次のセクションでは、Sun Ultra 27 ワークステーションに関する既知の問題と最新の情報を示しています。
次に、入手可能なマニュアルのリストを示します。
821-0146 『Sun Ultra 27 ワークステーションご使用にあたって』 (このマニュアル)
821-0154 『Sun Ultra 27 ワークステーション設置マニュアル』
821-0162 『Sun Ultra 27 ワークステーションオペレーティングシステムインストールガイド』
820-6775 『Sun Ultra 27 Workstation Safety and Compliance Guide』
820–6776 『Sun Ultra 27 Workstation Service Manual』
820-6777 『Where to Find Sun Ultra 27 Workstation Documentation』
デスクトップドキュメントはすべて、次の URL からオンラインで入手可能です。
http://docs.sun.com/app/docs/prod/ultra.work
Sun は、Sun Ultra 27 ワークステーションで次のオペレーティングシステムをサポートしています。
SolarisTM 10 10/08
Open Solaris 2008.11
Red Hat Enterprise Linux 5.3、32 ビットおよび 64 ビット
SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 10 SP2、64 ビットのみ
Windows 2008 DataCenter、32 ビットおよび 64 ビット (WHQL 準拠)
Windows Vista Ultimate 32 ビットおよび 64 ビット (WHQL 準拠)
Sun Ultra 27 ワークステーションでサポートされているオペレーティングシステムの最新のリストについては、次の URL を参照してください。
http://www.sun.com/desktop/index.jsp
ワークステーションの構成に応じて、次のソフトウェアがプリインストールされている場合があります。
Solaris 10 10/08
StarSuite 8
Sun Studio 12
Net Beans 5.5.1 IDE および 6.0.1 IDE
Tools and Drivers DVD には、次のものが含まれています。
Linux、Windows、および Solaris 10 オペレーティングシステムに対応したプラットフォーム固有のドライバ
ハードウェア診断ソフトウェア
パッチ、ドライバ、および修正
次に、Tools and Drivers DVD v1.1.0 に組み込まれている機能の一部を示します。
BIOS v1.01
ドライバ
Tools and Drivers DVD v1.0 の ISO イメージは、次の URL の Sun Ultra 27 ワークステーション製品ページからダウンロードできます。
http://www.sun.com/desktop/index.jsp
次のハードウェアの注意事項は、ワークステーションにインストールされているオペレーティングシステム (Operating System、OS) に関係なく、Sun Ultra 27 ワークステーションに適用されます。
ワークステーションには、出荷時に 1 Gバイトのシステムメモリーが内蔵されています。SunVTS を適切に機能させるには、2 Gバイトのシステムメモリーと 1 G バイトのスワップファイルが必要です。
PCIe 0 スロットまたは PCIe 2 スロットに LSI SAS1064E コントローラカードが装着されていると、ワークステーションが POST コード 94 で停止し、起動しないことがあります。PCIe 0 と PCIe 2 は x16 スロットです。x16 スロットにカードが装着されていると、カード内部の機能が初期化の妨げとなります。
カードを PCIe 0 スロットまたは PCIe 2 スロットに装着しないでください。
BIOS の更新が中断されたか失敗すると、BIOS が破棄し、システムが POST に失敗して起動しなくなることがあります。これを解決するには、BIOS リカバリプロシージャを実行する必要があります。このプロシージャについては、『Sun Ultra 27 Workstation Service Manual』に追加される予定です。
/BIOS/BIOSxxx.ROM ファイルを Tools and Drivers DVD から USB フラッシュドライブのルートディレクトリにコピーします。
フラッシュドライブで、ファイル名を BIOSxxx.ROM から AMIBOOT.ROM へ変更します。
USB フラッシュドライブを、ワークステーションの使用可能な USB ポートに挿入します。
ワークステーションの電源を投入し、Ctrl + Home キーを押しながら、USB フラッシュドライブのアクセスライトを監視します。
フラッシュドライブのアクセスライトが点滅し始めたら、キーを放します。
画面上の指示に従い、システム BIOS を回復します。
難聴を引き起こすことがあります。イコライザ機能つきのヘッドホンやイヤフォンの音量が最大値または最大値近くに設定されていると、過剰な音圧レベルとなり、難聴を引き起こすことがあります。
イヤフォンやヘッドホンの過剰な音圧は、難聴を引き起こすことがあります。イコライザを最大値に調整すると、イヤフォンやヘッドホンの音圧出力電圧が増え、音圧レベルが高くなります。
U320 SCSI カードが装着されたオンボード SATA ドライブの RAID を有効にすると、カードが不正に機能し、次の BIOS エラーメッセージが表示されることがあります。
Expansion ROM not initialized. (拡張 ROM が初期化されませんでした。) |
オプションカードの拡張 ROM が使用可能なシャドウメモリーより多い場合は、SATA RAID を無効にしてください。
たとえば、Single Ultra-320 (1 ポート) SCSI PCI-X カードは、オンボード SATA RAID が BIOS 内で無効な場合にのみ使用できます。
これらの注意事項は、Eurosoft Pc-Check を実行している Sun Ultra 27 ワークステーションに適用されます。
CD-ROM/DVD テストの実行中に、Pc-Check が次のメッセージを表示します。
There are no CD/DVD drives installed. (CD/DVD ドライブが装着されていません。) |
BIOS 内の設定値を「互換 IDE (Compatible IDE)」に変更し、CD-ROM/DVD テストを実行します。
この問題は現在調査中です。
USB コントローラまたは機能テストを複数回実行すると、キーボードが機能しなくなることがあります。
この問題は現在調査中です。
次のソフトウェアの注意事項は、Sun Ultra 27 ワークステーションに適用されます。
これらの注意事項は、最低限サポートされている Solaris OS またはそれ以上のバージョンを実行している Sun Ultra 27 ワークステーションに適用されます。
この問題は現在調査中です。
x64 システムでは、プリインストールされた Solaris OS を構成して使用している場合にのみホスト ID が作成されます (システムと一緒に出荷された HDD 上)。システムの最初の起動時に、Solaris OS はランダムに一意のホスト ID を生成します。このホスト ID は、ソフトウェアライセンスと一緒に使用されます。プリインストールされた Solaris OS を使用しない場合は、ホスト ID は必要ありません。ホスト ID は最初の起動時にランダムに生成されるため、システムに付属の CIS シートには記載されていません。
Solaris OS の現在リリースされているバージョンでは、オンボード ICH10R コントローラを介した RAID はサポートされていません。ただし、LSI3041E HBA を介した RAID は サポートされています。
この問題は現在調査中です。
ワークステーションの BIOS で VT-d が有効な場合、Open Solaris が失敗することがあります。
Open Solaris をインストールする前に、ワークステーション BIOS にアクセスし、VT-d オプションの設定を「無効 (Disable)」にしてください。
ターミナルを開き、次のコマンドを入力します。
# pkg uninstall NVDAgraphics
次の注意事項は、Linux OS を実行している Sun Ultra 27 ワークステーションに適用されます。
Linux オペレーティングシステムでは、HAL Device Manager で CPU 情報が不明として表示されることがあります。
この問題は現在調査中です。
Linux オペレーティングシステムでは、install.sh を実行すると、アクセス権エラーメッセージが表示されることがあります。
Tools and Drivers DVD は、次のコマンドを使用して手動でマウントしてください。
# init 3 (root としてログイン)
# mount /dev/cdrom /mnt
# /mnt/drivers/linux/ OS/install.sh
ここで、OS は red_hat または suse のいずれかです。
Linux オペレーティングシステムの現在リリースされているバージョンでは、オンボード ICH10R コントローラを介した RAID はサポートされていませんが、LSI3041E HBA を介した RAID はサポートされています。
次の NovellのWeb サイトから最新のカーネルをダウンロードして、更新します。
Firefox を起動しようとすると、次のメッセージが表示されます。
/usr/lib/firefox/firefox-bin: error while loading share libraries: libasound.so.2: wrong ELF class: ELFCLASS64 (/usr/lib/firefox/firefox-bin: 共有ライブラリのロード中のエラー: libasound.so.2: 不正な ELF クラス: ELFCLASS64) |
RealTek オーディオドライバとプリインストールされた Firefox Web ブラウザに、共有ライブラリエラーが存在します。
次の URL から最新バージョンの Firefox をダウンロードして、インストールします。
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/all.html
RealTek Linux オーディオドライバはインストールしないでください。
この問題は現在調査中です。
dmesg および /var/log/messages に次のエラーメッセージが表示されることがあります。
kernel: ata2: spurious interrupt (irq_stat 0x4 active_tag -84148995 sactive 0x3) (カーネル: ata2: 見せかけの割込み (irq_stat 0x4 active_tag -84148995 sactive 0x3))
この問題は現在調査中です。
システムは、オンボード 82566DM-2 NIC から PXE を正常に起動できますが、Red Hat/SUSE インストールの設定で NIC を検出することはできません。Red Hat および SUSE の現在リリースされているバージョンは、Intel 82566DM-2 Ethernet コントローラをサポートしていません。
RHEL 4.6、RHEL 5.1、または SLED10 SP2 に 82566DM-2 Ethernet サポートが組み込まれるまでお待ちください。
PCI/PCIe NIC カードをインストールし、その後、新しい NIC から PXE インストールを実行します。
-または-
CD/DVD インストールを実行し、その後、次のコマンドを実行してすべての (グラフィックス、NIC、オーディオ) ドライバをインストールします。
tools_and_drivers/drivers/linux/ OS/install.sh
ここで、tools_and_drivers は Tools and Drivers DVD の場所で、OS はオペレーティングシステム (red_hat または suse のどちらか) のディレクトリです。
オペレーティングシステムのインストール設定で、ハードドライブまたは CD/DVD メディアが検出されません。この問題を回避するには、システム BIOS で SATA を IDE として構成する必要があります。
手順については、『オペレーティングシステムインストールガイド』を参照してください。
次の注意事項は、Windows を実行している Sun Ultra 27 ワークステーションに適用されます。
ハードドライブに Linux パーティションが存在すると、Windows のインストール中に空白の画面が表示されることがあります。
Tools and Drivers DVD から非 RAID システムに Intel Matrix Manager ソフトウェアをインストールすると、青い画面になることがあります。
非 RAID システムには Intel Matrix Manager をインストールしないでください。非 RAID システムに Intel Matrix Manager をインストールした場合は、セーフモードを使用してワークステーションを起動し、Intel Matrix Manager ソフトウェアをアンインストールしてください。
SATA RAID システムで、Tools and Drivers DVD から SATA RAID ドライバまたはマネージャーをインストールすると、青い画面が表示されることがあります。
システムが SATA RAID として構成されている場合は、BIOS に切り替え、ACHI モードを RAID モードに変更します。
Intel QuickPath アーキテクチャー I/O ハブと Windows Vista OS には、非互換性問題が存在します。
「スタート」、「コントロールパネル」、「問題のレポートと解決策」、「解決策と問題の履歴を消去」の順にクリックします。
Intel Matrix Storage Manager v8.8.0 以上を使用してください。