Ximian Evolution 1.4 ユーザーズガイド Sun Microsystems Edition

予定の作成

「カレンダ」を使用して、一日の予定を作成したり、短期間の予定を作成できます。単独の予定、または一連の予定を作成できます。

単独の予定を作成する

単独の予定を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「ファイル」->「新規」->「Appointment」を選択します。Appointment ウィンドウが表示されます。

  2. 「Appointment」タブセクションに予定の詳細を入力します。次の表は、「Appointment」タブセクションの要素を説明しています。

    要素 

    説明 

    「Summary」

    予定についての短い説明を入力します。 

    「Location」

    予定の位置を入力します。 

    「Start time」

    ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、予定の開始日時を指定します。 

    「End time」

    ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、予定の終了日時を指定します。 

    グローブボタン 

    別のタイムゾーンで時間を指定するには、ドロップダウンコンビネーションボックスの右にあるグローブボタンをクリックします。確認「Select a Time Zone」ダイアログが表示されます。地図をクリックしてタイムゾーンを選択するか、ドロップダウンリストからタイムゾーンを選択して、「OK」をクリックします。

    「All day event」

    一日の予定を作成するときは、このオプションを選択します。 

    短い期間の予定を作成する場合は、このオプションを選択解除します。 

    詳細テキストボックス 

    予定の詳細を入力します。 

    「Classification」

    次のオプションのいずれかを選択します。

    • 「Public」:ネットワーク上のほかのユーザに、スケジュール上でこの予定の詳細を公開します。

    • 「Private」:ネットワーク上のほかのユーザが、スケジュール上でこの予定の詳細を見ることができないようにします。

    • 「Confidential」:ネットワーク上のほかのユーザが、この予定がスケジュール上にあることのみわかるようにします。ほかのユーザは、予定の詳細を見ることができません。

    「Show Time As」

    次のオプションのいずれかを選択します。

    • 「Free」:この予定で指定した時間の間、別の会議に出席できることをネットワーク上のほかのユーザに示します。

    • 「Busy」:この予定で指定した時間の間、別の会議に出席できないことをネットワーク上のほかのユーザに示します。

    「Categories」とテキストボックス

    この予定を割り当てるカテゴリのカテゴリ名を入力します。複数のカテゴリを割り当てたい場合は、コンマで区切ってカテゴリ名を入力します。 

    または、「Categories」ボタンをクリックします。「Edit Categories」ダイアログを使用して、カテゴリを選択します。

  3. 予定を通知するアラートをスケジュールするには、「Reminder」タブをクリックします。次の表は、「Reminder」タブセクションの要素を説明しています。

    要素 

    説明 

    「Basics」

    予定の日付、開始時間、終了時間を表示します。 

    「Display a Message」

    ドロップダウンリストから次のいずれかのアラートタイプを選択します。 

    • 「Display a message」

    • 「Play a sound」

    • 「Run a program」

    • 「Send an Email」

    「Send an Email」オプションは、Sun ONE アカウントでのみ使用可能です。

    時間単位スピンボックス 

    スピンボックスを使用して、タイムユニットの数を指定します。 

    「minute(s)」

    ドロップダウンリストから次のいずれかのタイムユニットのタイプを選択します。

    • 「minute(s)」

    • 「hour(s)」

    • 「day(s)」

    「before」

    ドロップダウンリストから次のいずれかのオプションを選択します。

    • 「before」

    • 「after」

    「start of appointment」

    ドロップダウンリストから次のいずれかのオプションを選択します。

    • 「start of appointment」

    • 「end of appointment」

    「オプション」

    「Options」ボタンをクリックすると、「Alarm Options」ダイアログが表示されます。「Alarm Options」ダイアログを参照してください。

    アラームリスト 

    現在選択されている予定に設定されているすべてのアラームを表示します。 

    「追加」

    「追加」をクリックして、指定したアラームを「Reminders」リストに追加します。

    「Remove」

    「Remove」をクリックして、選択したアラームを「Reminders」リストから削除します。

  4. 予定を保存するには、「ファイル」->「保存」を選択します。

    予定を保存して Appointment ウィンドウを閉じるには、「ファイル」->「Save and Close」を選択します。

    予定をファイルに保存するには、「ファイル」->「名前を付けて保存」を選択し、名前を付けて保存ウィンドウを表示します。ファイル名を入力して、「OK」をクリックします。

    予定を保存せずに Appointment ウィンドウを閉じるには、「ファイル」->「閉じる」を選択します。

  5. 予定の詳細をプレビューするには、「ファイル」->「Print Preview」を選択します。

    予定の詳細を印刷するには、「ファイル」->「印刷」を選択します。

「Alarm Options」ダイアログ

「Alarm Options」ダイアログを使用して、アラームに追加オプションを指定できます。次の表は、「Alarm Options」ダイアログの要素を説明しています。

要素 

説明 

「Repeat the alarm」

アラームを繰り返し表示します。 

「extra times」

スピンボックスを使用して、アラームの繰り返し回数を指定します。 

「every」

スピンボックスを使用して、各繰り返しアラーム間のタイムユニット数を指定します。 

「minutes」

ドロップダウンリストから次のいずれかのタイムユニットのタイプを選択します。

  • 「minutes」

  • 「hours」

  • 「days」

テキストボックス 

テキストボックスのタイトルは、アラームタイプにより異なります。次のようになります。

  • 「Display a Message」:

    メッセージテキストを「Message to Display」テキストボックスに入力します。

  • 「Play a Sound」:

    サウンドファイルの名前を「Play sound」ドロップダウンコンビネーションボックスに入力します。

    または、「参照」をクリックして、「Select sound file」ダイアログを表示します。ダイアログを使用して、使用するサウンドファイルを指定します。

  • 「Run a Program」:

    「Run program」テキストボックスにプログラムの名前を入力します。 「With these arguments」テキストボックスにプログラムの引数を入力します。

  • 「Send an Email」:

    リマインダを電子メールで送信するときの送信先アドレスを「Send To」ボタンの横にあるテキストボックスに入力します。複数のアドレスにリマインダを送信したい場合は、アドレスをコンマで区切ります。または、「Send To」ボタンをクリックします。「Select Contacts from Addressbook」ダイアログを使用して、アドレスを選択します。

    メッセージテキストを「Message to Send」テキストボックスに入力します。


    注 –

    「Alarm Repeat」機能は、このリリースではサポートされていません。


一日の予定を作成する

一日の予定を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「ファイル」->「新規」->「All Day Appointment」を選択します。Appointment が表示され、「All day event」オプションが選択されています。Appointment ウィンドウは、「ファイル」->「新規」->「Appointment」 を選択したときに表示されるウィンドウと似ています。ただし、開始時間と終了時間は表示されません。

  2. 単独の予定を作成するの説明に従って、Appointment ウィンドウに詳細を入力します。

  3. 「ファイル」->「Save and Close」を選択します。Evolution は、一日の予定を保存して、Appointment ウィンドウを閉じます。

繰り返される予定の作成

繰り返される予定を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 単独の予定を作成するの説明に従って、予定を作成します。

  2. Appointment ウィンドウで、「Recurrence」タブをクリックして「Recurrence」タブセクションを表示します。次の表は、「Recurrence」タブセクションの要素を説明しています。

    要素 

    説明 

    「Basics」

    予定の日付、開始時間、終了時間を表示します。 

    「Recurrence Rule」

    次のオプションのいずれかを選択します。

    • 「No recurrence」:1 つの予定のみをスケジュールします。

    • 「Simple recurrence」:既定義の設定を使用して、一連の予定をスケジュールします。

    • 「Custom recurrence」:独自の設定を使用して、一連の予定をスケジュールします。

      「Custom recurrence」機能は、このリリースではサポートされていません。

    「Every」

    スピンボックスを使用して、各予定間のタイムユニット数を指定します。 

    「day(s)」

    ドロップダウンリストから次のいずれかのタイムユニットのタイプを選択します。

    • 「day(s)」

    • 「week(s)」

    • 「month(s)」

    • 「year(s)」

    「forever」

    ドロップダウンリストから次のいずれかのオプションを選択して、一連の予定をいつ終了するかを指定します。

    • 「forever」:一連の予定が無期限に継続することを指定します。

    • 「for」:「occurrences」スピンボックスを表示します。スピンボックスを使用して、一連の予定内の予定の数を指定します。

    • 「until」:ドロップダウンコンビネーションボックスを表示します。ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、一連の予定のうち最後の予定の日付を指定します。

    「例外」

    このドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、一連の予定のうち予定をスケジュールしない日付を指定します。 

    「追加」

    「追加」をクリックして、例外リストにスケジュールしない日付を追加します。

    「Modify」

    「Modify」をクリックして、例外リストで選択した日付に対して変更を行います。

    「Remove」

    「Remove」をクリックして、例外リストで選択した日付を削除します。

    「プレビュー」

    「プレビュー」セクションは、現在の月のすべての日付を表示します。現在選択されている日付は、赤枠で示されます。 一連の予定のなかで、予定がスケジュールされている日付は、太字で表示されます。図 5–2は、典型的な「プレビュー」セクションを示しています。

    「プレビュー」セクションの月名の左側にある左矢印をクリックして、前の月を表示します。 左矢印を何度かクリックしスクロールして、前の月にいくつか戻ることができます。

    「プレビュー」セクションの月名の右側にある右矢印をクリックして、次の月を表示します。 右矢印を何度かクリックしスクロールして、次の月にいくつか進めることができます。

  3. 「ファイル」->「Save and Close」を選択します。Evolution は、一連の予定を保存して、Appointment ウィンドウを閉じます。

図 5–2 典型的なプレビューセクション

典型的なプレビューセクション。コールアウト: 現在の日付、スケジュールが入っている日付