Sun Java System Web Server 7.0 パフォーマンスのチューニング、サイジング、およびスケーリング

Solaris プラットフォーム固有のパフォーマンス監視

ここでは、システム動作の監視に使用できる Solaris 固有のツールおよびユーティリティーのいくつかについて説明します。この章の内容は、次のとおりです。

ここで説明されているツールは、Web Server によって生成される負荷にシステムがどのように応答するかという観点からパフォーマンスを監視します。Web Server の独自の機能を使用して、ユーザーが Web Server 自体に出した要求を追跡する方法については、「サーバーパフォーマンスの監視」を参照してください。

短期的なシステム監視

Solaris は、システム動作の「スナップショット」を作成するためのいくつかのツールを提供しています。その出力をファイル内に取得してあとで分析することは可能ですが、次に示すツールは、主にリアルタイムでシステム動作を監視することを目的としています。

長期的なシステム監視

前述のツールを使用してシステム性能を「抜き打ち検査する」だけでなく、傾向を検出できるように、より長期的なパフォーマンス履歴を収集することが重要です。少なくとも、正常に実行されているシステムのベースライン記録によって、システムのパフォーマンスが低下し始めた場合に、変更があった内容を調査するのに役立つ可能性があります。システムアクティビティーのレポートパッケージを有効にするには、次の手順に従います。

「インテリジェント」監視

SE ツールキットは、Sun のパフォーマンス専門家によって開発された、無料でダウンロード可能なソフトウェアパッケージです。生のパフォーマンス統計の収集と監視に加えて、このツールキットでは、システムの全体的な健全性や、調整を必要とする重要な領域を特徴づけるために、ヒューリスティックを適用できます。このツールキットとマニュアルは、次の場所からダウンロードできます。

http://www.sunfreeware.com/setoolkit.html