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サーバに格納されるカレンダは、ローカルに格納されるカレンダ (第 5 章「カレンダの使い方」 を参照) と同じように機能します。ただし、以降に説明するように、いくつかの点で異なります。
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カレンダのすべてのイベントは、会議になります。それには、予定、出席依頼の日時、繰り返し、リマインダの日付などが含まれます。
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サーバに格納されるカレンダのリマインダ機能は、次の点を除き、ローカルカレンダのリマインダ機能と同じように動作します。
セキュリティ上の理由により、Sun ONE
会議のリマインダを電子メールメッセージで送信できます。ローカルに格納されているカレンダに対しては行えません。
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サーバは 1 つの会議に対して最大 1 つのリマインダを格納します。ローカルに格納される会議は、サポートされる各リマインダタイプのうち 1 つを保有できます。
リマインダを作成したあとで、Sun ONE
サーバに格納されている会議の時間を変更した場合、リマインダは自動的に調整されません。古いリマインダを削除して新しいのを作成する必要があります。
会議の作成に Sun ONE
カレンダを使用した場合、Sun ONE
アカウントを持つ出席者は、自分の「Personal Invitations」フォルダに会議の出席依頼を受け取ります。Sun ONE
サーバ上のアカウントに関連付けられていない電子メールアドレスを入力した場合、その出席者はイベントの通知を電子メールで受け取ります。
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カレンダで、一連の予定すべてまたは一連の予定のうち一部を変更または削除し、それを保存しようとすると、Evolution
は「Question」ダイアログを表示します。「Question」ダイアログで次のオプションのうち 1 つを選択して、「OK」をクリックします。
「This Instance Only」:選択した予定のみを削除します。
「This and Future Instances」:選択した予定と以降の一連の予定すべてを削除します。
「All Instances」:一連の予定内のすべての予定を削除します。
アカウントの空き情報 (フリー/ビジー) は公表することができます。これにより、ネットワーク上のほかのユーザが会議を開催したいときに、そのアカウントのスケジュールを調べることができます。
空き情報の利点およびほかの Sun ONE
カレンダサーバ機能を利用するには、Sun ONE
ディレクトリサーバを使用します (可能な場合)。または、ディレクトリサーバからローカルのアドレス帳にカードをコピーします。サーバからコピーした連絡先カードには、Sun ONE
サーバ上にカレンダがあるかどうかを識別する特殊な属性があります。作成したカードは、サーバからコピーしたカードと外観は同じです。ただし、作成したカードは電子メールアドレスでのみ機能し、Sun ONE
システムでは認識されず、統合することもできません。