Sun Studio 12: dbx コマンドによるデバッグ

同じオペレーティング環境でのコアファイルのデバッグ

コアファイルをデバッグするには、次のように入力します。


$ dbx program_name core

dbx がすでに起動していれば、debug コマンドを使用してコアファイルをデバッグすることもできます。


(dbx) debug -c core program_name

プログラム名として - を指定すると、dbx はコアファイルからプログラム名を抽出します。実行可能ファイルのフルパス名をコアファイルから抽出できない場合は、実行可能ファイルを特定できないことがあります。この場合は、dbx でコアファイルを読み込むときに、バイナリの完全なパス名を指定します。

コアファイルが現在のディレクトリに存在しない場合、パス名を指定できます (/tmp/core など)。

プログラムがコアをダンプしたときにどこで実行されていたかを確認するには、where コマンド (where コマンド」を参照) を使用してください。

コアファイルをデバッグする場合、変数と式を評価して、プログラムがクラッシュした時点での値を確認することもできますが、関数呼び出しを行なった式を評価することはできません。ステップ実行したりブレークポイントを設定することはできません。