Java Desktop System Release 2 ユーザーズガイド

ウィンドウリスト

ウィンドウリストは、開いている各アプリケーションウィンドウを示すボタンを表示します。 ウィンドウリストを使用して、次の作業を実行できます。

アプリケーションウィンドウを開くと、ウィンドウリストには、ウィンドウを表すボタンが表示されます。 ウィンドウリストボタンは、どのアプリケーションウィンドウが開いているかを示します。 ウィンドウが最小化されていたり、ほかのウィンドウと重なっていても、開いているウィンドウは表示されます。 ウィンドウリストは、現在のワークスペース、またはすべてのワークスペース上のウィンドウを示すボタンを表示できます。 このオプションを選択するには、ウィンドウリストの設定を変更する必要があります。

ウィンドウリストボタンを右クリックして、ボタンが表すウィンドウの ウィンドウメニューを開くこともできます。 ウィンドウリストからウィンドウメニューを開いた場合、ウィンドウメニューにはワークスペースコマンドは含まれません。 ウィンドウメニューのコマンドの詳細については、ウィンドウメニュー を参照してください。

図 5–2 に、以下に示すウィンドウを開いたときのウィンドウリストを示します。

図 5–2 ウィンドウリストパネルアプリケーション

ウィンドウリストパネルアプリケーション 図に関する説明

パネルアプリケーションのボタンは、ウィンドウの状態を示します。 表 5–3 は、ウィンドウリストボタンが表示するウィンドウについての情報を示します。 表 5–3 の例は、図 5–2 についての説明です。

表 5–3 ウィンドウリストボタンのウィンドウの状態情報

状態 

説明 

例 

ボタンが押されている 

ウィンドウにフォーカスがある 

gedit

角括弧で囲まれたウィンドウタイトル 

ウィンドウが最小化されている 

[電卓]

ボタンは押し込まれておらず、ウィンドウタイトルは角括弧で囲まれていない 

ウィンドウが表示されており、最小化されていない 

ghex

括弧内の数字が付いたボタン 

ボタンのグループを表すボタン 

端末 (3)

ボタンのグループ化

ウィンドウリストは、1 つのウィンドウリストボタンの下に、同じクラスのウィンドウを表すボタンをグループ化できます。 図 5–2 の「端末」ボタンは、ボタンのグループを表します。 次の図に、ボタングループを開いたウィンドウリストの例を示します。

ボタングループが開いたウィンドウリストパネルアプリケーション

グループ内のウィンドウのリストを開くには、そのグループを表すウィンドウリストボタンをクリックします。 リスト内の項目をクリックしてウィンドウにフォーカスを移動したり、最小化したり、サイズを元に戻したりすることができます。

ボタングループ内のウィンドウのウィンドウメニューを開くには、そのグループを表すウィンドウリストボタン上で右クリックします。 グループ内のウィンドウのリストが表示されます。 グループ内のウィンドウのウィンドウメニューを開くには、リスト内の項目をクリックします。 ウィンドウリスト からウィンドウメニュー を開いた場合、ウィンドウメニューにはワークスペースコマンドは含まれません。 ウィンドウメニューのコマンドの詳細については、ウィンドウメニュー を参照してください。