次の手順に従えば、Solaris 10 および Linux 上の OS ネイティブマスターエージェントと統合されるようにピアベースのマスターエージェントを構成することができます。
Solaris 10 の OS ネイティブマスターエージェントは、snmpd です。これは、デフォルトでは SNMP のデフォルト UDP ポート 161 上で実行されます。これは、/etc/sma/snmp/snmpd.conf ファイルを使用して構成できます。これは、ほかのマスターエージェントやサブエージェントに要求/応答を転送するためのプロキシ指令を提供します。詳細については、snmpd.conf のマニュアルページを参照してください。
Solaris 8 および 9 の場合、OS ネイティブマスターエージェント snmpd との明確な統合は存在しません。Linux の場合、httpagt を snmpd に直接統合することができます。そうした場合、magt を実行する必要はありません。Windows の場合、Sun Java System Web Server の snmp ライブラリが Windows の SNMP サービスと直接通信します。
上の注で説明したように、SNMP ポート (11161) を指定してマスターエージェントを起動します。
Solaris 10 の /etc/sma/snmp/snmpd.conf に次の行を追加します。
proxy -v 1 -c public myserver:11161 .1.3.6.1.4.1.42.2.190.1 |
snmpd を再起動します。
# cd /etc/init.d # init.dmi stop; init.snmpdx stop; init.sma stop # init.dmi start; init.snmpdx start; init.sma start |
SNMP データを取得するには、snmpwalk をポート上で使用します。
$ snmpwalk -c public -v 1 <host-name>:<port> 1.3.6.1.4.1.42.2.190.1 |