サーバーは、SNMP 経由で監視アクションを実行します。SNMP は、ネットワークアクティビティーに関するデータをやり取りするために使用されるプロトコルです。SNMP では、管理対象デバイスとネットワーク管理ステーション (NMS) との間でデータが転送されます。管理対象デバイスは、SNMP が実行されている任意のデバイスです。 つまり、ネットワーク上のホスト、ルーター、Web サーバー、その他のサーバーなどです。NMS は、そのネットワークをリモート管理する場合に使用するマシンです。NMS ソフトウェアは通常、収集されたデータを表示するグラフを提供したり、そのデータを使ってサーバーがある特定の許容範囲内で稼働しているか確認したりします。
NMS は通常、1 つ以上のネットワーク管理アプリケーションがインストールされた強力なワークステーションです。HP OpenView のようなネットワーク管理アプリケーションでは、Web サーバーなどの管理対象デバイスに関する情報がグラフィカルに表示されます。たとえば、社内のどのサーバーが稼動またはダウンしているかを表示したり、受け取ったエラーメッセージの数と種類を表示したりできます。SNMP と Sun Java System Web Server を組み合わせて使用する場合、サブエージェント、マスターエージェント の 2 種類のエージェントを使って、NMS とサーバーとの間でこの情報が転送されます。
サブエージェントはサーバーに関する情報を収集し、その情報をサーバーのマスターエージェントに渡します。管理サーバー以外の Sun Java System Web Server はすべて、サブエージェントを持ちます。
SNMP 構成を変更した場合には、「保存」ボタンをクリックしてから SNMP サブエージェントを再起動する必要があります。
構成の設定を変更するには、次のタスクを実行します。
「構成」タブをクリックします。
監視設定を変更する必要のある構成を選択します。
「監視設定」サブタブをクリックします。
構成の一般的な監視設定を変更するには、「一般設定」セクションの値を編集します。次の表に、一般的な監視パラメータのフィールド説明を示します。
表 13–2 フィールド説明 > 一般的な監視設定
構成の SNMP サブエージェント設定を変更するには、「SNMP サブエージェント設定」セクションの値を編集します。次の表に、SNMP サブエージェントパラメータのフィールド説明を示します。
表 13–3 フィールド説明 > SNMP サブエージェント設定