Sun Java System Web Server 7.0 パフォーマンスのチューニング、サイジング、およびスケーリング

統計情報について

管理コンソールのユーザーインタフェース、コマンド行インタフェース、stats-xml URI、および perfdump を経由して、多くのパフォーマンス統計情報を監視できます。これらの監視方法のすべてについて、サーバーは収集した統計情報を使用します。統計情報が収集されないかぎり、これらのどの監視方法も機能しません。

これらの統計情報によって、構成レベル、サーバーインスタンスレベル、または仮想サーバーレベルの情報が得られます。統計情報は、機能別に分類されます。

構成については、次の項目の統計情報を表示できます。

サーバーインスタンスについては、次の項目の統計情報を表示できます。

仮想サーバーについては、次の項目の統計情報を表示できます。

サービスの品質 (QoS) が有効になっていない場合は、一部の統計情報、たとえば、開いている接続の数、開いている接続の最大数、転送レート (バイト数)、最大転送レート (バイト数) などはデフォルトで 0 になります。

統計情報の有効化

Web Server では、統計情報はデフォルトでアクティブになります。ただし、いったん無効にした場合、サーバーのパフォーマンスを監視するにはもう一度有効にする必要があります。統計情報を有効にするには、管理コンソールまたは wadm コマンド行ユーティリティー (CLI) を使用します。


注 –

統計情報の収集は、パフォーマンスに若干の影響を与えます。


Procedure管理コンソールから統計情報を有効にする

  1. 管理コンソールの「共通操作」ページで、構成を選択します。

  2. 「構成を編集」をクリックします。

  3. 「一般」タブをクリックします。

  4. 「監視設定」サブタブをクリックします。

  5. 「監視設定」ページの「一般設定」で、「統計コレクション」の「有効」チェックボックスを選択します。

  6. 間隔とプロファイリングを設定します。

    • この間隔は、統計情報の更新の間の期間 (秒単位) です。この設定を大きくする (頻度を少なくする) ほど、パフォーマンスは向上します。最小値は 0.001 秒、デフォルト値は 5 秒です。

    • プロファイリングは、デフォルトでアクティブになります。プロファイリングを非アクティブにすると、監視のオーバーヘッドは若干減ります。

  7. サーバーを再起動します。

ProcedureCLI から統計情報を有効にする

  1. 統計情報の収集を有効にするには、次の CLI コマンドを入力します。

    ./wadm set-stats-prop --user=admin_user –password-file= password-file --config=myconfig enabled=true

    統計情報を無効にするには、enabled を false に設定します。

  2. 間隔を設定したり、プロファイリングを有効にしたりするには、set-stats-prop interval および profiling プロパティーを使用します。詳細については、set-stats-prop のヘルプを参照してください。

  3. サーバーを再起動します。