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Sun Java Enterprise System 2003Q4 配備実例集: 評価のシナリオ  

第 5 章
Java Enterprise System サービスへのエンドユーザーアクセスの確認

この章は、第 4 章で作成したエンドユーザーアカウントが、インストールおよび設定した Java Enterprise System サービスにアクセスできることを確認する方法について説明します。これらのサービスには、サンプルポータルの Desktop、Messenger Express、および Calendar Express が含まれます。

この章で説明する内容は、次のとおりです。


Portal Server へのエンドユーザーアクセスの確認

Portal Server へのエンドユーザーアクセスを確認するには
  1. Web ブラウザで、次の URL を開きます。
  2. http://allinone.example.com:81/portal/


    ヒント

    使用しているホストおよびドメインに必ず置き換えてください。


    Portal Server のサンプルデスクトップが開きます。

  3. 「メンバーログイン」フィールドを使用して、第 4 章で作成したエンドユーザーとしてログインします。次の値を使用します。
    • ユーザー ID: scott
    • パスワード: password
    • 「ログイン」をクリックします。デスクトップが更新され、ユーザーに関する情報が表示されます。これにより、ユーザーが正常に作成および設定されたことが確認されます。


Messenger Express へのユーザーアクセスの確認

ここでは、Java Enterprise System エンドユーザーとして Messenger Express にログインし、電子メールを送信します。

Sun ONE Messenger Express は、Sun ONE Messaging Server インスタンスを作成および設定したときに選択した Java Enterprise System サービスです。Messaging Server Configurator Wizard の「Select Components to Configure」ページで選択しています。「Messaging Server インスタンスの作成」を参照してください。

Messenger Express へのエンドユーザーアクセスを確認するには
  1. Web ブラウザで、次の URL を開きます。
  2. http://allinone.example.com:88

    Sun ONE Messenger Express の「ログイン」ページが開きます。


    ヒント

    使用しているホストおよびドメインに必ず置き換えてください。


  3. Sun ONE Messenger Express の「ログイン」ページで、次の値を入力します。
    • ユーザー ID: scott
    • パスワード: password
    • 「ログイン」をクリックします。Messenger Express のメインウィンドウが開きます。表示は、図 5-1 のようになります。

      図 5-1 Sun ONE Messenger Express のメインウィンドウ
      画面例、メインウィンドウが、受信したメッセージの 1 行の要約を表示

  4. 「作成」ボタンをクリックします。
  5. 「メッセージの作成」ウィンドウが開きます。

  6. テストメッセージを作成します。
    1. 「差出人」フィールドに、scott@example.com を入力します。使用しているドメイン名に必ず置き換えてください。
    2. 「件名」フィールドに、「test」と入力します。
    3. 「送信」をクリックします。「メッセージの作成」ウィンドウが閉じます。
  7. メインウィンドウで、「メールの受信」アイコンをクリックします。メインウィンドウに、配信されたメールが表示されます。
    1. 件名の行をクリックし、メッセージウィンドウのテストメッセージを開きます。
    2. メッセージウィンドウを閉じます。
  8. Messenger Express のメインウィンドウの右上隅にある、「ログアウト」をクリックします。


Calendar Express へのユーザーアクセスの確認

Calendar Express へのエンドユーザーアクセスを確認するには
  1. Web ブラウザで、次の URL を開きます。
  2. http://allinone.example.com:89

    Sun ONE Calendar Express の「ログイン」ページが開きます。

  3. Sun ONE Calendar Express の「ログイン」ページで、次の値を入力します。
    • ユーザー ID: scott
    • パスワード: password
    • 「ログイン」をクリックします。Sun ONE Calendar Express のメインウィンドウが表示されます。表示は、図 5-2 のようになります。

      図 5-2 Sun ONE Calendar Express のメインウィンドウ
      画面例、メインウィンドウのデフォルトの表示を示す。 イベントまたはタスクはない

  4. 「新しいイベント」をクリックします。「イベントの編集」ウィンドウが開きます。
  5. 図 5-3 「イベントの編集」ウィンドウ
    画面例、「イベントの編集」ウィンドウ。 入力フィールドで、手順 4 で提示された値を表示する

  6. 「新しいイベント」ウィンドウで、イベントを定義するために次の値を入力します。
    • イベントのタイトル: Test Event
    • 日付: (今日の日付を入力)
    • 時刻: 午前 12:00 継続時間 1:00
    • プライバシー: 公開イベント
    • 開催場所: My Office
    • 詳細: This is my first event test
    • 「了解」をクリックします。

      「新しいイベント」ウィンドウが閉じ、Sun ONE Calendar Express のメインウィンドウに戻ります。

  7. 作成したイベントが、メインウィンドウに表示されていることを確認します。
  8. メインウィンドウの右上隅にある、「ログアウト」をクリックします。



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