逆プロキシとは、クライアントからは Web サーバー (元のサーバー) のように見えるが、実際には受信した要求を 1 つ以上の元のサーバーに転送するようなプロキシのことです。逆プロキシは自身を元のサーバーとして提示するため、逆プロキシを使用するようにクライアントを構成する必要はありません。ある特定の逆プロキシを、同様に構成された複数の元のサーバーに要求を転送するように構成すれば、その逆プロキシは、アプリケーションレベルのソフトウェアロードバランサとしての役割を果たすことができます。
典型的な配備では、ブラウザと元のサーバーとの間に逆プロキシが 1 つ以上配備されます。
「構成」タブをクリックし、構成を選択します。
「仮想サーバー」タブをクリックし、仮想サーバーを選択します。
「コンテンツ処理」>「逆プロキシ」タブをクリックします。
「新規プロキシ URI 」ボタンをクリックします。
次の各パラメータの値を指定します。
URI — 逆プロキシの URI
サーバー URL — リモートサーバーの URL をコンマで区切ったもの。複数の値が指定された場合、サーバーはその指定されたサーバー間で負荷分散を行います。
「構成」タブをクリックし、構成を選択します。
「仮想サーバー」タブをクリックし、仮想サーバーを選択します。
「コンテンツ処理」>「逆プロキシ」タブをクリックします。
URI をクリックします。
次のパラメータを編集できます。
URI — 逆プロキシの URI
サーバー URL — リモートサーバーの URL をコンマで区切ったもの。複数の値が指定された場合、サーバーはその指定されたサーバー間で負荷分散を行います。
Sticky Cookie — Cookie の名前。この Cookie が応答に含まれていると、後続の要求がその元のサーバーに固定されます。
Sticky URI パラメータ — ルート情報を調べる URI パラメータの名前。要求 URI にこの URI パラメータが含まれていて、かつその値にコロン「:」とルート ID が含まれていると、そのルート ID で特定される元のサーバーに要求が「固定」されます。
ルートヘッダー — 元のサーバーにルート ID を伝えるために使用される HTTP 要求ヘッダーの名前。
ルート Cookie — サーバーが応答内で sticky-cookie Cookie を検出したときに生成する Cookie の名前。route-cookie Cookie に格納されたルート ID を使えば、サーバーは後続の要求を同じ元のサーバーに転送できます。
CLI の使用
1. create-reverse-proxy
コマンドを呼び出します。
wadm> create-reverse-proxy --user=admin --password-file=admin.pwd --host=serverhost --port=8989 --config=test --vs=test --uri-prefix=// --server=http://rick.india.sun.com:8080 |
CLI リファレンスの create-reverse-proxy(1) を参照してください。
2.
obj.conf
ファイルを変更します。
NameTrans fn="map" from="/" name="reverse-proxy-/" to="http:/" ... <Object name="reverse-proxy-/"> Route fn="set-origin-server" server="http://rick.india.sun.com:8080" </Object> <Object ppath="http:*"> Service fn="proxy-retrieve" method="*" </Object> |
セキュリティー保護されたサイトにリダイレクトするには、同じ手順に従い、--server
オプションで https
アドレスを指定します。