Sun JavaTM System Application Server 製品は、Java EE アプリケーションおよび Java Web サービスの開発と配備のための Java EE 5 プラットフォーム互換サーバーです。このサーバーの業務用の使用は無償です。Sun Java System Application Server は開発、配備、および再頒布の用途に無償で使用できます。再頒布目的での使用を検討されているお客様は、再頒布ライセンスについて Sun OEM 営業担当までお問い合わせください。
Sun Java System Application Server 製品は、J2EE アプリケーションと Web サービスの構築と管理の作業を大幅に簡略化します。ソフトウェア障害やハードウェア障害が発生した場合にも稼働を続けられるスケーラブルなサービスなので、優れたパフォーマンス、クラスタリング、および高可用性を実現する機能を提供します。Application Server を使用して Web サービスを開発すれば、開発プロセスが単純になるだけでなく、独自の方法で柔軟に進化させることもできます。
このリリースノートには、Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 および 9.1 Update 2 のリリース時点で入手できる重要な情報が含まれています。拡張機能、既知の問題、およびその他の最新の情報が記載されています。Application Server 9.1 Update 1 または 9.1 Update 2 をご使用になる前に、このリリースノートをお読みください。
このリリースノートの最新版は、Sun Java System Application Server ドキュメント Web サイトから入手できます。ソフトウェアをインストールおよび設定する前だけでなく、それ以降も定期的にこの Web サイトをチェックして、最新のリリースノートと製品マニュアルを確認してください。
このマニュアル内で参照している第三者の URL は、追加の関連情報を提供します。
このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを通じて利用可能な、コンテンツ、広告、製品、その他の素材について、Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを経由して利用可能な、コンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。
ここでは、Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 製品の初版リリース以降に各リリースノートで加えられた変更点を示します。
表 1–1 リリースノート改訂履歴
改訂日付 |
説明 |
---|---|
2007 年 12 月 |
Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 製品の FCS リリース。 |
2008 年 2 月 |
Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 製品の Ubuntu Linux FCS リリース。 |
2008 年 4 月 |
Sun Java System Application Server 9.1 Update 2 製品のリリース。 |
2008 年 6 月 |
Sun Java Web Server のサポートを 6.1、7.0 に変更 「システムの仮想化のサポート」の節を追加。 |
Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 マニュアルセットに記載されているパス変数について、Ubuntu Linux オペレーティングシステムでのデフォルト値は次のとおりです。
as-install の場所は /usr/share/glassfishv2
domain-root-dir の場所は /var/lib/glassfishv2/domains
domain-dir は domain-root-dir 配下のドメインディレクトリ (ほかのオペレーティングシステムと同様)
instance-dir は domain-dir 配下のサーバーインスタンスディレクトリ (ほかのオペレーティングシステムと同様)
デフォルトでは、/usr/bin/asadmin コマンドによって user-home-directory/glassfishv2/domains ディレクトリ内にドメインが作成されます。詳細については、asadmin(1) マニュアルページを参照してください。
このメディアの出版以降にリリースされたアクセシビリティー機能を入手するには、米国リハビリテーション法 508 条に関する製品評価資料を Sun に請求し、その内容を確認して、どのバージョンが、アクセシビリティーに対応したソリューションを配備するためにもっとも適しているかを特定してください。最新バージョンのアプリケーションは、次のサイトで入手できます。http://sun.com/software/javaenterprisesystem/get.html
アクセシビリティー機能に対する Sun のコミットメントについては、http://sun.com/access を参照してください。
マニュアル名 |
説明 |
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『Documentation Center』 |
タスクや主題ごとに整理された Application Server のマニュアルのトピック。 |
『リリースノート』 |
ソフトウェアとマニュアルに関する最新情報。サポートされているハードウェア、オペレーティングシステム、Java Development Kit ( JDKTM)、およびデータベースドライバの包括的な表ベースの概要を含みます。 |
『クイックスタートガイド』 |
Application Server 製品の使用を開始するための手順。 |
『インストールガイド』 |
ソフトウェアとそのコンポーネントのインストール。 |
『配備計画ガイド』 |
最適な方法で確実に Application Server を導入するための、システムニーズや企業ニーズの分析。サーバーを配備する際に注意すべき一般的な問題や懸案事項についても説明しています。 |
『アプリケーション配備ガイド』 |
アプリケーションおよびアプリケーション コンポーネントの Application Server への配備。配備記述子に関する情報を含みます。 |
『開発者ガイド』 |
Application Server 上で動作することを目的とし、Java EE コンポーネントおよび API のオープン Java スタンダードモデルに準拠した、Java 2 Platform, Enterprise Edition (Java EE プラットフォーム) アプリケーションの作成と実装。開発者ツール、セキュリティー、デバッグ、ライフサイクルモジュールの作成に関する情報を含みます。 |
『Java EE 5 Tutorial』 |
Java EE 5 プラットフォームテクノロジと API を使用した Java EE アプリケーションの開発。 |
『Java WSIT Tutorial』 |
Web サービス相互運用性テクノロジ (WSIT) を使用した Web アプリケーションの開発。WSIT テクノロジを使用する方法、時期、および理由と、各テクノロジがサポートする機能およびオプションについて説明します。 |
『管理ガイド』 |
設定、監視、セキュリティー、資源管理、および Web サービス管理を含む Application Server のシステム管理。 |
『高可用性 (HA) 管理ガイド』 |
高可用性データベースのための、インストール後の設定と管理に関する解説。 |
『Administration Reference』 |
Application Server 設定ファイル domain.xml の編集。 |
『アップグレードと移行』 |
旧バージョンの Application Server からのアップグレード、または競合するアプリケーションサーバーからの Java EE アプリケーションの移行。このガイドでは、直前の製品リリースとの違いと、製品仕様との互換性がなくなる可能性のある設定オプションについても説明します。 |
『パフォーマンスチューニングガイド』 |
パフォーマンスを向上させるための Application Server の調整。 |
『トラブルシューティングガイド』 |
Application Server の問題の解決。 |
『Error Message Reference』 |
Application Server のエラーメッセージの解決。 |
『Reference Manual』 |
Application Server で使用できるユーティリティーコマンド。マニュアルページのスタイルで記述されています。asadmin コマンド行インタフェースも含みます。 |
Sun Java System Application Server で問題が発生した場合は、次のいずれかの方法でカスタマーサポートにお問い合わせください。
フィードバック送信フォーム — Application Server 製品についてのフィードバックを送信するためのフォームです。
GlassFish メーリングリスト — いろいろな話題とフィードバックのためのさまざまな GlassFish コミュニティーメーリングリストがあります。
Java Developer Connection のバグデータベース — バグを閲覧または報告するには、この URL にある Java Developer Connection Bug Parade をご利用ください。
Java Technology Forums — Java のテクノロジとプログラミング技法に関する知識と疑問を共有するための対話型掲示板です。Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 製品について議論するには、ここの Java EE 5 SDK フォーラムをご利用ください。
Sun Software Support Services — Knowledge Base、オンラインサポートセンター、および Product Tracker、さらには保守プログラムやサポートに関する問い合わせ番号へのリンクが記載されています。
保守契約を結んでいるお客様の場合は、専用ダイヤルをご利用ください。
最善の問題解決のため、サポートに連絡する際には次の情報をご用意ください。
問題が発生した状況および操作への影響などの、問題の具体的説明
マシン機種、OS バージョン、および製品のバージョン (問題に関係するパッチおよびその他のソフトウェアを含む)
問題を再現するための具体的な手順の説明
エラーログまたはコアダンプ
弊社では、マニュアルの改善に努めており、お客様からのコメントおよびご忠告をお受けしております。
http://docs.sun.com にアクセスして「コメントの送信」をクリックしてください。このオンラインフォームでは、マニュアルのタイトルと Part No. もご記入ください。Part No. は、マニュアルのタイトルページか先頭に記述されている 7 桁または 9 桁の番号です。たとえば、このリリースノートの場合、タイトルは『Sun Java System Application Server 9.1 Update 1 リリースノート』、Part No. は 820-3956 です。
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