Sun Ultra 27 ワークステーション Windows オペレーティングシステムインストールガイド

第 3 章 外部ストレージドライバの配布の準備 (Windows Vista Ultimate の場合のみ)

この章では、Windows Vista Ultimate のインストールに必要な外部ストレージドライバのメディアを準備する手順を説明します。


注 –

Windows Server 2008 の場合、Sun Ultra 27 ワークステーションへの Windows のインストールに必要なすべてのドライバが Windows 配布メディアに含まれています。Windows Vista Ultimate をインストールする場合は、次のいずれかの方法を使用して、インストール時に外部ストレージドライバを指定する必要があります。


この章は、次の節で構成されています。

外部ストレージドライバの配布方法の選択

環境要件に合った Windows Vista Ultimate インストール用の適切な外部ストレージドライバの配布方法を表 3–1 から選択します。選択した方法をメモしておいてください。


注 –

Windows Server 2008 の場合、Sun Ultra 27 ワークステーションへの Windows のインストールに必要なすべてのドライバが Windows 配布メディアに含まれています。Windows Vista Ultimate をインストールする場合は、次のいずれかの方法を使用して、インストール時に外部ストレージドライバを指定する必要があります。


表 3–1 Windows Vista Ultimate 外部ストレージドライバの配布方法

大容量記憶装置ドライバの配布方法 

その他の要件 

ローカルのフロッピーディスク: ワークステーションの USB ポートに外部接続された物理 USB フロッピードライブを使用します。ハブに接続しないでください。インストールに失敗する可能性があります。

  • Windows Marketplace サイトで「Designed for Windows」 [Windows 専用の USB フロッピードライブを使用しないと、OS のインストール時にドライバがインストールされたように見えても、システムのリブート時に Windows セットアップのグラフィック部分でドライバを再度見つけることができず、エラーメッセージが表示されてインストールに失敗します。] と記載されている外部 USB フロッピードライブ

  • フロッピーディスク

フロッピー以外のメディア: ワークステーションに挿入された USB フラッシュディスクまたは CD/DVD メディア

  • CD/DVD または USB フラッシュドライブメディア

外部ストレージドライバディスクの作成

ローカルのフロッピーディスクまたはフロッピー以外のメディアの配布方法の場合、Windows Vista Ultimate のインストールを進める前に外部ストレージドライバが含まれる適切なメディアを準備します。

次のシステム構成および素材が使用できる状態にしてください。

Procedure外部ストレージドライバディスクを作成する (フロッピーまたはフロッピー以外のメディア)

Sun では、Windows Vista Ultimate のインストールに必要な外部ストレージドライバディスクの手動作成に必要なファイルを用意しています。

  1. Sun のダウンロードサイトから windows.zip をダウンロードした場合 (第 2 章ドライバパッケージのダウンロードを参照)、手順 2 に進みます。 —または— Tools and Drivers DVD を、CD/DVD ドライブを搭載した Windows システムに挿入します。CD が自動で起動します。メインメニューで、「終了 (Exit)」ボタンをクリックします。次の補足手順に従います。

    1. エクスプローラを起動し、Tools and Drivers DVD に移動します。

    2. ドライバのフォルダをダブルクリックして開きます。

    3. 手順 9 にスキップします。

  2. Microsoft Windows を実行している、フロッピードライブを搭載したシステムで、windows.zip ファイルを一時ディレクトリにコピーします。

  3. Windows エクスプローラを起動します。

  4. ダウンロードしたファイルを保存したフォルダに移動します。

  5. windows.zip を選択します。

  6. 「ファイル」メニューの「すべて展開」をクリックします。


    注 –

    使用中のバージョンの Windows エクスプローラで圧縮フォルダがサポートされていない場合は、サードパーティーのユーティリティーを使用して zip ファイルの中身を展開します。展開後、ディレクトリ構造を変更しないようにしてください。


  7. ファイルを新しい (空の) フォルダに展開します。

  8. Windows エクスプローラを起動し、展開したファイルが入ったフォルダに移動します。

  9. windows フォルダをダブルクリックして開きます。

  10. オプションの Sun StorageTek SAS PCIe 4 ポート内部 HBA を使用している場合、SAS フォルダをダブルクリックして開き、手順 11 にスキップします。 —または— ACHI10 ディスク制御装置を使用している場合、次の補足手順に従います。

    1. Windows タスクバーの「スタート」ボタンをクリックします。

    2. 「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

    3. 「名前」フィールドに次のコマンドを入力します。

      drivename:\source_path\windows\sata\setup.exe -a -pc:\ destination_path


      注 –

      -p フラグのフラグと引数の間に空白を入れないでください。


      drivename は設定ファイルが存在するドライブ文字で、source_path は設定ファイルのパス、c:\destination_path はファイルの展開先です。

    4. コマンドを実行すると、インストールプログラムが起動します。クリックしてプロンプトを進めます。

      これによりドライバがインストールされるわけではありませんが、ドライバファイルが指定した destination_path にコピーされます。


      注 –

      -p フラグを指定しない場合、ファイルは c:\Program Files\Intel\Intel Matrix Storage Manager に展開されます。


    5. Windows エクスプローラを起動し、展開したファイルが入ったフォルダに移動します。

  11. インストールに一致する Windows バージョンフォルダ (32 ビットまたは 64 ビットの Windows) をダブルクリックします。

  12. 次のいずれかの手順を実行します。

    • 空の CD/DVD を、システムの USB CD/DVD ドライブ (CD/DVD に書き込み可能なドライブ) に挿入します。

    • 空のフォーマット済み USB フラッシュディスクを、システムの USB ポートに挿入します。

    • 空のフォーマット済みフロッピーディスクを、システムに接続された USB フロッピードライブに挿入します。

  13. フォルダ内のすべてのファイルをディスクにコピーします。

  14. 第 4 章オペレーティングシステム用のディスクの準備に進みます。