Sun Java System Web Server 7.0 管理ガイド

Procedureピアベースのマスターエージェント (magt) を構成する

次の手順に従えば、Solaris 10 および Linux 上の OS ネイティブマスターエージェントと統合されるようにピアベースのマスターエージェントを構成することができます。


注 –

Solaris 10 の OS ネイティブマスターエージェントは、snmpd です。デフォルトでは、これは SNMP のデフォルト UDP ポート 161 上で実行されます。これは、/etc/sma/snmp/snmpd.conf ファイルを使って構成可能です。これは、ほかのマスターエージェントやサブエージェントに要求/応答を転送するためのプロキシ指令を提供します。詳細については、snmpd.conf のマニュアルページを参照してください。

Solaris 8 および 9 の場合、OS ネイティブマスターエージェント snmpd との明確な統合は存在しません。Linux の場合、httpagt を snmpd に直接統合することができます。そうした場合、magt を実行する必要はありません。Windows の場合、Sun Java System Web Server の snmp ライブラリが Windows の SNMP サービスと直接通信します。


  1. 上の注で説明したように、SNMP ポート (11161) を指定してマスターエージェントを起動します。

  2. Solaris 10 の /etc/sma/snmp/snmpd.conf に次の行を追加します。


    proxy -v 1 -c public myserver:11161 .1.3.6.1.4.1.42.2.190.1
  3. snmpd を再起動します。


    # cd /etc/init.d
    # init.dmi stop; init.snmpdx stop; init.sma stop
    # init.dmi start; init.snmpdx start; init.sma start
  4. SNMP データを取得するには、snmpwalk をポート上で使用します。


    $ snmpwalk -c public -v 1 <host-name>:<port> 1.3.6.1.4.1.42.2.190.1