『Sun Fire X4800 サーバーご使用にあたって』の概要
Oracle Solaris 10 オペレーティングシステム
Oracle Enterprise Manager Ops Center
MegaRAID Storage Manager (MSM)
Integrated Lights Out Manager (ILOM)
起動に失敗した後、ディスクが見つからないというメッセージが表示される (CR 6939507)
システムの電源を再投入したときに起動しない (CR 6950414)
SPD の破損によりシステムが DIMM を認識しない (6946921)
Oracle Solaris オペレーティングシステムの注意事項
システムパニックが発生し「unowned mutex」メッセージが表示される (CR 6893274)
PCIe Express Module をスロット 2.0 または 2.1 にホットプラグ接続したときに正常に機能しない (CR 6954860)
Combo GbE/8Gb FC Express Module HBA を搭載したシステムで BAD TRAP パニックが発生する (CR 6942158)
OEL 5.5 では Xen Profiler がサポートされない (CR 6839366)
OEL 5.5 では CPU スロットリングがサポートされない (6847286)
InfiniBand PCIe モジュールが SLES 11 で正常に機能しない (6909512、6921163)
カーネルのバグにより不正な MSI 処理が発生する (CR 6921163)
PCIe ExpressModule の LED が OEL 5.5 で正常に動作しない (CR 6894954)
タイムアウト時間が長いために OEL 5.5 の Xen カーネルがハングアップする (CR 6899040)
OEL 5.5 で「Domain attempted WRMSR 0000000000000277」という Xen の警告が表示される (CR 6902715)
Oracle VM では 64 論理 CPU しかサポートされない (CR 6915014)
SLES11 の 8 ソケットシステムに 10GbE PCIe カードを装着するとカーネルがクラッシュする (CR 6912821)
装着した PCIe ExpressModule カードが多すぎると、Xen が搭載されている SLES11 がハングアップする (CR 6917397)
Windows 2008 で PCIe ExpressModule のホットインサートがサポートされていない
ネットワーク管理ポート 1 が正常に機能しない (CR 6935471 および 6854694)
システムの電源を切った後、ILOM ログにシステム温度に関する警告が記録される (CR 6949670)
CLI を使用したコンソールのリダイレクトが失敗する (CR 6939479)
ネット管理ポートを 1 つしか使用できない (CR 6854694)
ILOM でコンソールセッションを 1 つしか使用できない (CR 6895423)
start /SYS および stop /SYS コマンドを実行すると、「Power Button Pressed」イベントがログに記録される (CR 6906176)
Web インタフェースを使用してホストの電源を入れ直すとエラーが発生する (CR 6909374)
イベントログのメッセージの順序が正しくない、または重複している (CR 6915976)
javaRconsole セッションが開いているときに復元を実行すると、イベントログに不正なエラーメッセージが記録される (CR 6917474)
SP のリセット後、障害情報が表示されなくなる (CR 6928998)
PSU の障害を消去すると、ほかの障害情報も消去される (CR 6933348 および CR 6939306)
pciflash が使用できない (CR 6867060 および CR 6904922)
電源を入れたまま取り外しを行うと Oracle VM 2.2.1 でパニックが発生する (CR 6949344)
8 ソケットシステムでは、Oracle Solaris OS の MSI 割り込みが不足する場合があります。
Oracle Solaris OS は、優先レベル 6 で 32 の割り込みベクトルを割り当てるように設計されています。また、各ネットワークデバイスは 2 つの割り込みに割り当てられます。システムに 16 を超えるネットワークデバイスがある場合、レベル 6 で割り当てられている割り込みがすべて使用されてしまうため、一部のデバイスが機能できなくなります。
この状態が発生したときは、次のようなエラーメッセージが表示されます。
コンソールの場合:
Feb 25 15:45:04 mpk12-3214-189-156 pcplusmp: WARNING: No interrupt vector: pciex8086,10f7 instance 1 Feb 25 15:45:04 mpk12-3214-189-156 pcplusmp: WARNING: Sharing vectors: pciex8086,10f7 instance 1 and SCI Feb 25 15:45:06 mpk12-3214-189-156 pcplusmp: WARNING: No interrupt vector: pciex8086,10f7 instance 5 Feb 25 15:45:06 mpk12-3214-189-156 pcplusmp: WARNING: Sharing vectors: pciex8086,10f7 instance 1 and pciex8086,10f7 instance 5
/var/adm/messages の場合:
Feb 25 15:44:53 mpk12-3214-189-156 ixgbe: [ID 611667 kern.info] NOTICE: ixgbe7: Insufficient interrupt handles available: 1 Feb 25 15:44:53 mpk12-3214-189-156 ixgbe: [ID 611667 kern.info] NOTICE: ixgbe7: Allocate MSI-X failed, trying MSI interrupts... Feb 25 15:44:53 mpk12-3214-189-156 ixgbe: [ID 611667 kern.info] NOTICE: ixgbe7: MSI-X not used, force rx and tx queue number to 1
注 - パッチ 142901–09 以降をインストールしていない場合、現在 Oracle Solaris OS では優先レベル 6 で割り当てられるベクトルは 31 に制限されています。つまり、レベル 6 で サポートできるネットワークデバイスは 15 台までとなります。
割り込みレベル 5 が優先します
割り込みレベル 4 はその次となります
修正措置については、『Sun Fire X4800 サーバー設置マニュアル』の「MSI 割り込みスペースの割り当て (Oracle Solaris OS のみ)」を参照してください。