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Sun Java™ System Identity Manager 7.1 管理ガイド 

付録 D
Active Sync ウィザード


概要

7.0 より前のバージョンの Identity Manager では、アクティブな同期の作成および管理に Active Sync ウィザードを使用します。この付録では、サポートされているバージョンの Identity Manager での Active Sync ウィザードによるアクティブな同期のセットアップおよび管理について説明します。バージョン 7.0 以降では、同期の設定には同期ポリシーを使用します。


同期のセットアップ

Identity Manager リソースエリアにある「Active Sync ウィザード」を使用して、アクティブな同期をセットアップします。このウィザードは手順のさまざまなセットを示し、このセットによりリソース用のアクティブな同期が設定されます (手順は選択によって異なる)。

Active Sync ウィザードを起動するには、リソースリスト内のリソースを選択し、「リソースアクション」オプションリストから「Active Sync ウィザード」を選択します。

同期モード

「同期モード」ページでは、アクティブな同期の設定中に選択可能な設定オプションの範囲を指定できます。

次のいずれかのオプションを選択します。

「入力フォームの使用」 − アクティブな同期のセットアップ時に使用するモードを選択します。既存のフォームを使用するよう選択できますが、その場合このリソースの設定の選択が制限されます。代わりに、Active Sync ウィザードで生成したフォームを使用すると、設定の選択の完全なセットが提供されます。

「次へ」をクリックしてウィザードを続行します。「Active Sync の動作設定」ページが表示されます。

動作設定

このページでは、アクティブな同期の以下の項目を設定できます。

スタートアップ設定

次のオプションから Active Sync スタートアップの選択を行います。

ポーリング設定

ポーリング開始日と時刻を将来の日時に設定すると、指定した日時にポーリングが開始します。ポーリング開始日と時刻を過去の日時に設定すると、Identity Manager はこの情報とポーリング間隔に基づいて、いつポーリングを開始するかを決定します。次に例を示します。

この場合、リソースのポーリングは 2005 年 7 月 25 日 (次の月曜) に開始されます。

開始日または開始時刻を指定しない場合、ただちにリソースのポーリングが開始されます。この場合、アプリケーションサーバーを再起動するたびに、アクティブな同期を行うよう設定されたリソースすべてのポーリングが、ただちに開始されます。一般的には、開始日と開始時刻を設定します。

ポーリングの設定の選択を行います。

ログ設定

次のオプションから、ログ情報およびログレベルの設定の選択を行います。

数値を入力し、次に時間の単位 (日、時間、分、月、秒、または週) を選択します。デフォルトの単位は日です。

図 D-3 は「動作設定」ページの表示例です。

図 D-3 Active Sync ウィザード: 動作設定

Active Sync 動作設定を設定して、同期のスタートアップ、ポーリング、およびログを指定します。

「次へ」をクリックしてウィザードを続行します。「Active Sync の一般設定」ページが表示されます。

一般の Active Sync 設定

このページを使用して、一般的なアクティブな同期の設定パラメータを指定します。

リソース固有の設定

利用可能なリソース固有の設定は、リソースタイプによって異なります。たとえば LDAP リソースの場合、次の設定を適用できます。

標準値は、ループを防ぐため、このアダプタにより使用される管理者名です。エントリは、cn=Directory Manager の形式です。

共通の設定

「保存」または「次へ」をクリックして、リソースの一般設定の変更を保存します。

イベントタイプ

このページを使用して、Active Sync リソースに特定のタイプのイベントの変更が発生したかどうかを確認するメカニズムを設定します。

イベントについて

アクティブな同期イベントは、Active Sync リソースで発生した変更として定義されます。リソースごとにリストされたイベントタイプは、リソースのタイプおよび変更イベントに影響を受けるオブジェクトに応じて異なります。イベントタイプには、作成、削除、更新、無効化、有効化、および名前の変更があります。

イベントの無視

Active Sync イベントを無視するかどうかを決定するメカニズムを選択できます。次のオプションがあります。

イベントタイプを決定するためのオプションは次のとおりです。

「次へ」をクリックしてウィザードを続行します。「プロセスの選択」ページが表示されます。

プロセスの選択

このページを使用して、ユーザー画面がチェックされているときに特定の Active Sync イベントインスタンスまたは Active Sync イベントのタイプに対して実行するワークフローまたはプロセスを選択します。

プロセスモード

Active Sync イベントが発生したときに実行するワークフローまたはプロセスを決定する方法を次の 2 つのモードから選択します。

「次へ」をクリックしてウィザードを続行します。「ターゲットリソース」ページが表示されます。

ターゲットリソース

このページを使用して、このリソースと同期させるターゲットリソースを指定します。

図 D-6 Active Sync ウィザード: ターゲットリソース

ターゲットリソースをセットアップします。

  1. 1 つ以上のリソースを利用可能なリソースエリアから選択し、ターゲットリソースエリアへ移動します。
  2. 「次へ」をクリックして続行します。「ターゲット属性マッピング」ページが表示されます。

ターゲット属性マッピング

このページを使用して、それぞれのターゲットリソースに対するターゲット属性マッピングを定義します。

図 D-7 Active Sync ウィザード: ターゲット属性マッピング

「ターゲット属性マッピング」ページを使用して、それぞれのターゲットリソースに対するターゲット属性マッピングを定義します。

  1. オプションリストからターゲットリソースを選択します。ターゲット属性を追加する場合は、「マッピングの追加」をクリックします。
  2. それぞれのターゲット属性に対して、属性、タイプ、および属性値を選択します。
  3. 「適用先」の列では、マッピングを適用する 1 つ以上の操作 (作成、更新、または削除) を選択します。
  4. 各ターゲットリソースに対して選択を続けます。

リストから属性行を削除するには、行を選択して「マッピングの削除」をクリックします。

「保存」をクリックして、属性マッピングを保存し、リソースリストに戻ります。



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