この節では、以下のトピックを含む Web Server 7.0.9 のハードウェアとソフトウェアの要件について、以下のトピックにわたって説明します。
Web Server 7.0.9 でサポートするオペレーティング環境およびハードウェアの全情報は、「Oracle iPlanet Web Server 7.0.9 動作保証一覧」に記載しています。これは、「Oracle Fusion ミドルウェアでサポートするシステム構成」のページにあります。
システム仮想化とは、複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスが共有ハードウェア上で独立して動作することを可能にするテクノロジのことです。機能的には、仮想化環境内でホストされている OS に配備されたソフトウェアは通常、背後のプラットフォームが仮想化されていることに気づきません。Oracle では、適切に設定された適切なサイズの仮想化環境上で、仮想化されていないシステム上の場合と同様に 製品が機能することを確認できるよう、選択したシステム仮想化と OS の組み合わせについて Oracle 製品のテストを実行しています。
仮想化環境での Oracle 製品に対する Oracle サポートの詳細については、「Oracle Fusion ミドルウェアでサポートする仮想化テクノロジー」を参照してください。
適用可能な最新のパッチでオペレーティングシステムを更新します。次の各節では必須パッチを一覧表示します。
Solaris 9 または 10 オペレーティングシステムの x86 ユーザーまたは SPARC ユーザーは、最新のパッチクラスタをインストールするようにしてください。このパッチクラスタは、http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchpage Web サイトの「推奨 & セキュリティパッチ」で利用可能になっています。
32 ビット Solaris (SPARC) プラットフォームの場合、次の節で列挙されているパッチに加えて、SUNWlibC パッケージと SUNWlibCx パッケージをインストールしてください。
Web Server 7.0 インストーラは、必須パッチがマシンにインストールされているか判定します。それらのパッチがなかった場合、インストールは失敗します。サポートされたプラットフォーム上に Web Server 7.0 を正常にインストールして、正しく機能させるには、次の各パッチが必要です。
http://sunsolve.sun.com で入手可能なパッチが「古くなっている」場合、最新版には最新のバグ修正と製品の機能拡張が含まれているので、それらのパッチの最新版をダウンロードします。
マシンにインストールされている Solaris オペレーティングシステムのバージョンを確認するには、/etc/release ファイルを参照します。
/etc/release ファイルには、Solaris オペレーティングシステムのバージョン情報が次の形式で含まれています。
Solaris 10 6/06 s10x_u2wos_08 X86 Copyright 2006 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved. Use is subject to license terms. Assembled 02 May 2006 |
Solaris 9 9/05
112970-12
111711-26 — C++ 用の共有ライブラリパッチ (32 ビット版の Web Server 向け)
111712-26 — C++ 用の共有ライブラリパッチ (64 ビット版の Web Server 向け)
112963–34
111722–05
112233–12
Solaris 9 9/05
114354-11
117172-17 — カーネルパッチ
111713-23 — C++ 用の共有ライブラリパッチ
113986–28
111728–04
117172–17
64 ビット版の Web Server の場合、# pkginfo SUNWlxml コマンドを実行して、SUNWlxml パッケージがインストールされているかどうかをチェックする必要があります。このコマンドを実行すると、次のような出力が生成されます。
system SUNWlxml The XML library |
このパッケージは、最低レベルのインストール METACLUSTER=SUNWCmreq, NAME=Minimal Core System Support を選択した場合でも、常に Solaris 10 の標準インストールでインストールされます。
このパッケージが不要な場合は、pkgrm コマンドを使用してパッケージを削除するか、このパッケージが含まれない JumpStart イメージを使用してください。
SPARC
119963-20 — C++ 用の共有ライブラリパッチ
x86
119964-20 — C++ 用の共有ライブラリパッチ
互換性のない一部のパッチは、Web Server の起動に影響を与え、サーバーが要求に応答しない結果を招く恐れがあります。次の表に、そのようなパッチの一覧を示します。互換性のないパッチがマシンにインストールされている場合は、そのパッチを互換性のある推奨パッチに更新します。
表 1 互換性のないパッチのリスト
オペレーティングシステム |
互換性のないパッチ |
互換性のある推奨パッチ |
---|---|---|
Solaris 9 SPARC |
112963-22 (リンカーパッチ) 112963-23 (リンカーパッチ) 112963-24 (リンカーパッチ) |
112963-25 (リンカーパッチ) |
Solaris 9 x86 |
113986-18 (リンカーパッチ) 113986-19 (リンカーパッチ) 113986-20 (リンカーパッチ) |
113986-21 (リンカーパッチ) |
5300-08-01-0819 以上
6100-00-04-0815 以上
Web Server 7.0.9 でサポートされる Web ブラウザの全情報は、「Oracle iPlanet Web Server 7.0.9 動作保証一覧」に記載されています。これは、「Oracle Fusion ミドルウェアでサポートするシステム構成」のページにあります。
非推奨のオペレーティングシステムのバージョン。iPlanet Web Server 7.0.9 のリリース時点で、次のオペレーティングシステムのバージョンが非推奨になっています。
Microsoft Window Server 2003 Enterprise Edition, Service Pack 2 |
Solaris 9 Update 8 x86 (32 ビット) |
Solaris 9 Update 9 SPARC (32 および 64 ビット) |
iPlanet Web Server の今後のリリースでは、これらのオペレーティングシステムは動作保証対象外になります。
動作保証対象外のオペレーティングシステムのバージョン。iPlanet Web Server 7.0.9 のリリース時点で、次のオペレーティングシステムのバージョンが動作保証対象外になっています。
HP-UX 11.11 |
Microsoft Windows 2000 Server および Windows 2000 Advanced Server |
Microsoft Windows XP |
Novell SUSE Linux Enterprise Server 9 |
OpenSolaris |
Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 3 |
Solaris 8 |
非推奨の Web ブラウザのバージョン。iPlanet Web Server 7.0.9 のリリース時点で、次の Web ブラウザのバージョンが非推奨になっています。
Firefox 2 |
Microsoft Internet Explorer 6 |
Mozilla (全バージョン) |
iPlanet Web Server の今後のリリースでは、これらの Web ブラウザのバージョンはサポート対象外になります。