Sun Java System Application Server 9.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

SSL モードでの Web Server 7 用ロードバランサの設定

  1. 次のコマンドを使用して、Web Server の管理サーバーを起動します。

    webserver-install-dir/admin_server/bin/startserv
  2. 次の手順の説明に従って、HTTPS リスナーを作成します。HTTP リスナーがすでに存在する場合は、次の手順を省略して、「Sun Java System Web Server 7 用の DAS 証明書をエクスポートおよびインポートする」に進むことができます。

    1. Web Server の管理コンソールにログインします。

    2. デフォルト構成を選択します。通常は、デフォルトの構成名はホスト名と同じです。「共通操作」ページからこれを行うには、「構成を選択」リストから構成を選択して「構成を編集」をクリックします。「構成」ページを開き、「構成」テーブル内のデフォルト構成名をクリックする方法もあります。

    3. 「共通操作」ページにいる場合は、「サーバー証明書の要求」をクリックします。「構成」ページにいる場合は、「証明書」ページを開き、「サーバー証明書」テーブルから「要求」ボタンをクリックします。これは、このデフォルト構成に対する自己署名付きサーバー証明書を作成するために必要です。

    4. 「サーバー証明書の要求」ウィンドウで、必要な詳細情報を指定します。

      この作業の間、「*サーバー名 (cn)」に指定する値が、Web サーバーがインストールされているマシンの完全指定ドメイン名 (FQDN) であることを確認してください。たとえば、ホスト名が machine1 でドメイン名が server.example.com である場合、FQDN は machine1.server.example.com になります。デフォルト値が用意されているすべての項目で、デフォルト値を選択します。

      次のコマンドを使用して、自己署名付き証明書を作成することもできます。コマンドは必ず 1 行で入力してください。

      webserver-install-dir/bin/wadm create-selfsigned-cert --user=
      admin-user --server-name=host-name 
      --nickname=ServerCert --token=internal --config=config-name
      
    5. 選択した構成のページに戻ります。

    6. 「HTTP リスナー」ページを開き、「新規」ボタンをクリックします。これは、SSL 対応の HTTP リスナーを作成するための手順です。

    7. 「新規 HTTP リスナー」ウィザードの質問に答える形で、詳細情報を指定します。サーバー名には必ず、前の手順で指定した FQDN を指定してください。「SSL」ボタンを選択し、以前に作成したサーバー証明書を「証明書」リストから選択します。たとえば、cert-machine1.server.example.com を選択します。

      次のコマンドを使用して HTTP リスナーを作成することもできます。各コマンドは必ず 1 行で入力してください。

      webserver-install-dir/bin/wadm create-http-listener 
      --user=admin-user --server-name=host-name 
      --default-virtual-server-name=default-virtual-server-name 
      --listener-port=8090 --config=config-name http-listener-ssl
      webserver-install-dir/bin/wadm set-ssl-prop 
      --user=admin-user --http-listener=http-listener-ssl 
      --config=config-name enabled=true server-cert-nickname=ServerCert
    8. 上記の手順をすべて実行すると、管理コンソールの右上隅に「配備保留中」という警告が表示されます。その警告をクリックし、指示に従って配備を完了します。この手順により、Web サーバーの管理サーバー内の構成ストアに対する変更が Web サーバーインスタンスにコピーされることが保証されます。