Evolution を Java System Calendar Server と使用すると、次の問題が発生する場合があります。
Evolution で Calendar Server アカウントからの一連のアポイント内のアポイントを変更したり削除することはできません。 Calendar Server はこの機能をサポートしません。
ローカルのカレンダフォルダと Calendar Server フォルダでは、繰り返しのアポイントの「プレビュー」セクションにおける動作が異なります。 ローカルフォルダでは、簡単な繰り返しアポイントを開いてから、「繰り返し」タブをクリックします。 「プレビュー」セクションを使用できます。 Calendar Server フォルダでは、一連のアポイント内のアポイントを変更したり削除ができないため、繰り返しタブの「プレビュー」セクションは無効にされています。
ローカルフォルダでは、Calendar はローカルの「タスク」フォルダにあるタスクを表示します。 Calendar Server フォルダでは、 「個人用カレンダ」はデフォルトのタスクフォルダにあるタスクを表示します。 デフォルトのタスクフォルダは変更できます。 デフォルトのタスクフォルダを変更する方法については、フォルダ環境の設定を参照してください。 デフォルトのタスクフォルダを変更後、Evolution を再起動して変更を有効にする必要があります。
Calendar Server はアポイントまたは会議ごとに 1 つのリマインダしかサポートしません。 ただし、ローカルのカレンダには、各アポイントまたは会議に複数のリマインダを追加できます。
Evolution のタイムゾーンは、Calendar Server のタイムゾーンと異なります。 このタイムゾーンの違いは、Evolution だけに存在するタイムゾーンを処理する場合にいくつかの問題の原因となります。
たとえば、Evolution では「アジア/ウルムチ」というタイムゾーンを利用できますが 、Calendar Server では利用できません。 「アジア/ウルムチ」タイムゾーンで新しいアポイントを作成すると、Evolution はアポイントを Calendar Server のデフォルトタイムゾーンで保存します。
Calendar Server アカウントに間違ったプロトコルを選択した場合、Evolution の「Evolution 設定」ダイアログでこのプロトコルを修正できません。 Calendar Server アカウントのプロトコル設定を修正するには、次の手順を実行します。
Calendar Server フォルダを右クリックして、ポップアップメニューから「パスワードの紛失」を選択します。
Evolutionを終了して再起動します。
「パスワードの入力」ダイアログで、「取消し」をクリックします。
「Evolution 設定」ダイアログで Calendar Server の正しいプロトコルを選択します。