Java Desktop System Release 2 ユーザーズガイド

ファイルの関連付けの設定

ファイルの関連付け 設定ツールにアクセスするには、「起動」をクリックして、「設定」->「デスクトップの設定」-> 「ファイルの関連付け」の順に選択します。

ファイルの関連付け設定ツールを使用すると、次のものを設定できます。

ファイルタイプ

各種ファイルタイプの表示方法と編集方法を指定できます。 たとえば、特定のファイルタイプを表すアイコンを指定できます。 また、ファイルがプレーンテキストファイルの場合、そのファイルをテキストエディタで起動するようにも指定できます。

ファイルマネージャなどのデスクトップアプリケーションは、ファイルの内容を確認して、ファイルタイプを判断します。 最初の行でファイルタイプを判別できない場合、アプリケーションはファイル名を確認します。

サービス

URI (Uniform Resource Identifier) は、ファイルシステム内または Web 上の特定の場所を識別する文字列です。 たとえば、Web ページのアドレスが URI です。 サービスは、URI が要求するプロトコルまたはタスクです。 たとえば、http://www.gnome.org という URI は、http サービスを要求しています。

アプリケーションをサービスと関連付けて、そのアプリケーションでサービスが要求するタスクを実行するように設定できます。 たとえば、お気に入りのブラウザを http サービスに関連付けることが可能です。

表 8–3> で、ファイルの関連付け設定ツールの要素を説明します。

表 8–3 ファイルの関連付け設定ツールの要素

要素 

説明 

表 

ファイルタイプのカテゴリの内容を表示するには、カテゴリ名の横にある右矢印をクリックする。 カテゴリが開き、各ファイルタイプの説明と、そのファイルタイプに関連付けられるファイル拡張子が表示される 

操作するファイルタイプを選択するには、そのファイルをクリックする 

「ファイルタイプの追加」

ファイルタイプを追加する。 詳細については、ファイルタイプを追加する を参照

「サービスの追加」

サービスを追加する。 詳細については、サービスを追加する を参照

「編集」

ファイルタイプ、サービス、またはファイルタイプのカテゴリを編集するには、編集対象の項目を選択して、「編集」をクリックする

「削除」

ファイルタイプまたはサービスを削除するには、削除対象の項目を選択して、「削除」をクリックする

ファイルタイプを追加する

ファイルタイプを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ファイルの関連付け設定ツールを起動します。

  2. 「ファイルタイプを追加」ボタンをクリックします。

  3. 「ファイルタイプを追加」ダイアログに、ファイルタイプのプロパティを入力します。 以下の表に、「ファイルタイプを追加」ダイアログのダイアログ要素を示します。

    ダイアログ要素 

    説明 

    「アイコンなし」 

    ファイルタイプを表すアイコンを選択する。 アイコンを選択するには、「アイコンなし」ボタンをクリックする。 「アイコンを選択」 ダイアログが表示される。 ダイアログからアイコンを選択する。 別のディレクトリにあるアイコンを選択するには、「参照」をクリックする。 アイコンを選択したら「OK」をクリックする

    「説明」

    ファイルタイプの説明を入力する 

    「MIME タイプ」

    このタイプのファイルの MIME タイプを入力する 

    「カテゴリ」

    この設定ツール内でファイルタイプが属するカテゴリを入力する。 「選択」をクリックして、「ファイルカテゴリを選択」ダイアログからカテゴリを選択する

    「ファイル名の拡張子」

    ファイルタイプに関連付けるファイルの拡張子を入力する。 左側のフィールドにファイル拡張子を入力し、 Return キーを押す。 ファイル拡張子を削除するには、右側のフィールドからファイル拡張子を選択して、「削除」ボタンをクリックする

    「ビューアコンポーネント」

    このタイプのファイルをファイルマネージャで表示するときに使用するビューアコンポーネントを選択する 

    「デフォルトのアクション」

    このタイプのファイルを開くときに使用するデフォルトのアプリケーションを選択する 

    「実行するプログラム」

    ファイルタイプに関連付けるプログラムを指定する。 このフィールドに、プログラムを起動するコマンドを入力する。 あるいは、以前に入力したコマンドを選ぶには、下矢印ボタンをクリックして、実行するコマンドを選ぶ 

    「参照」ボタンを使用して、実行するコマンドを選択することもできる

    「端末で実行」

    プログラムを端末で実行する。 実行するウィンドウを作成しないプログラムには、このオプションを選択する 

  4. 「OK」をクリックします。

サービスを追加する

サービスを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ファイルの関連付け設定ツールを起動します。

  2. 「サービスを追加」ボタンをクリックします。

  3. 「サービスを追加」ダイアログに、サービスのプロパティを入力します。 以下の表に、「サービスを追加」ダイアログのダイアログ要素を示します。

    ダイアログ要素 

    説明 

    「説明」 

    サービスの説明を入力する 

    「プロトコル」

    サービスのプロトコルを入力する 

    「実行するプログラム」

    将来のリリースで情報が追加 

    「プログラム」

    サービスに関連付けるプログラムを指定する。 このフィールドに、プログラムを起動するコマンドを入力する。 あるいは、以前に入力したコマンドを選ぶには、下矢印ボタンをクリックして、実行するコマンドを選ぶ 

    「参照」ボタンを使用して、実行するコマンドを選択することもできる

    「端末で実行」

    プログラムを端末で実行する。 実行するウィンドウを作成しないプログラムには、このオプションを選択する 

  4. 「OK」をクリックします。