Web Server を使い始めるには、構成を作成する必要があります。
新しい構成を作成するには、次のタスクを実行します。
「構成」タブをクリックします。
「新規」ボタンをクリックします。
構成作成時に利用可能な設定を案内するウィザードが表示されます。次の各節では、各ウィザードページで利用可能なフィールドについて説明します。
このウィザードページでは、新しい構成の全般情報を設定できます。
このウィザードページで設定するパラメータは、次のとおりです。
構成名 — 構成の新しい一意名を追加します。
サーバー名 — 新しい構成のサーバー名を追加します。これは構成名と同じにしてもかまいません。
ドキュメントルート— 有効なドキュメントルートを入力します。ここでは、すべての配備済み Web アプリケーションが自身のディレクトリを維持します。デフォルト値は ../docs です。サーバー上の任意の有効なディレクトリのパスを入力できます
64 ビット — Web Server の 64 ビットサポートを有効化/無効化します。デフォルトは「無効」です。
サーバーユーザー — サーバーが UNIX ベースのシステム上で実行されている場合、サーバープロセスに対する有効なユーザー名を入力します。例: root。
このウィザードページでは、新しい構成の HTTP リスナーのプロパティーを設定できます。
このウィザードページで設定するパラメータは、次のとおりです。
ポート— 構成がバインドし、要求を待機するポート番号。
IP アドレス — ホストマシンの IP アドレス。利用可能なすべての IP アドレスを設定するには、* を入力します。
このウィザードページでは、Java/CGI と SHTML に関するプロパティーを構成できます。
このウィザードページで設定するパラメータは、次のとおりです。
Java — 「有効」。Java はデフォルトで有効になっています。警告: この構成を使って Java ベースの Web アプリケーションを配備する必要がある場合には、Java を無効にしないでください。Java SE ディレクトリのホームを設定します。デフォルト値は、バンドルされた Java SE のディレクトリを指しているディレクトリです。デフォルトの Java SE ディレクトリを選択することも、新しいパスを指定することもできます。
Web Server インスタンスが Java Web アプリケーションを一切提供していない場合、 disable-java CLI コマンドまたは、管理コンソールを使用して Java を無効にできます。たとえば、FastCGI および逆プロキシプラグインは Java 以外のアプリケーションです。Java を無効にすると、Web Server インスタンスのメモリー使用量が減少します。デフォルトでは、インスタンスは Java に対応しています。
Java の無効化の詳細については、CLI リファレンスの disable-java(1) および enable-java(1) を参照してください。
CGI — 「なし」(CGI サポートを無効化する)、「有効なファイルタイプ」(CGI サポートを有効化する)、および「ディレクトリ」(CGI ドキュメントの格納先となる URI とパスを指定する)。
SHTML — SHTML はデフォルトで無効になっています。
この節では、以前に配備した構成を復元する方法について説明します。
復元できるのは、最近の 7 つの構成だけです。
「構成」タブをクリックします。
「一般」>「復元」サブタブをクリックします。
構成のバックアップリストから構成を選択します。
「復元」ボタンをクリックします。
「管理コンソール」ページの右上にある「配備保留中」リンクをクリックして構成を復元します。
新しいポップアップウィンドウが表示されます。
「配備」ボタンをクリックします。
このウィザードページでは、新しい構成のインスタンスを作成できます。
このウィザードページで設定するパラメータは、次のとおりです。
構成 — 新しい構成の名前。
ノードの選択 — 新しい構成のインスタンスを作成するためのノードを選択します。選択可能なリストからノードを選択し、「追加」または「すべてを追加」ボタンをクリックしてノードを追加します。
CLI の使用
CLI 経由で構成を作成するには、次のコマンドを実行します。
wadm> create-config --doc-root=[DOCROOT] --jdk-home=[JAVAHOME] --server-user=[SERVERUSER] [--document-root=serverdocroot] [--platform=32|64] --http-port=port --server-name=servername CONFIGNAME |
config1 は新しい構成の名前です。
CLI リファレンスの create-config(1) を参照してください。
サーバー構成をコピーして新しい構成を作成できます。新しくコピーされた構成は既存の構成と同一です。ただし、コピー元の構成がインスタンスを持っていたとしても、新しい構成はインスタンスを持ちません。
構成を複製するには、次のタスクを実行します。
「構成」タブをクリックします。
リストから構成を選択します。
「複製」ボタンをクリックします。
ポップアップウィンドウで新しい構成の名前を入力し、「了解」をクリックします。
CLI の使用
CLI 経由でこのアクションを実行するには、次のコマンドを実行します。
wadm> copy-config --user=admin --password-file=admin.pwd --host=serverhost --port=8989 --config=config1 copyconfig1 |
copyconfig1 は新しい構成の名前です。
CLI リファレンスの copy-config(1) を参照してください。
構成をノードに配備するには、まず構成を作成する必要があります。
既存の構成を配備するには、次のタスクを実行します。
「構成」タブをクリックします。
構成のチェックボックスを選択することで構成を特定します。
「配備」ボタンをクリックします。
新しいウィンドウが表示されるので、「配備」ボタンをクリックして構成を配備します。
ある構成のインスタンスがノードに配備されている場合、その構成を削除することはできません。配備済みのインスタンスが停止中であっても、そのサーバー構成を削除することはできません。構成を削除するには、稼働中のインスタンスを停止し、その配備を取り消します。
構成を削除するには、次のタスクを実行します。
「構成」タブをクリックします。
構成のチェックボックスを選択することで構成を特定します。
「削除」ボタンをクリックします。
新しいウィンドウが表示されるので、「了解」ボタンをクリックして構成を削除します。
構成を手動で変更した場合はいつでも、次の方法で変更を管理サーバーに複製してください。
以前のバージョンの Web Server と同じ方法で、サーバーインスタンスの構成ファイルを手動で編集します (非推奨)。
管理サーバーを起動します。
変更を管理サーバーリポジトリに取り込むには、次のコマンドを実行します。
wadm> pull-config --user=admin --config=CONFIG_NAME |
構成によっては、操作には若干の時間がかかることがあります。
設定の編集には、管理コンソールまたは wadm CLI を常に使用します。pull-config を呼び出すと、<instance_dir>/config ディレクトリの内容だけが Web Server から構成ストアに取り込まれます。