーネント変数がない場合は空です。
「Continue to Reference Components」ボタンをクリックします。
コンポーネント変数を生成します。
Sun Cluster 環境では必須です。
このフィールドは必須です。
Sun Cluster 環境では、groupName は Sun Cluster のリソースグループ名と等しくなければなりません。
インストールの場所です。
デフォルト環境のインストールでは必須です。主要インスタンスの論理ホストです。
デフォルト環境では必須です。アプリケーションサーバーの論理ホストです。
デフォルト環境では必須です。SAP システム ID です (大文字の英数字 3 文字)。最初の文字は英字である必要があります。
デフォルト環境では必須です。アプリケーションサーバーのインスタンス番号です。
このフィールドは必須です。主要インスタンス番号です。入力された変数から生成されます。
アプリケーションサーバーインスタンスの容量です。デフォルト値: medium。
このコンポーネントが、デフォルト環境、Sun Cluster 環境、または SAP AC 環境のうちどの環境に配備されるかを特定します。値は、ac、sc、または default です。デフォルト値: default。
SAP AC 環境では必須です。SAP AC サービス ID です。
SRM (Solaris Resource Management) プロジェクト名です。デフォルト値: default。
このフィールドは必須です。TRUE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、主要スクリプトが使用されます。FALSE の場合は、アプリケーションサーバーの起動および停止に、SAP ユーザーのホームディレクトリにあるインスタンス固有の起動および停止スクリプトが使用されます。デフォルト値: TRUE
コンポーネントのインストーラを特定します。
「Check In」をクリックします。
「Continue to Check In」をクリックします。
これで、カスタム例外ファイルコンポーネントを使用するアプリケーションサーバーの作成は完了しました。
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「View All Components」をクリックします。
「Components」表が表示されます。
「Application Server with Custom Exception File」コンポーネントを選択します。
次のうちの 1 つを実行し、プランを作成するタスクを開始します。
「Components Details」画面を表示している場合
「default: install」を選択します。
「Common Tasks」ページから操作する場合
N1 SPS のブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「SAP」をクリックします。
「SAP Tasks」ページの「Application Server With Custom Exception File」セクションで、「View All Components」をクリックします。
適切なカスタム例外ファイルを使用するアプリケーションサーバーを選択します。
コンポーネントプロシージャー表から、default:install プロシージャーを選択します。
「Generate Plan With Checked Procedures」をクリックします。
「plans details advanced edit」ページが表示されます。
プラン名を入力します。
プラン名の形式は、Installcomponent-namePlan です。例: InstallASWithMyCustomExceptionFilePlan。
プラン定義を編集します。
「Check In」ボタンをクリックします。
「Plans Details Edit Check In」画面が表示されます。
次のような警告が表示される場合がありますが、これは無視してかまいません。
warning – plan names and/or paths differ |
「Continue To Check In」ボタンをクリックします。
「Plans Details」画面が表示されます。
「Done」をクリックします。
「Plans」表が表示されます。