次の表に、Web Server のコアにおける既知の問題の一覧を示します。
表 5 コアにおける既知の問題
バグ ID |
説明 |
---|---|
6296993 |
ある obj.conf 指令の実行時にエラーが発生した場合、問題の指令が見つかった場所のファイル名と行番号がログに記録されない。 |
6365160 |
データ型の制約違反のために server.xml のスキーマ検証が失敗したときに、要素の一連の有効な値を説明しないエラーメッセージが表示される。 |
6378940 |
どの HTTP ヘッダー解析エラーにも、クライアント IP とエラーの説明が記録されない。 |
6470552 |
set-variable SAF が定義済みの変数を設定できなかった。 |
6486480 |
<replacement>false</replacement> を指定すると、service-nsfc-dump のエントリヒット数が 0 になる。 server.xml ファイル内で <replacement>false</replacement> を指定すると、service-nsfc-dump 出力のエントリヒット数が 0 と表示されます。ただし、キャッシュヒット数は正しく表示されます。 |
6489220 |
サーバーが、$$ 文字定数を含む非補間文字列を挿入文字列として扱う。 あるパラメータ値に $$ escape が含まれている場合、サーバーは、そのパラメータブロックの PblockModel を構築します。$$ は定数なので、これは不要です。 |
6641109 |
NFS マウントされた docroot ディレクトリを使って設定された Web Server がクラッシュする NFS を使用していて MediumFileSizeLimit>0 の場合に NFS ファイルが削除または置換されると、Web Server がクラッシュします。したがって、ドキュメントルートが NFS 上にマウントされている場合は、MediumFileSizeLimit>0 を使用しないようにしてください。 回避方法 NFS クライアントのように、Web Server のドキュメントが NFS マウント上に存在している場合には、nsfc.conf 内で MediumFileSizeLimit を 0 に設定します。 |