Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 - 9.1 Update 2 リリースノート

管理

ここでは、管理上の既知の問題とその解決方法を示します。

domain1 が存在しない場合、package-appclient スクリプトが動作しない。(6171458)

説明

デフォルトでは、as-install/lib/package-appclient.xml に、asenv.conf から参照される domain1AS_ACC_CONFIG 変数の値がハードコードされています。domain1 を削除して新たなドメインを作成した場合、AS_ACC_CONFIG 変数は新たなドメイン名で更新されません。その結果、package-appclient スクリプトの処理が失敗します。

解決方法

次のいずれかの操作を行います。

  1. domain1 はそのままにしておき、その前後に別のドメインを作成します。

  2. domain1 を削除し、as-install/lib/package-appclient.xmldomain1 用にハードコードされた値を、新たなドメイン名で置き換えます。

domain1 がない場合、新たなドメインが作成されるたびにこれを行う必要があります。

JMX エージェントを追加した Application Server の起動はサポートされていない (6200011)

説明

Application Server では、J2SE 1.4.x または 5.0 以降を設定できます。J2SE 5.0 プラットフォームの重要な特徴は、JMX エージェントを起動できることです。サーバーの起動時にシステムプロパティーを明示的に設定すると、JMX エージェントがアクティブになります。

次に例を示します。


name="com.sun.management.jmxremote" value="true"
name="com.sun.management.jmxremote.port" value="9999"
name="com.sun.management.jmxremote.authenticate" value="false"
name="com.sun.management.jmxremote.ssl" value="false"

JMX プロパティーを設定してからサーバーを起動すると、Application Server VM 内に新たな jmx-connector サーバーが起動します。この場合は、望ましくない副作用の 1 つとして、管理機能が悪影響を受け、Application Server の管理コンソールやコマンド行インタフェースで予期しない結果が発生することがあります。問題は、組み込みの jmx-connector サーバーと新たな jmx-connector サーバーとの間で衝突が発生することにあります。

解決方法

jconsole または何らかの JMX 互換クライアントを使用する場合には、Application Server とともに起動する標準の JMX コネクタサーバーを再利用することを検討してください。

サーバーの起動時に、次に示すような行が server.log に作成されます。ここで指定されている JMXService の URL に接続し、資格を正常に指定したあと、同様の管理および設定操作を実行することができます。次に例を示します。


[#|2004-11-24T17:49:08.203-0800|INFO|sun-appserver-ee8.1| javax.enterprise.system.tools.admin|_ThreadID=
10;|ADM1501: Here is the JMXServiceURL for the JMXConnectorServer: [service:jmx:rmi:///jndi/rmi://hostnam
e:8686/management/ rmi-jmx-connector]. This is where the remote administrative clients should connect us
ing the JSR 160 JMX Connectors.|#]

詳細については、『Sun Java System Application Server 9.1 管理ガイド』を参照してください。

どの Web サービスのエンドポイント URL を使用しても、ロードバランサの設定ファイルが作成されない (6236544、6275436)

説明

Web サービスの URL をエクスポートする EJB モジュールを含むアプリケーションを使用してロードバランサを設定しても、作成された loadbalancer.xml ファイルに、その Web サービスのコンテキストルートが存在しません。

解決方法

  1. loadbalancer.xml ファイルを編集して、作成されなかった Web モジュールを次のように追加します。


    <web-module context-root="context-root-name"
    disable-timeout-in-minutes="30" enabled="true"/>
  2. context-root-name 値を、EJB として公開された Web サービスのコンテキストルート名に置き換えます。

sun-appserv-admin を使用して Application Server を再起動すると、LoginException エラーが発生する (6288893)

解決方法

  1. 既存の as-install/bin/asant スクリプトの名前を asant.bak に変更します。

  2. as-install/lib/install/templates/ee (SE/EE バージョンの場合) にある asant.template ファイルを as-install/bin/ ディレクトリにコピーし、このファイルの名前を asant に変更します。

  3. 新しくコピーされた as-install/bin/asant スクリプトを編集して、%CONFIG_HOME% トークンを as-install/config に置き換えます。

  4. 元の asant.bak ファイルに対して行なった手作業の変更がある場合は、それを新しい asant スクリプトに結合します。

Application Server のマニュアルに .asadmintruststore ファイルが記述されていない (6315957)

説明

Application Server のマニュアルに .asadmintruststore ファイルが記述されていない。このファイルがサーバー管理者の home ディレクトリに存在しないと、そのサーバー上にホストされている特定のアプリケーションをアップグレードしたときに重大なバグが発生する場合があります。

解決方法

JMS ブローカに到達するまでにタイムアウトになるため、クラスタ化されたインスタンスが起動できない (6523663)

説明

Application Server クラスタインスタンスのデフォルト MQ 統合モードは LOCAL です。Application Server がインストールされている場所の PATH が長い、つまり短くない場合、クラスタインスタンス起動時に imqbrokerscv.exe で障害が発生します。imqbrokersvc のメモリー割り当てに問題があります。

解決方法

クラスタインスタンスの JMS サービスタイプを、デフォルトの LOCAL から REMOTE に変更する必要があります。この設定では、すべてのインスタンスは DAS ブローカを指します。次の手順に従って、REMOTE モードでクラスタを設定してください。


注 –

REMOTE モード使用時には、すべてのインスタンスが 1 つのブローカ (DAS) を使用しているため、Application Server クラスタが起動してもブローカクラスタは作成されません。詳細については、http://www.glassfishwiki.org/gfwiki/attach/OnePagersOrFunctionalSpecs/as-mq-integration-gfv2.txt にある One Pager の 4.1 節、iii 項「Auto-clustering」を参照してください。それによると、上記の機能は将来使用できなくなります。


Procedureコマンド行の使用

始める前に

ご使用の環境に合わせて、ポートおよびパスワードファイルを変更してください。次に示す手順では、クラスタ名が racluster、DAS 管理ポートが 5858、および DAS JMS ポートが 7676 になっています。

  1. JMS タイプを REMOTE に変更して、クラスタ設定を変更します。


    as-install/bin/asadmin.bat set --port 5858 --user admin --passwordfile \
    as-install/bin/password_file racluster.jms-service.type=REMOTE
  2. DAS JMS ホストに対応する JMS ホストを作成します。


    as-install/bin/asadmin.bat create-jms-host --port 5858 --user admin --passwordfile \
    as-install/bin/password_file --target racluster --mqhost localhost --mqport 7676 \
    --mquser admin --mqpassword admin dashost
  3. デフォルトの JMS ホストが前のステップで作成した DAS JMS ホストになるように設定します。


    as-install/bin/asadmin.bat set --port 5858 --user admin --passwordfile \
    as-install/bin/password_file racluster.jms-service.default-jms-host=dashost

Procedure管理 GUI の使用

  1. 「設定」->「cluster-name-config」->「Java メッセージサービス」->「JMS ホスト」の順に移動します。

  2. 新規」をクリックして新規 JMS ホストを作成し、dashost という名前を付けます。

  3. DAS の JMS サービスに対応する設定を入力します。デフォルト設定は次のとおりです。

    • ホスト名: localhost

    • ポート: 7676

    • 管理者ユーザー: admin

    • パスワード: admin

    これらの設定をご使用の DAS JMS サービスに適した値に変更してください。

  4. 「Java メッセージサービス」タブに戻って、JMS サービスタイプを REMOTE に変更します (デフォルトは LOCAL)。

  5. default-jms-host ドロップダウンリストから dashost を選択します。

  6. 変更を保存してから、ノードエージェントまたはクラスタを起動します。

Netscape 8.1.3、Mozilla 1.7、および Safari 2.0.4 ブラウザで jmaki チャートが表示できない (6543014)

説明

「ログ統計の監視」ページから一部のサポートされていないブラウザを使用してチャートを表示しようとすると、次のエラーがスローされます。


Error loading jmaki.widgets.jmaki.charting.line.Widget : id=form1:jmaki_chart11 Script: http://easqelx5.
red.iplanet.com:4848/resources/jmaki/charting/ \ line/component.js (line:5437). Message: area.initialize 
is not a function

解決方法

サポートされているブラウザを使用します。Application Server 9.1 Update 1 でサポートされているブラウザについては、「ブラウザ」を参照してください。

AS のメジャーリリースのたびに、デフォルトポートが変わっている (6566481)

説明

Application Server の過去 3 回のメジャーリリースのたびに、デフォルト管理ポートが変わっていました。具体的には、7.x、8. x、および 9.x のデフォルト管理ポートは次のようになっていました。

解決方法

これはバグではありませんが、このことに注意してください。デフォルト管理ポートは推奨値に過ぎません。今後の Application Server リリースでは、デフォルトに 4848 ポートが継続して使用されます。

AIX でカスタムマスターパスワードを使用すると create-domain コマンドが失敗する (6628170)

説明

AIX オペレーティングシステムで、カスタムマスターパスワードを使用してドメインを作成しようとすると、次のエラーが発生して失敗します。


keytool error (likely untranslated): java.lang.NullPointerException
 Enter keystore password:  New keystore password:

Procedure解決方法: (AIX) カスタムマスターパスワードを使用してドメインを作成する


注 –

次に示す手順では、各手順に必須のオプションのみ指定されています。コマンドにそれ以外のオプションを必要とする場合は、それらのオプションをコマンドに指定してください。Application Server コマンドの詳細については、『Sun Java System Application Server 9.1 Update 1-9.1 Update 2 Reference Manual 』を参照してください。


  1. 次のコード行を含むシェルスクリプトを作成します。

    #!/bin/sh
    changeKeystorePass() {
      keytool -storepasswd -keystore ${KEYSTORE} -storepass ${OLD} -new ${NEW}
    }
    changeTruststorePass() {
      keytool -storepasswd -keystore ${TRUSTSTORE} -storepass ${OLD} -new ${NEW}
    }
    changeKeyPass() {
      keytool -keypasswd -alias s1as -keystore ${KEYSTORE} -storepass ${NEW} -keypass ${OLD} -new ${NEW}
    }
    changeDomainPasswordEntry() {
      keytool -storepasswd -storetype JCEKS -keystore ${DOMAINPASSWORDS} -storepass ${OLD} -new ${NEW}
    }
    deleteMasterPasswordFile() {
      if [ -f ${DOMAIN_PATH}/master-password ] ; then
        echo Deleting ${DOMAIN_PATH}/master-password
        rm -f ${DOMAIN_PATH}/master-password
      fi
    }
    DOMAIN_PATH=$1
    OLD=$2
    NEW=$3
    if [ $# != 3 ] ; then
      echo Usage: $0 domain-path old-master-pass new-master-pass
      exit 1
    fi
    echo Processing ...
    if [ ! -f ${DOMAIN_PATH}/config/domain.xml ] ; then
      echo "Domain with folder ${DOMAIN_PATH} does not exist, create it first"
      exit 2
    else
      KEYSTORE=${DOMAIN_PATH}/config/keystore.jks
      TRUSTSTORE=${DOMAIN_PATH}/config/cacerts.jks
      DOMAINPASSWORDS=${DOMAIN_PATH}/config/domain-passwords
      changeKeystorePass
      changeTruststorePass
      changeKeyPass
      changeDomainPasswordEntry
      deleteMasterPasswordFile
    fi
  2. デフォルトのマスターパスワードを指定して、ドメインを作成します。


    aadmin create-domain {--adminport aminportno|--portbase portbase} domain-name
    管理ユーザー名を入力してください>admin-user
    管理パスワードを入力してください>admin-user-password
    新しい管理パスワードをもう一度入力してください>admin-user-password
    マスターパスワードを入力してください [デフォルトを使用する場合は Enter キー]:>
    マスターパスワードを再度入力してください [デフォルトを使用する場合は Enter キー]:>

    デフォルトのマスターパスワードは changeit です。

  3. 作成したドメインのマスターパスワードを変更します。

    マスターパスワードを変更するには、手順 1 で作成したスクリプトを実行します。


    script-name domain-path old-password new-password
    
  4. 手順 2 で作成したドメインを起動します。


    asadmin start-domain domain-name
    

    ドメインにはカスタムマスターパスワードが設定されているため、マスターパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

  5. プロンプトに応じて、新しいマスターパスワードを入力します。

  6. クラスタをサポートするように設定されているドメインの場合、ノードエージェントを作成して起動します。

    1. 手順 2 で作成したドメインにノードエージェントを作成します。


      asadmin create-node-agent --port portno --user admin-user
      
    2. 手順 a で作成したノードエージェントを起動します。


      asadmin start-node-agent
      

      ドメインにはカスタムマスターパスワードが設定されているため、マスターパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

    3. プロンプトに応じて、新しいマスターパスワードを入力します。

参照

次の Application Server マニュアルページ

AIX: 0403-027 パラメータリストが長すぎる (6625591)

説明

AIX オペレーティングシステムで、一部の OS に関連する操作で次のエラーが発生して失敗します。


0403-027 The parameter list is too long

OS に関連する操作の例としては、アプリケーションの配備やアプリケーションクライアントコンテナの実行などがあります。

通常、この問題は CLASSPATH 環境変数のファイルパスが長いために発生します。

解決方法

次の解決方法のいずれかを使用します。

Procedure(AIX) コマンド行の最大長を増加する

ncargs 属性によって、環境変数を含むコマンド行の最大長を決定します。AIX オペレーションシステムでは、ncargs 属性のデフォルト値は 4 ブロック (4K バイト単位) です。Application Server コマンドがコマンド行の最大長を超えないようにするには、この値を 16 ブロック (4K バイト単位) に増加します。


注 –

ncargs 属性の値を変更しても、デーモンの再起動やリフレッシュは不要です。


  1. ncargs 属性の値を確認します。


    lsattr -EH -l sys0 | grep ncargs
    
  2. ncargs 属性の値が 16 ブロック (4K バイト単位) よりも小さい場合、値を 16 に増加します。


    chdev -l sys0 -a ncargs=16