次の表は、パフォーマンスとスケーラビリティーのベンチマークに使用される、Solaris 用のオペレーティングシステムチューニングを示しています。これらの値は、希望する結果を達成するためにシステムをチューニングする場合の例を示しています。
表 4–1 パフォーマンスベンチマークのための Solaris のチューニング
パラメータ |
スコープ |
デフォルト値 |
チューニング値 |
コメント |
---|---|---|---|---|
/etc/system |
65536 |
65536 |
オープンファイル記述子の制限を処理します。関連付けられたソケット、ファイル、パイプ (存在する場合) などで予測される負荷を考慮するべきです。 |
|
/etc/system |
2 |
0 |
ストリームドライバのキューサイズを制御します。0 に設定すると無限大になるため、バッファー領域の不足によってパフォーマンスが影響されることはありません。クライアントにも設定します。sq_max_size を 0 に設定すると、ネットワークトラフィック負荷の高い本稼動システムにとって最適ではない可能性があることに注意してください。 |
|
ndd /dev/tcp |
240000 |
60000 |
クライアントにも設定します。 |
|
ndd /dev/tcp |
128 |
1024 | ||
ndd /dev/tcp |
1024 |
4096 | ||
ndd /dev/tcp |
480000 |
60000 | ||
ndd /dev/tcp |
7200000 |
900000 |
アクセスの多い Web サイトでは、この値を低く設定します。 |
|
ndd /dev/tcp |
3000 |
3000 |
再転送率が 30 〜 40% を超える場合は、必ずこの値を大きくしてください。 |
|
ndd /dev/tcp |
240000 |
10000 | ||
ndd /dev/tcp |
200 |
3000 | ||
ndd /dev/tcp |
32768 |
1024 |
クライアントにも設定します。 |
|
ndd /dev/tcp |
1 |
2 |
データが少量であればやや高速に転送します。 |
|
ndd /dev/tcp |
8129 |
32768 |
送信バッファーを増やすため。 |
|
ndd /dev/tcp |
8129 |
32768 |
受信バッファーを増やすため。 |