Oracle VM のインストール

使用しているサーバーで、Oracle VM 2.2.1 を動作させることができます。Oracle VM は、仮想マシン (VM) を作成して管理できる仮想化環境プラットフォームです。これらの各仮想マシンは同一の物理サーバー上に存在しますが、独立した別個の物理サーバーのように動作します。Oracle VM で作成された各仮想マシンには、仮想の CPU、オペレーティングシステム、ネットワークインタフェース、およびストレージがそれぞれ割り当てられます。

Oracle VM は次のコンポーネントで構成されています。

• Oracle VM Manager: 仮想マシンを作成および管理するためのユーザーインタフェースとして機能する Web アプリケーション。仮想マシンの作成 (テンプレートを含む)、ライフサイクルの管理 (配置、移行、削除)、およびリソースの管理 (ISO ファイル、テンプレート、共有ストレージリソース) などの機能が含まれます。

• Oracle VM Server: Xen ハイパーバイザーを基盤とし、仮想マシンおよび Oracle VM Agent の実行に使用される軽量かつセキュアな仮想化環境。

• Oracle VM Agent: Oracle VM Server 上にインストールされ、Oracle VM Manager と通信します。Oracle VM Server、サーバープール、およびリソースを管理するための Web サービス API が含まれています。

この節では、Oracle VM のインストールに関する次のトピックについて説明します。

手順 説明 リンク 1 Oracle VM インストールの概要について理解します。 「Oracle VM のインストール」 2 システム要件を確認します。 「システム要件」 3 インストールイメージを入手して DVD に書き込むか、またはサーバー上にコピーします。 「Oracle VM ソフトウェアの入手方法」 4 Oracle VM Server をインストールします。 「Oracle VM Server のインストール方法」 5 Oracle VM Manager をインストールします。 「Oracle VM Manager のインストール方法」 6 共有ストレージ、サーバープール、および仮想マシンを作成します。 「VM リソースの作成および管理」