管理コンソールのユーザーインタフェース、コマンド行インタフェース、stats-xml URI、および perfdump を経由して、多くのパフォーマンス統計情報を監視できます。これらの監視方法のすべてについて、サーバーは収集した統計情報を使用します。統計情報が収集されないかぎり、これらのどの監視方法も機能しません。
これらの統計情報によって、構成レベル、サーバーインスタンスレベル、または仮想サーバーレベルの情報が得られます。統計情報は、機能別に分類されます。
要求
エラー
応答時間
サーバーインスタンスについては、次の項目の統計情報を表示できます。
要求
エラー
応答時間
一般
Java 仮想マシン (JVMTM)
接続キュー
キープアライブ
DNS
ファイルキャッシュ
スレッドプール
セッションレプリケーション
プロファイルデータを含むセッションスレッド (プロファイリングが有効になっている場合に表示可能)
Java Database Connectivity (JDBCTM) (JDBC リソースが作成され、接続プールにアクセスしている場合に表示可能)
仮想サーバーについては、次の項目の統計情報を表示できます。
一般
応答
Web アプリケーション
プロファイルデータ (プロファイリングが有効になっている場合に表示可能)
サーブレットとサーブレット応答キャッシュ (sun.web.xml でサーブレットキャッシュが有効になっている場合に表示可能)
サービスの品質 (QoS) が有効になっていない場合は、一部の統計情報、たとえば、開いている接続の数、開いている接続の最大数、転送レート (バイト数)、最大転送レート (バイト数) などはデフォルトで 0 になります。
Web Server では、統計情報はデフォルトでアクティブになります。ただし、いったん無効にした場合、サーバーのパフォーマンスを監視するにはもう一度有効にする必要があります。統計情報を有効にするには、管理コンソールまたは wadm コマンド行ユーティリティー (CLI) を使用します。
統計情報の収集は、パフォーマンスに若干の影響を与えます。
管理コンソールの「共通操作」ページで、構成を選択します。
「構成を編集」をクリックします。
「一般」タブをクリックします。
「監視設定」サブタブをクリックします。
「監視設定」ページの「一般設定」で、「統計コレクション」の「有効」チェックボックスを選択します。
間隔とプロファイリングを設定します。
サーバーを再起動します。
統計情報の収集を有効にするには、次の CLI コマンドを入力します。
./wadm set-stats-prop --user=admin_user –password-file= password-file --config=myconfig enabled=true
統計情報を無効にするには、enabled を false に設定します。
間隔を設定したり、プロファイリングを有効にしたりするには、set-stats-prop interval および profiling プロパティーを使用します。詳細については、set-stats-prop のヘルプを参照してください。
サーバーを再起動します。