DIMM の障害によりほかの DIMM が無効になる (CR 6929978)

ある 1 組の DIMM に障害が発生して無効になると、有効な構成を維持するため、BIOS によりその他の DIMM も無効化されます。たとえば、次のように入力します。

• 8 ソケットシステムの場合、1 つの DIMM が障害により無効になると、対応するソケットのその他の DIMM がすべて無効になります。

• 4 ソケットシステムの場合、ある DIMM に障害が発生すると、対応するソケットで次に示す 4 つの DIMM セットのいずれかが無効になります。

  • 0, 1, 4, 5

  • 2, 3, 6, 7

  • 8, 9, 12, 13

  • 10, 11, 14, 15

どちらの場合でも、障害のある DIMM を交換すると、BIOS によってほかの DIMM が自動的に有効化されます。

障害が発生した DIMM、および BIOS によって無効化される DIMM を識別するには、ILOM の「Fault Management」タブを使用します。

• 4 ソケットシステムの場合、ILOM には障害のある DIMM のペアのみが表示されます。その他の DIMM は無効化されますが、対応するメッセージは ILOM に表示されません。

• 8 ソケットシステムの場合、ILOM には、障害のある DIMM のペア、および配置規則に従って無効化されるその他の DIMM が表示されます。

障害が発生した DIMM であるか配置規則に従って無効化された DIMM であるかによって、メッセージに表示されるクラスのプロパティーが異なります。

• 障害が発生した DIMM は次のように表示されます。

  • fault.memory.intel.nex.dimm_ce

  • fault.memory.intel.nex.dimm_ue

• 無効化された DIMM は、「fault.memory.intel.dimm.population.invalid」と表示されます。

• 構成が無効で、障害が発生した DIMM がない場合、無効になった DIMM はいずれも「fault.memory.intel.dimm.population.invalid」と表示されます。