「デスクトップエントリファイル」は、メニュー内の項目に関する情報を提供するデータファイルです。デスクトップエントリファイルは、名前、実行するコマンド、アイコンなどの項目の詳細を指定します。また、デスクトップエントリファイルには、メニュー階層内での項目の位置を決定するキーワードが含まれています。デスクトップエントリファイルには、.desktop ファイル拡張子が付きます。
以下は、デスクトップエントリファイルのサンプルです。
[Desktop Entry] Encoding=UTF-8 Name=Calculator Comment=Perform calculations Exec=gcalctool Icon=gcalctool.png Terminal=false Type=Application Categories=GNOME;Application;Utility;
表 2–4 は、デスクトップエントリファイルで最も重要なキーを説明しています。
表 2–4 デスクトップエントリキー
デスクトップエントリファイルのキーに関する詳細については、以下の URL のデスクトップエントリ仕様を参照してください。
パネルランチャーやデスクトップオブジェクトも、デスクトップエントリファイルを使用します。ランチャーやデスクトップオブジェクト用のデスクトップエントリファイルは、メニュー項目用のデスクトップエントリファイルと同じ情報を提供します。たとえば、デスクトップエントリファイルは、ユーザーがランチャーまたはオブジェクトを選択したときに実行されるコマンドを提供します。